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フェルナンド・トーレスの記憶

2019-06-21 22:56:26 | ワールドサッカー
先日、埼玉スタジアムのピッチで見かけ、写真も撮れた鳥栖FWフェルナンド・トーレスですが、今日今季限りでの現役引退を表明しました。フェルナンド・トーレスはスペイン人で、Aマドリードで頭角を現して、リバプール、チェルシーとビッグクラブでプレーし、2012年の欧州選手権では得点王に輝くなど世界を席巻したFWです。

全盛期のトーレスはスピード型FWでした。伝統的に速攻を多用するリバプールではそのプレースタイルがチームに合っており、DFライン裏へ出されたボールに追いついて決めたゴールも数多くあります。また、技術も高いレベルで、チェルシー時代の2012年のクラブW杯でロングボールを正確に足元に止めていたテクニックは忘れられません。このときのシュートはネットを揺らしたもののオフサイドで、チェルシーは惜しくも敗れたのですが。

そんな彼がJリーグを挑戦の場に選んだのは不思議でしたが、「欧州で取りたいタイトルは全て取ったから」を理由に挙げていました。確かに、W杯優勝(2010年)、欧州選手権優勝(2012年)、欧州CL優勝(2012年)、その他リーグ優勝も何度か達成しています。今のJリーガーにとって、少年時代に彼を目標にした選手は多かったでしょう。

しかし、トーレスも既に35歳となり、売り物のスピードは既になくなっていました。今のトーレスは足元のテクニックで勝負するしかなく、先日の浦和戦では途中出場したものの展開を変えるには至りませんでした。かつてのスピード型FWがスピードを失うと、どうしても全盛期との差を感じてしまうのは致し方無いところです。

それが引退を決めた理由なのでしょう。これほどの偉大な選手が、Jリーグを最後の舞台に選んでくれたことには感謝です。鳥栖という地方都市では人気者だったでしょう。さらば、フェルナンド・トーレス。
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