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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

目の保養2

2017-10-24 23:20:44 | レディース
今日は残業でサッカーネタを考える元気が出ないので、先日のレディース戦で撮ってきた写真の羅列で失礼します。レディースの試合とはしばらくご無沙汰だった私ですが、ファンサに積極的に応じてくれた彼女たちの姿を見ると、もっと応援したくなりました。















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目の保養

2017-10-10 22:43:24 | レディース
今日はブログを更新する元気が出ないので、先日のレディース戦で撮った猶本光選手の写真で、目の保養ということにします。ハイチ戦の観戦記は、もうしばらくお待ちください。
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安藤梢の記憶

2017-10-07 21:34:05 | レディース
今日は、駒場スタジアムまでレディースの試合を見に行ってきました。事情でキックオフに間に合わないことがわかっている試合でしたが、この試合はどうしても足を運びたい理由がありました。それは、安藤梢選手のサインをもらえるチャンスがあるからです。

安藤は、私が女子サッカーを見るきっかけになった選手です。今でも思い出す試合は、2005年7月23日の西が丘サッカー場でのなでしこジャパン対豪州の親善試合です。当時、レッズレディースから代表入りしていたという理由で、安藤のことはもちろん知ってはいました。しかし、プレーを見た記憶はさらに応援したくなるものでした。

当時のなでしこジャパンで、安藤のポジションは右のサイドハーフでした。澤穂希がトップ下、左MFが大野、FWが永里というメンバーでした。この試合で、豪州のパワーサッカーの前に前半で2失点し、なでしこジャパンはいつもこの手にやられるのかと、落胆気味に試合をみていた頃でした。

しかし、安藤が突破口になりました。相手左SBに果敢にドリブルで仕掛けた安藤のプレーから、相手はSBが弱いという弱点が表に出てくることになります。この突破から、両サイドからクロスが上がるようになり、安藤の蹴ったFKからゴールにつながるプレーが生まれて1点を返し、この試合は4-2でなでしこジャパンが逆転勝利を収めました。これを見て、「安藤梢、レッズにいるんだから必ず応援しよう」と思ったのが私が女子サッカーを見るようになったきっかけです。

代表ではサイドハーフの安藤でしたが、当時のレッズではトップ下が定位置でした。屈強な1トップに北本がいて、その北本をうまくおとりに使って2列目から飛び出してくるのが当時の安藤のプレースタイルでした。もちろん、プレーも素晴らしいですが、見た目も美人という特徴もあり、安藤の活躍で優勝した2008年シーズンの印象は強烈でした。

安藤はその優勝を置き土産にドイツに移籍し、8年ドイツでプレーしたのち今季の6月に古巣レッズに途中加入してきました。35歳という年齢を考えると、これが最後になるかもしれないという思いが自分を動かしました。無事、サインももらえたので、この試合に出ていなかったことだけは残念ですが、思い残すことはないです。
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両ウイングの突破(1/8十文字対大商学園)

2017-01-08 21:16:37 | レディース
今日は、高校女子サッカー選手権の決勝戦、十文字(東京)対大商学園(大阪)をテレビ観戦していました。女子サッカーはどうしても男子と比べて筋力が足りないので、スピードなどはかなわないですが、高校生の女子サッカーの場合男子サッカーでよく見られるプロフェッショナルファウルがほとんどなく、クリーンな試合を見られるという良さがあります。

この両校は、最高成績が3位(ベスト4)なので決勝進出は初めてのチーム同士です。これまで、高校女子サッカーは常盤木学園(宮城)、日ノ本学園(兵庫)、藤枝順心(静岡)、神村学園(鹿児島)など、名の通った学校が上位を独占していた印象ですが、ついに新興勢力が現れたのもこの試合が楽しみな理由でした。

