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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

出し抜くうまさ(藤本憲明)

2019-07-01 22:58:58 | 他チーム
浦和敗戦のため、浦和の選手は紹介せず、相手大分で印象に残った選手を取り上げます。JFL佐川印刷からJ3鹿児島、J2大分とステップアップし、チームのJ1昇格でついにJ1のピッチにたどり着いた異色のキャリアを持つ、FWの藤本憲明選手を取り上げます。彼は開幕戦で鹿島を破る殊勲のゴールを決め、その後もゴールを量産しJ1でも得点王も狙える勢いです。

彼のプレーは、映像とはいえ初めて見ましたが、いい選手だと思います。スピード型と評価されていますが、スルーパスに対する加速で勝負するタイプではなく、相手の隙を突いて出し抜くプレーを狙っているFWです。先制点の場面ではうまくマウリシオの背後を取っており、浦和がマークしにくい位置を正確に判断しています。

また、シュートテクニックも高いものを持っています。ゴールにはならなかったものの、味方からの右クロスをヒールで合わせてポストを直撃したシュートにそのセンスが現れており、タイプとしては元広島、現J2千葉の佐藤寿人選手のような、技術で勝負するFWだと強く感じることができました。

彼は29歳とベテランですが、まだこれから伸びしろもありそうで、J1得点王になるようなことがあれば史上最大の「下剋上」です。もちろん、相手も対策を練って、彼の持っている出し抜くプレーを出させないようにしてくるでしょうが、佐藤寿人の再来とも感じられる彼を、埼スタのピッチで見るのは楽しみにしています。

大分というチーム全体で彼を生かしている印象も受けました。大分は取ってから速攻を狙うチームで、彼が一瞬でも空けば使ってくれる信頼をチームメイトとも確立しているようです。こういう、J2から上がってくるいいチームが現れるのも、日本のサッカーが持っている底力なのではとも感じられます。
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なでしこ対オランダ後半

2019-07-01 22:25:31 | レディース
ようやく、なでしこ対オランダの後半戦の映像を見ました。映像を見ると、押し気味の試合を勝てなかった、残念な試合と感じます。そう感じた理由として、もちろん後半35分過ぎに迎えた決定機もありますが、日本が立てた戦略が機能していたことがあります。オランダの4-3-3ですが、最初のうちは長いパスを通してサイドからの攻撃を見せていましたが、次第にアーリークロスの精度不足という課題が出てきます。

クロスを上げられても合わないとなれば、日本としては長所が次第に発揮できるようになってきます。オランダの縦パスに狙いを絞り、カットしてから相手守備陣の間にポジションを取る、日本の戦略が現れてきます。日本はフリーでボールを持てるようになり、岩渕や菅澤にあとちょっとシュートに精度があればという展開にすることができました。

日本の良さは守備にもありました。オランダのMFが持っているときに、前の選手が参加して前後で挟む守備です。これはスコットランド戦でも威力を発揮して勝因となりました。女子ですから男子ほどの運動量は期待できないとしても、この日本の守備にはオランダも手を焼き、ロングボールでごり押しを狙わざるを得なくなりました。

後半35分からの日本の攻撃は見事でした。まずは右サイドを崩した、ボランチ杉田の左足のシュートです。うまくオランダのDFを釣っており、フリーで打てましたが、惜しくもクロスバーを叩きます。次に相手クリアに対する個人技からの籾木のシュートもありましたが、相手GKのファインセーブに阻まれます。

最後は残念な決着でした。相手シュートが、微妙な判定ながらDF熊谷の手に当たったとなってPKになり、これをマルテンスがGK山下の逆に決めて1-2となり試合はそのまま終わります。それでも、個人技やパスワークで欧州の壁に挑んだ日本のサッカーは評価が高かったようで、東京五輪でもう一度世界に挑んで欲しいと期待しています。
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