今宵の月です。今日は疲れが出たのでゆっくりしました。GWは楽しかったですが、その後に10週連続祝日なしの週が続くのを覚悟する必要があります。そんな日々はまだ序盤戦ですが、乗り越えれば何かが得られると思いたいです。
大相撲夏場所は、写真の大関照ノ富士の4回目の優勝に終わりました。照ノ富士は本割の貴景勝戦に勝てば優勝決定でしたが、気負い過ぎたようで当たってからの左突き落としに敗れます。しかし、決定戦では貴景勝の当たりを止めるためにかちあげに行ったのが当たり、押し合いながらのはたきで勝利を決めました。膝の負傷もあって終盤戦ではコンディションが苦しいとも予想されましたが、さすがに地力は十分の大関でした。
連続優勝なら横綱という話も出るはずで、このベテランがこれまでの大関陣をまとめて追い抜く可能性も出てきました。大関昇進から2場所で横綱に昇進した例は過去には双葉山、照国がありますが、昭和前半の昔の力士です。最近では朝青龍が大関3場所で昇進というのが目立ちますが、それを抜けば快挙です。12勝3敗とレベルが高くない優勝なので、次の場所は全勝か1敗の優勝が期待されるでしょうが、来場所の楽しみです。
13日目まで1敗だった照ノ富士の独走に見えた今場所でしたが、照ノ富士のまさかの連敗で優勝ラインが3敗に下がりました。この混戦を演出したのは平幕遠藤で、彼が貴景勝、照ノ富士を連破したことで面白い場所になりました。遠藤は今場所は久しぶりの好調で、千秋楽こそ大関正代に敗れましたが、堂々の11勝4敗です。正代に勝っていれば優勝決定巴戦だったので惜しかったですが、彼の持っている土俵際の粘りが、2度も奇跡を起こしたのは忘れられません。
貴景勝は千秋楽で照ノ富士に勝って決定戦に持ち込みましたが、優勝するためにはあと一歩足りなかった思いはあるでしょう。大関陣の中では照ノ富士に次いで安定していますが、横綱を狙おうとするならば安定感が欲しいところです。白鵬の一人横綱の現状では新横綱の誕生は望まれますが、貴景勝がそれに適任というイメージはまだないです。
大関正代は9勝6敗と振るいませんでした。彼の相撲は型がはっきりしていないので、どこまで前に出る圧力があるか次第ですが、今場所は苦戦の相撲をギリギリ拾った印象は否めません。カド番こそ脱出できたものの、今場所は割を崩されて大関照ノ富士と対戦しなかったという幸運も作用したことは否定できません。これから長く大関を守っていくには改善が望まれます。
幕内昇進では、幕内から十両に下がるのが4枠になりそうで、西筆頭の千代ノ皇が11勝4敗、東2枚目の徳勝龍が11勝4敗、西2枚目の宇良が12勝3敗とこの3人は当確です。残る一人は東4枚目の豊山の8勝7敗が「繰り上げ当選」しそうです。豊山の成績は本来は幕内に上がれる成績ではないですが、そういう幸運をものにするのも名力士の条件なので、また前頭上位に上がって横綱大関と当たるつもりで取って欲しいものです。
連続優勝なら横綱という話も出るはずで、このベテランがこれまでの大関陣をまとめて追い抜く可能性も出てきました。大関昇進から2場所で横綱に昇進した例は過去には双葉山、照国がありますが、昭和前半の昔の力士です。最近では朝青龍が大関3場所で昇進というのが目立ちますが、それを抜けば快挙です。12勝3敗とレベルが高くない優勝なので、次の場所は全勝か1敗の優勝が期待されるでしょうが、来場所の楽しみです。
13日目まで1敗だった照ノ富士の独走に見えた今場所でしたが、照ノ富士のまさかの連敗で優勝ラインが3敗に下がりました。この混戦を演出したのは平幕遠藤で、彼が貴景勝、照ノ富士を連破したことで面白い場所になりました。遠藤は今場所は久しぶりの好調で、千秋楽こそ大関正代に敗れましたが、堂々の11勝4敗です。正代に勝っていれば優勝決定巴戦だったので惜しかったですが、彼の持っている土俵際の粘りが、2度も奇跡を起こしたのは忘れられません。
貴景勝は千秋楽で照ノ富士に勝って決定戦に持ち込みましたが、優勝するためにはあと一歩足りなかった思いはあるでしょう。大関陣の中では照ノ富士に次いで安定していますが、横綱を狙おうとするならば安定感が欲しいところです。白鵬の一人横綱の現状では新横綱の誕生は望まれますが、貴景勝がそれに適任というイメージはまだないです。
大関正代は9勝6敗と振るいませんでした。彼の相撲は型がはっきりしていないので、どこまで前に出る圧力があるか次第ですが、今場所は苦戦の相撲をギリギリ拾った印象は否めません。カド番こそ脱出できたものの、今場所は割を崩されて大関照ノ富士と対戦しなかったという幸運も作用したことは否定できません。これから長く大関を守っていくには改善が望まれます。