試合は、元なでしこジャパン佐々木監督が評価していたように、十文字の両ウイングが表に出るサッカーが展開されました。右ウイングの松本茉奈加さん(11番)、左ウイングの蔵田あかりさん(8番)が個人技を見せ、大商学園は後ろ2ラインをコンパクトにしてブロックを作って守る展開が続きました。

この日は、蔵田が準決勝での負傷の影響で本調子ではありませんでした。前日練習は「見学」だった蔵田ですが、驚異的な回復力でこの決勝戦に間に合わせました。しかし、チームとしてはあまり蔵田の突破には依存しないと配慮を見せており、この日の十文字の攻撃は松本を使った攻撃がほとんどでした。その分、蔵田は守備をして、突破ができない分を埋め合わせしていました。

アバウトに縦に蹴っても追いついてくれる、松本のスピードは驚異的でしたが、それでも大商学園DFは必死で戻り、なでしこリーグ日テレ内定のGK西村の堅守もあって無得点の展開が続きます。ブロックを作る大商学園の守備は堅かったですが、セカンドボールがなかなか回収できず、十文字の攻撃の時間が圧倒的に長い試合展開でした。

試合は、十文字のトップ下に入っていた、キャプテン村上真帆さん(10番)が決めました。ボランチの鈴木紗理さん(7番)などがミドルシュートを放っていましたが、なかなか枠に飛ばず、女子サッカーではミドルシュートは難しいのかなと想像していました。しかし、村上のシュートは、うまく縦回転がかかって、GK西村が届かないわずかな位置に正確に蹴り込めました。

女子サッカーで90分はきついのではと思いますが、それでも疲労から間延びする印象は受けず、全員がハードワークしていたいい試合だったと感じます。
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守り合いの120分(12/25新潟対INAC)

2016-12-25 17:11:16 | レディース
皇后杯決勝、新潟対INACをテレビで見ていました。結果は延長戦も含めた120分間で両チームともに得点が入らず、0-0のままPK戦に突入してINACがPK戦を制して優勝しました。新潟にとっては、全カテゴリーを通じて初の全国優勝が懸かっていたので、勝たせてあげたかったですが残念です。

試合の印象は、両チームの守備の対決だったものです。後半の大半の時間、INACは圧倒的なボール支配で新潟ゴールに迫りましたが、新潟GK福村の好守と、ぎりぎりのタイミングでのCB左山、中村のクリアなどでしのぐ、そんな展開でした。この展開で、INACがシュートをポストに当てるなど、不調とみた大野を下げて増矢を投入した采配などに、INACが思うように試合を進められていない苛立ちを感じます。

INACの守備も頑張りました。後半の最後の方や、延長戦の前半で新潟がペースを握って攻めましたが、上尾野辺のシュートをFWの高瀬がブロックして打たせないなど、皆でシュートを打たせない粘りを感じました。新潟の攻撃は、右サイドに小原由梨愛がオーバーラップしたり、左サイドで八坂がスペースに出たりと、サイドで起点を作るまでは機能していました。

しかし、そこからの展開が厳しかったです。どうしても、男子より筋力の劣る女子サッカーの場合、サイドの深い位置から正確にファーサイドに合わせるクロスを供給するのは難しい事情もあり、サイドまでは行けても、INACが中央を消すとクロスがミスで終わるという結末を迎えることが多かった印象は受けます。

最後はINACが、PK戦にはしたくないと猛攻を仕掛けてきました。中島の強烈なミドルシュートがクロスバーを叩き、こぼれ球に道上が飛び込んだ決定機がありましたが、GK福村がファインセーブで防ぎました。最後の増矢のシュートも福村が止め、試合はPK戦にもつれ込むことになります。

そのPK戦では、新潟の消耗度の大きさが表に出てしまいました。やはり、最初の二人が両方とも外しては勝つのは難しいと言わざるを得ません。男子ではPKは決めて当たり前と言われますが、女子は必ずしもそうではないようで、120分戦った新潟の選手に、PK戦を蹴る体力が残っていなかったとしても責められません。

