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天皇杯決勝川崎対柏

2023-12-09 22:28:30 | 他チーム
頭痛を抱えながらだったので完全なレポートではないですが、今日の天皇杯決勝、川崎対柏はテレビ観戦でした。川崎は4-3-3、柏は4-4-2と戦術的には数が合わないところが出る試合で、どちらがその優位性を生かせるかの試合と予想していました。柏のダブルボランチの椎橋と高嶺が、川崎のインサイドハーフの脇坂と瀬古に付くと、アンカーの橘田が空くので、川崎としては橘田を使ってゲームを組み立てたいところです。

しかし、柏はそれをさせないような試合運びを見せてきました。柏の2トップ、細谷と山田に対して、川崎のCB2枚のパスコースを限定させて、橘田にボールを入れさせない守備をしてきました。これはカタールW杯の1次リーグで、イングランドのアンカーのライスに対して、アメリカの2トップがパスコースを限定させて消した展開に似ています。

また、柏のMFマテウス・サヴィオも、細谷と山田の特徴を理解して、グラウンダーの縦パス主体で相手DFラインの裏を狙う攻めを繰り返しました。これで川崎の守備は後ろに回される展開が続き、GKチョン・ソンリョンが何とか守ったものの、攻撃は外側から回すしかなくなって苦しみます。川崎が先に動いて、左FWの宮代とMFの瀬古を下げて瀬川と遠野を入れた鬼木監督の采配にそれは表れていました。

それでも、川崎も布陣を4-2-3-1に変更して、トップ下に家長を置いて流れを戻しますが、両チームともに決定打を欠き、試合は0-0のまま延長戦に入ることになります。延長戦になると、川崎はゴミス、柏は武藤というベテランストライカーを6人目の交代で投入して勝負に行きますが、柏は味方スルーパスに抜け出した細谷がGKチョン・ソンリョンに止められます。

ゴミスにもチャンスは来ました。右SB山根のクロスを頭で合わせて枠内に行く決定機がありましたが、これは柏GK松本がファインセーブでギリギリ止めて、試合は120分でも決着が着かずPK戦になります。PK戦は最初の3人が成功して、柏の4人目仙頭がポストに当てる失敗で川崎は決めれば勝ちという状況にしますが、5人目で登場したゴミスが松本に止められます。

最後は10人目までもつれ込み、GK同士が蹴る異例の展開でした。先に蹴ったチョン・ソンリョンが決めて、松本がチョン・ソンリョンに止められて、この死闘は辛くも川崎の勝利で決着しました。内容としては柏が良かった試合ですが、GKチョン・ソンリョンを中心とした川崎の守備が耐えたことが、この結果につながったのでしょう。

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