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大相撲九州場所総括

2019-11-25 22:03:06 | 他スポーツ
大相撲九州場所は昨日、千秋楽を迎えました。九州場所は荒れにくいというイメージ通り、本命白鵬の14勝1敗での優勝でした。白鵬も、さすがに34歳と全盛期は過ぎており、下位相手でも張り手やかちあげなどの奇襲で拾った星もあります。昔の、余裕すら漂う勝ち方ではないですが、それでもまだ相撲界最強は白鵬というのは間違いないと思います。

その白鵬を、2日目に破って金星を得た、前頭筆頭の大栄翔は8勝7敗と勝ち越して初の殊勲賞に輝きました。これまでは上位では跳ね返されてきた大栄翔が、上位陣と五分に渡り合った今場所は自信になったはずで、来場所はおそらく新三役(小結)になると思います。小結は初日に横綱と当てられ、序盤から上位戦が続く難しい地位ですが、ここで勝ち越すようなら上位定着も見えてくるでしょう。

また、写真の朝乃山の頑張りも光った場所です。彼が終盤まで3敗をキープして白鵬を追ったのは、この場所の盛り上がりに一役買いました。右四つの型が評価されて技能賞にも輝き、来場所は関脇昇進の可能性も高いです。こういう、本格的な四つ相撲の力士はしばらく出ていなかったので、より来場所以降の成長が楽しみです。

三役争いは、関脇御嶽海が6勝9敗で平幕落ち、関脇栃ノ心も休場し平幕に落ちます。小結北勝富士、小結遠藤が負け越して平幕に落ちます。大関から陥落してくる高安の扱いにもよりますが、関脇に朝乃山と阿炎の可能性もあります。そうなると、空く枠は一つまたは二つで、東前頭筆頭で8勝7敗の大栄翔はかなり有望で、枠が二つなら東前頭2枚目の妙義龍にもチャンスはあります。

白鵬以外の上位陣は振るいませんでした。左ひじの負傷を押して出場したカド番の高安は、場所中に腰痛を発症して無念の途中休場に終わりました。相撲内容を見ていると相撲が取れる状態ではなかった様子で、来場所の大関復帰の10勝に賭けるしかないでしょう。唯一、大関陣で最後まで出た貴景勝も9勝6敗で、大関を守るだけで手いっぱいだった様子です。

下位では、元大関照ノ富士が幕下で7戦全勝優勝を飾り、来場所は十両に戻ってきます。一時は序二段にまで落ちて、心理的にも辛かったと思いますが、伊勢ヶ浜部屋では「大関」と呼ばれており尊敬はされていた様子です。十両でどこまでできるか、幕内にまで戻って来られるか、楽しみに来場所を待ちたいと思います。
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