これで、年内のサッカーは天皇杯を残すだけになりました。いろいろあった今年のサッカーですが、面白い試合を見せてもらったと、サッカー界には感謝しています。
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いいサッカーをした仙台(12/23INAC対仙台)

2016-12-23 17:58:33 | レディース
今日はトレーニングをどうしてもやりたかったので、予定していた皇后杯準決勝の生観戦は取りやめてテレビ観戦にしました。その中では、2試合目のINAC対仙台戦に注目しました。女子サッカーを見るのは久しぶりなので、INACの主力選手がだいぶ入れ替わっていることを確認しました。

これまで、INACは高卒の有望新人をどんどん採っており、昨年までのベテラン中心のチームでは彼女たちは腐ってしまうと気にしたほどでした。しかし、その先行投資の成果は今出てきており、この試合でもMF杉田、FW道上といった、かつての高校女子サッカーの有望選手たちがスタメンをつかんでいました。4-3-3の形は同じでも、選手たちが違うのがINACの現在の姿でした。

これに対し、仙台は高いDFラインを引き、コンパクトな中盤を組織してINAC相手に優位にゲームを運びました。仙台は170cm台の長身選手が多く在籍しており、セットプレーの強さやサイド攻撃が彼女たちの売り物でした。その形は発揮されていましたが、INACの一本のアーリークロスが、オフサイドラインを抜け出した道上に合い、GKブリトニー・キャメロンを個人技で抜いた道上のゴールで押されていたINACが先制点を奪います。

仙台にとっては痛い誤算もありました。それはCBの3番の選手が負傷交代して、代わりに入れたのはSBの高良で、CBにはボランチに入っていた川村を下げざるを得なくなりました。川村は攻守両面に効く大型ボランチで、彼女の展開が仙台を支えていましたが、CBができるのが彼女しかいないという判断です。川村はCBでもそつなくこなせますが、それでも売り物の展開力を失った仙台は、苦しい戦いを強いられます。

そんな仙台にとって、一つのきっかけになったのは代役のボランチ、佐々木繭の強烈なロングシュートでした。このシュート自体はクロスバーをヒットしてノーゴールでしたが、これで仙台は行けると思ったようで、売り物のサイド攻撃を発揮し、セットプレーから川村のヘディングシュートで追い付いて延長戦に持ち込みます。

試合そのものは、延長戦で途中出場の増矢の個人技が効いて、INACが辛くも押され気味の試合を拾いました。しかし、この日の内容を見ると、INACは絶対女王ではないというイメージです。決勝戦で当たる、新潟は戦い方によっては初タイトルもあるのでは、そう感じた試合でした。
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JKたちの奮闘(U-17リトルなでしこ対共和国)

2016-10-24 22:54:45 | レディース
ヨルダンで開催されていた、U-17女子W杯が金曜日で終わりました。2大会連続の決勝進出で期待された、U-17リトルなでしこは、決勝で0-0からのPK戦の末、朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)に敗れて準優勝に終わりました。その決勝戦、フジテレビが中継してくれたので、CS放送を見られない自分も映像をチェックすることができました。

女子、しかもU-17という理由もあって、パススピードなどはかなりゆっくりしています。それでも、なでしこジャパンがW杯を優勝した際に武器になった、パスを回すサッカーは、今回のリトルなでしこにも継承されていました。もちろん、ただ出すだけでなく、キックフェイントを使って共和国のDFを欺く努力はしており、サイドからMFが上がってくるまではやりたいサッカーができていました。

しかし、共和国もさすが決勝まで来るチームでした。彼女たちの戦術は一貫しており、ベストメンバーを常に変えない采配をしてきます。その戦術は、バイタルエリアに6人を集め、リトルなでしこにスペースを与えない守備の強いサッカーでした。共和国の引くスピードは早く、なでしこのカウンターがなかなか機能しない、難しい展開を強いられました。

