Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ゼロックス杯マニアック分析

2014-02-23 15:00:22 | 他チーム
写真は国立競技場に来ていた川崎マスコット、ふろん太です。全チームのマスコットが来ていましたが、私が見つけたのはふろん太とパルちゃん(清水)だけでした。昨日の試合の私の観戦ポイントは、横浜FMの最終ラインの攻略法でした。

横浜FMは4バックで、広島の4-1-5なら5対4の数的優位ができそうですが、横浜FMは富沢と中町が時に最終ラインに入るなど守備的な役割を一手に引き受けて、前の中村俊輔が攻撃に専念できる環境を作っているのが強さの理由と思っています。

この日の横浜FMは、先日ネタにした後藤健生氏の本に従って最初の30秒に注目してみると、前からプレッシャーを掛ける積極策でした。最終ラインも高い位置に引かれており、コンパクトなサッカーで広島を圧倒しようとする、プレシーズンだからこそ理想のサッカーをする意図のように見えました。

天皇杯決勝では、横浜FMのミキッチに対するマーキングがうまく行って勝てましたが、この試合では広島が繰り出した手に横浜FMが対応できなかった印象です。その手が野津田の起用です。シャドーがゲームメークより縦に走る考え方は、最終ラインがベテランの横浜FM相手には有効な手に見えました。浦和なら李忠成をトップ下に置いて縦に走らせれば面白いと思いました。

広島の守備も、確かに無失点に抑えましたが、ストッパー一人を個人技で振り切れば決定機を作れます。斎藤学がドリブルで独走した場面が横浜FMの最大のチャンスで、結果的には藤本淳吾が外して得点にはなりませんでしたが、かなり決定的な形でした。

敗色濃厚になった横浜FMが、斎藤学にボールを集め始めたあたりは、横浜FMベンチも個人技に賭けようとする意図が現れていました。中村俊輔、藤本淳吾のところはボールが収まるので、1トップのキープ力を上げる課題をクリアできれば攻撃力が上がるでしょう。

また、広島では新加入の柴崎も機能していました。確実にプレーするボランチで、最終ラインをカバーする役割をしていました。ミスをしない安定感はACLを控える広島には大きな戦力でしょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アタッカーの人選(2/22広島対... | トップ | 戦術理解能力の高さ(内田篤人) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

他チーム」カテゴリの最新記事