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ユンカーの生かし方(5/9浦和対仙台)

2021-05-10 21:56:16 | 浦和レッズ
昨日の浦和対仙台は、2-0で浦和の勝利に終わりました。試合の入りは仙台の方が良かった内容で、仙台がカウンターから高い位置を取る浦和のSBの裏を速いパスで攻略する、前節のアビスパ福岡の戦い方を参考にしたような試合運びを見せてきました。序盤の何度かあったピンチを、プロ初スタメンの鈴木彩艶が止めていなければ、浦和は敗れていたでしょう。

浦和は攻めても、素早く帰陣して自陣に2ラインを引いて守る仙台の守備の前に、パスを前に出すことができずに後ろで回さざるを得ない、厳しい試合の序盤でした。初スタメンの新外国人選手、ユンカーにもいいボールを入れることができず、ボール支配率だけは高くても、ゲームをコントロールしているのは仙台の方でした。

そんな試合が逆の展開になったのは、浦和がユンカーの生かし方に気付いたからでした。ユンカーは186cmと、日本では長身の部類になりますが、長身の男性が多い北欧ではそれほど圧倒的な高さではありません。そういう国のリーグ戦で得点王になれたのは、瞬間的に速いスピードで相手DFラインの裏へ何度も走れたからでした。

明本が入れたクロスに、DFラインの裏へ出てヘディングで合わせたプレーで、浦和の選手たちは特徴を理解したようです。前半こそ0-0で折り返した試合でしたが、ユンカーには縦に速いボールを入れると判断して、バイタルエリアで武藤と小泉がパス交換してできたチャンスから、ユンカーに縦パスが出てDFラインの裏へ出て、得意の左足シュートが決まって浦和が先制点を得ました。

この新外国人選手が、初スタメンで即結果を出したことは、浦和のリズムを良くしました。次第に仙台の運動量が落ち始めたこともあって、小泉や武藤が前でボールを持てるようになり、小泉が倒されたFKを直接決めた阿部勇樹のゴールで2-0として、試合を優位に進めました。最後は自陣に2ラインを引く手堅い守備も見せて、この試合を2-0で勝ち切った浦和は貴重な勝ち点3を得ました。

また、GK鈴木彩艶も頑張りました。正GK西川を外しての起用は思い切ったものでしたが、身体能力が高く届くかどうかというシュートに手が届く良さを見せました。まだ、ゴール前のポジショニングに課題こそあるものの、18歳でこれだけの能力があれば今後の成長も見込めます。得たものの多い勝利だったように思えます。
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