今回、注目したのは、浦和レッズレディースのトップチームでプレーするボランチ、長野風花選手でした。大会MVPにも選ばれたキャプテンの彼女は、非常にボールがよく収まる選手です。相手も長野のところは集中的に取りに来ているので、取られたプレーもありますが、トップ下を置かない4-4-2のリトルなでしこでは、長野のボールキープから攻撃が始まることが多いです。

リトルなでしこの攻撃は、長野がキープできるのでサイドハーフまでは面白いようにつながりますが、そこからの折り返しを共和国DFにクリアされる展開が続きました。押していたリトルなでしこも、なかなか好機を決められず、共和国にロングボールからのヘディングシュートでピンチを招いた場面もありました。

試合は、90分の後ですぐにPK戦になり、PK戦5-4で共和国の勝利に終わりました。国際大会の優勝は逃しましたが、今回のリトルなでしこには大いに可能性を感じました。彼女たちが大人のなでしこの主力になってくる5,6年後も、きっとなでしこは強いだろうと、ちょっと誇らしい気分でした。
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中国のプレッシングサッカー(3/4なでしこ対中国)

2016-03-04 23:12:12 | レディース
今日のなでしこジャパンの中国戦は1-2の敗戦でした。この結果、日本が五輪に出場する可能性は以下の場合だけです。

1.中国が残り2試合を連敗する。
2.共和国が日本戦以外の1試合で引き分け以下。
3.韓国が残り2試合を連勝しない。

これをすべて満たし、かつ日本が連勝して得失点差で上回るというのが条件です。いくら楽観的な私でも、この条件はさすがに厳しいと思わざるを得ません。3度の国際大会で、金一つ銀二つを取ってくれた佐々木監督の功績は認めますが、今回ばかりは周りのアジア諸国の成長を見誤ったかなと感じざるを得ません。

そう感じた理由は、この試合での中国の戦い方でした。これまで、中国はアーリークロスを頭で合わせるパワーサッカーのチームでした。なでしこジャパンのW杯優勝以前は、女子サッカーの強いチームは早めに前線に出してFWの個人能力に賭けるスタイルが幅を利かせていました。しかし、このスタイルでは勝てないと感じた中国が、フランス代表で五輪4強の監督を呼んでサッカースタイルをがらりと変えていました。

それは高い位置から取ってのショートカウンターでした。もちろん、なでしこジャパンサイドも、中国の映像を見て研究はしていたと思いますが、中国の高い位置からのプレスの前にパスがつながらない悪循環に陥り、最もやってはいけないバックパスのミスから失点してしまいました。

おそらく、今までの感覚なら通ると感じたパスだとは思うのですが、中国の寄せの速さの前に少しずつ判断が狂ってきたのでしょう。その堅守速攻で、決定的な2点目まで取った中国の強さを感じた試合になりました。

今回の結果で、おそらく代表監督は変わることになるでしょう。その新監督には、なでしこジャパンが避けて通れない世代交代が期待されます。なでしこリーグが盛んになり、また草の根から多くの若手が出てきて、新たなスタイルを構築して欲しい、そう感じた試合後でした。
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岩渕投入が遅れた(2/29なでしこ対豪州)

2016-02-29 22:37:45 | レディース
なでしこジャパンの五輪予選の豪州戦、テレビ観戦しました。結果は1-3というまさかの敗北で、なでしこが五輪に出るためには残り試合全勝に近い出来が求められる、厳しい結果になりました。もちろん、不運もあります。豪州の2点目の場面、宮間の蹴ったサイドチェンジのキックが主審に当たってコースが変わり、ちょうど豪州のFWがいるところにこぼれてからの失点と、ツキはなかったと言えます。

それでも、この試合の敗因は佐々木監督の采配ミスと思っています。計算通りに運んだ試合ではないことは、前半の早い時間でスタメンFWの大野を諦めて横山を投入した采配に表れています。この横山はボールをうまく引き出すセンスと、運動量の多さで起点になり、0-2とはいえ戦い方次第では可能性はあるのではという試合になりました。

