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守り合いの120分(12/25新潟対INAC)

2016-12-25 17:11:16 | レディース
皇后杯決勝、新潟対INACをテレビで見ていました。結果は延長戦も含めた120分間で両チームともに得点が入らず、0-0のままPK戦に突入してINACがPK戦を制して優勝しました。新潟にとっては、全カテゴリーを通じて初の全国優勝が懸かっていたので、勝たせてあげたかったですが残念です。

試合の印象は、両チームの守備の対決だったものです。後半の大半の時間、INACは圧倒的なボール支配で新潟ゴールに迫りましたが、新潟GK福村の好守と、ぎりぎりのタイミングでのCB左山、中村のクリアなどでしのぐ、そんな展開でした。この展開で、INACがシュートをポストに当てるなど、不調とみた大野を下げて増矢を投入した采配などに、INACが思うように試合を進められていない苛立ちを感じます。

INACの守備も頑張りました。後半の最後の方や、延長戦の前半で新潟がペースを握って攻めましたが、上尾野辺のシュートをFWの高瀬がブロックして打たせないなど、皆でシュートを打たせない粘りを感じました。新潟の攻撃は、右サイドに小原由梨愛がオーバーラップしたり、左サイドで八坂がスペースに出たりと、サイドで起点を作るまでは機能していました。

しかし、そこからの展開が厳しかったです。どうしても、男子より筋力の劣る女子サッカーの場合、サイドの深い位置から正確にファーサイドに合わせるクロスを供給するのは難しい事情もあり、サイドまでは行けても、INACが中央を消すとクロスがミスで終わるという結末を迎えることが多かった印象は受けます。

最後はINACが、PK戦にはしたくないと猛攻を仕掛けてきました。中島の強烈なミドルシュートがクロスバーを叩き、こぼれ球に道上が飛び込んだ決定機がありましたが、GK福村がファインセーブで防ぎました。最後の増矢のシュートも福村が止め、試合はPK戦にもつれ込むことになります。

そのPK戦では、新潟の消耗度の大きさが表に出てしまいました。やはり、最初の二人が両方とも外しては勝つのは難しいと言わざるを得ません。男子ではPKは決めて当たり前と言われますが、女子は必ずしもそうではないようで、120分戦った新潟の選手に、PK戦を蹴る体力が残っていなかったとしても責められません。

これで、年内のサッカーは天皇杯を残すだけになりました。いろいろあった今年のサッカーですが、面白い試合を見せてもらったと、サッカー界には感謝しています。

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