幕内昇進では、幕内から十両に下がるのが4枠になりそうで、西筆頭の千代ノ皇が11勝4敗、東2枚目の徳勝龍が11勝4敗、西2枚目の宇良が12勝3敗とこの3人は当確です。残る一人は東4枚目の豊山の8勝7敗が「繰り上げ当選」しそうです。豊山の成績は本来は幕内に上がれる成績ではないですが、そういう幸運をものにするのも名力士の条件なので、また前頭上位に上がって横綱大関と当たるつもりで取って欲しいものです。
後半投入された小泉はトップ下に入りました。中2日のルヴァン杯の横浜FC戦で先発出場したこともあってベンチスタートでしたが、彼の運動量は浦和が苦しいときを何度か救ってくれました。この日は途中出場だったこともあって、思い切って最初からフルスロットルで動くと決めていたようで、前からプレスをかける動きに神戸サイドは戸惑ったようです。
その効果は、後半3分と早い時間で出ました。明本から、左サイドを走り込んでいた汰木にパスが出ると、汰木のクロスを中央にいた田中達也が頭で合わせてゴール左に決まって浦和が1-0と先制します。この日の小泉は持ち場のトップ下以外にも、ボランチ気味にDFラインからボールを引き出す動きもしており、彼がいることでボールがよく回る効果がありました。
神戸サイドも、先制点を取られたことで動いてきました。55分に一気に3人を交代させ、1トップをドウグラスに代えてきます。この交代で、左SBにいた酒井高徳が右SBに移り、左SBに途中出場の初瀬が入ってきます。この初瀬が浦和の右サイドを仕掛け、63分にフリーのイニエスタにボールを出す決定機を演出します。イニエスタのシュートを鈴木彩艶が止めて防いだものの、神戸としては最もゴールに近づいた場面でした。
リードする展開を見たロドリゲス監督は、田中達也と汰木を下げて、山中と関根を投入して、急造左SBの明本のところに山中を入れて手当てをしてきます。山中が入ったことでCKが蹴れるというメリットも生まれ、何度かCKを取って攻めることができました。あれほど脅威だった神戸のポゼッションでしたが、後半は逆に浦和の方がポゼッションできたほどでした。
80分の関根のシュートはGK飯倉が止めたものの、85分、CKの流れから西がアーリークロスを放り込みます。岩波がゴール前で競った動きに神戸DFは釣られ、ファーサイドでフリーになったユンカーが決めて、浦和としては決定的となった2点目を決めることに成功します。結果的に、前半を無失点で我慢できたことがこの勝利を生みました。それだけ、守備で辛抱することが大事ということです。
こういう、劣勢の試合をひっくり返したこの勝利は大きく、浦和はこの勝利で6位に順位を上げます。若手が成長した浦和が、チームとしてもいい流れで回ってきていると感じた、この生観戦の印象でした。






















その効果は、後半3分と早い時間で出ました。明本から、左サイドを走り込んでいた汰木にパスが出ると、汰木のクロスを中央にいた田中達也が頭で合わせてゴール左に決まって浦和が1-0と先制します。この日の小泉は持ち場のトップ下以外にも、ボランチ気味にDFラインからボールを引き出す動きもしており、彼がいることでボールがよく回る効果がありました。
神戸サイドも、先制点を取られたことで動いてきました。55分に一気に3人を交代させ、1トップをドウグラスに代えてきます。この交代で、左SBにいた酒井高徳が右SBに移り、左SBに途中出場の初瀬が入ってきます。この初瀬が浦和の右サイドを仕掛け、63分にフリーのイニエスタにボールを出す決定機を演出します。イニエスタのシュートを鈴木彩艶が止めて防いだものの、神戸としては最もゴールに近づいた場面でした。
リードする展開を見たロドリゲス監督は、田中達也と汰木を下げて、山中と関根を投入して、急造左SBの明本のところに山中を入れて手当てをしてきます。山中が入ったことでCKが蹴れるというメリットも生まれ、何度かCKを取って攻めることができました。あれほど脅威だった神戸のポゼッションでしたが、後半は逆に浦和の方がポゼッションできたほどでした。
80分の関根のシュートはGK飯倉が止めたものの、85分、CKの流れから西がアーリークロスを放り込みます。岩波がゴール前で競った動きに神戸DFは釣られ、ファーサイドでフリーになったユンカーが決めて、浦和としては決定的となった2点目を決めることに成功します。結果的に、前半を無失点で我慢できたことがこの勝利を生みました。それだけ、守備で辛抱することが大事ということです。
こういう、劣勢の試合をひっくり返したこの勝利は大きく、浦和はこの勝利で6位に順位を上げます。若手が成長した浦和が、チームとしてもいい流れで回ってきていると感じた、この生観戦の印象でした。






