その意図は結果になり、前半終了間際の大儀見のゴールで1-2と追い上げます。その後の後半の頭20分ほどは日本の時間でした。得意なポゼッションサッカーで主導権を握り、あと一本いいシュートがあれば同点という状況は作りました。この時点で、一度岩渕投入の準備をしており、その瞬間的なスピードで合わせればの期待はありました。

佐々木監督は、その岩渕の投入が遅れたという采配ミスをしました。おそらく、このままのボールキープで点は取れると思ったのでしょうが、豪州もなでしこ対策は理解しており、持った選手を複数で囲む、ミドルシュートには人数をかけて壁に入るなど、ボールを持たれても点になりにくい対策を立ててきました。

そういう膠着状態を打開するのが岩渕と期待していたので、「なぜ入れない」の思いはあります。結果的に、その直後に3点目を入れられて慌てて岩渕を入れましたが、相手が引いており岩渕が生きる場面はなくなってしまいました。また、澤の引退でリーダー不在も感じます。「苦しいときは私の背中を見て」というほどのカリスマは、残念ですが今のなでしこにはいなかったということになるでしょう。

それでも、まだ敗退が決まったわけではありません。次の韓国戦は必勝が期待されます。そこで注文通りに勝ち点3を取る、それを期待して待ちたいと思います。
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ウイングサッカー(1/10藤枝順心対神村学園)

2016-01-10 20:16:45 | レディース
今日は、高校女子サッカー選手権の決勝戦をテレビ観戦していました。例年、決勝戦の常連の常盤木学園(宮城)、日ノ本学園(兵庫)は敗退して、今年は藤枝順心(静岡)対神村学園(鹿児島)というカードになりました。もっとも、この両校も名門校で、藤枝順心は9年前、神村学園は10年前に優勝の経験があります。

高校生の女子サッカーは、どうしてもGKの身体能力が足りないので、ゴール前に放り込んでおけば何が起こるかわからないというサッカーをする手もあります。しかし、この日の藤枝順心は非常に組織的に統制が取れていました。U-17W杯優勝メンバーのエースストライカーの児野(10番)こそ、膝を痛めていて本調子ではありませんでしたが、この日の藤枝順心はサイドを使ったウイングサッカーに徹していました。

4-3-3の布陣を引いた藤枝順心は、真ん中に岩下(27番)、右ウイングに肝付(7番)、左ウイングに児野を置いていました。児野の個人技が使えないならば、肝付がDFライン裏のボールに何度でも走る、その手でエースの不調の穴を埋めていました。また、児野もゴール前に入るのは難しくても、サイドでのテクニックなら使えるので、その折り返しに右SBの安部(24番)が詰める手も機能していました。

児野の代わりに点を取ろうというモチベーションが高かったであろう、肝付の先制点で藤枝順心はリードしますが、神村学園MF渡辺(8番)がクロスをヒールキックで合わせる技ありのゴールですぐに追い付き、渡辺は前半終了間際にも豪快なミドルを決めて神村学園リードで折り返します。内容は藤枝順心の押し気味の展開でしたが、サッカーには不利な方がワンチャンスを決めてリードすることは起こり得ます。

しかし、藤枝順心サイドには焦りはなかったようです。このサッカーを続ければ勝てると信じ、MF福田ゆい(19番)のロングフィードから肝付が左足のハーフボレーという難しいシュートを決めて同点に追いつくと、肝付のサイドチェンジのキックから安部が決めて逆転し、試合は3-2で藤枝順心の勝利に終わりました。

児野が準決勝まで6得点と活躍して勝ち上がって来た藤枝順心ですが、この日はチームの総合力で勝った印象です。サッカー王国静岡の個人技という、TBSの触れ文句でしたが、チームとしての藤枝順心の力を感じた試合でした。プロフェッショナルファウルなどがほとんどなく、テクニックで勝負した、面白い試合だったとも感じました。
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