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こばとの独り言

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「紙の上の魔法使い」 あらすじ・感想その1 一章~二章

2015年01月17日 20時07分47秒 | 美少女ゲーム

2014年12月発売タイトル第5弾は、ウグイスカグラの「紙の上の魔法使い」でした~。

買うかどうか迷ってはいましたが、結局気になっていた伏見理央に魅かれて買ってしまいましたw
まぁ絵師の方も以前同人誌を集めてたことがあった人でしたしね。・・・最近はご無沙汰ですけどw

そんなわけで特典はこんな感じ~。

理央ちゃんですね~。暗いシナリオの中で唯一癒しを提供する女の子です(*´Д`*)

「紙の上の魔法使い」は、ある島に存在する小さな個人図書館に蔵書されている“魔法の本”という、本の内容を現実にしてしまう力に翻弄される主人公・四條瑠璃とヒロインたちの恋の物語です。コメディ的な要素はほぼ皆無。ただただ暗い話が続いていきます。途中日常エピソードを挟むことはあるけど短いです。そんな中で理央の存在が唯一の癒しですなぁ・・・。まぁ途中から、かなたにも救われますけどね。最初の魔法の本が開かれるまではウザイとしか思わなかったけど、後半は可愛くなりますw
シナリオは章毎に区切られており、それぞれ宝石の名を冠した“魔法の本”のタイトルになっていて、各章はその本の内容を追っていくお話になります。瑠璃やヒロインたちは本の登場人物として現実世界で本の内容を演じることになりますが(役割を演じるために本人の意思とは正反対の行動をすることがある)、あくまでそうなるよう仕向けられるだけで、ある程度は自分の行動で結末を変えることが出来ます。ただし、“魔法の本”の存在を知らない人間は物語が終わったと同時に登場人物になりきっていた期間の記憶を失います。まぁ途中から物語性は関係なくなってきていますがw
気になった点といえば、メッセージウインドウの区切り方が普通のAVGと違うところ。通常1度のメッセージウインドウで表示される文章については、何もしなくても全部表示されますが、この作品の場合はセリフ以外の部分の文章は全て句読点の「。」毎にクリックしないといけません。文章の中に「。」が多ければ多いほど1度の文章の中でのクリック回数が増えるわけです。なので、エロゲに慣れてれば慣れてるほど文章の進め方に戸惑うかもしれません。最初「この文章さっき読んだような・・・あれ?さっきの文章に追加されてる!?」って思ったw これ何とかならんのですかね。めっちゃ読みづらい。
そして、誤字脱字が多すぎですw 

ヒロインは4人。他にもいますが閉じた物語なので登場人物は少な目です。

遊行寺夜子
「紙の上の魔法使い」の影の主人公。何故ならこのお話は彼女の初恋から始まった物語だからです。
白髪赤目という遊行寺家にとって災いの象徴を持つが故に本家で虐待されたという過去のトラウマから幻想図書館に引き籠り、ひたすら本を読み続ける日々を送っています。
表向きはツンデレですが、心の奥底ではヤンデレの気がありますね。この物語は彼女の弱い心が生みだした闇がそもそもの始まりですし。

月社妃
主人公・四條瑠璃の妹。瑠璃と禁断の恋をしていますが、瑠璃のことが嫌いと言いふらして、周囲の人間には付き合っていることを隠しています。
常に冷静で非常に頭が良く、“紙の上の魔法使い”クリソベリルの企みにいち早く気付き、終始クリソベリルの予想を上回る行動をしていましたね。
ただ、周囲から強い女の子のように思われてますが、失恋すれば泣くし、魔法の本によって振り回されたことに泣くし、本当の彼女はどこにでもいる普通の女の子です。ただそれを隠すのが上手かっただけです。

伏見理央
夜子の世話係。やや暗い雰囲気のあるこの作品の中で、唯一癒しを提供する女の子。とにかく可愛い!おっぱいも大きいし(メインヒロイン4人の中ではNo.1)、最高ですね(*´Д`*)b
口調にやや特徴があって、句読点のような言葉の区切りをつけたり、「?」が付くことが多いですね。言葉使いも可愛いです!でも、たまーに無意識に毒を吐くことがあり、ナチュラルに黒い一面を見せることがありますw しかも、それを純真無垢な笑顔で言うから恐ろしいw
全てを知りながら闇子の命令に縛られる彼女は傍観者で居続けおり、常に皆から一歩引いた立ち位置にいるため、物語上はあまり表舞台に立つことはありません。んが、何故か野球をやってるシーンは多目ですw
とにかく癒されたい人へw

日向かなた
主人公の瑠璃にとって最初は最も縁遠いヒロインでしたが、最終的には彼にとって最も重要な存在になります。物語のメインヒロインです。
最初はウザイと思った性格ですが、本当の彼女は非常に一途で献身的で、瑠璃のためなら自分の命すら差しだせるほど。どんどん可愛くなっていくのが・・・良いですね!
まぁでも手段を選ばないやり方はどうかと思うけどw そのせいか妃とは違うベクトルでクリソベリルの予想の上をいくヒロインでしたねw

ストーリーは全十二章(本当は十三章らしいけどw)。今回は一章~二章まで。

一章「ヒスイの排撃原理」
最初は日向かなたがメインのお話。大方の基本的な世界観が分かる構成になっています。
プロローグでは妹の月社妃と再会し、遊行寺家の図書館に行き、幼馴染の理央や夜子とも再会、次の日に学校へ行き、好奇心旺盛な日向かなたと出会い、一通りの人物が揃います。その後、図書館に棲むという魔法使いのことで瑠璃を付け回していたかなたが、瑠璃の落とした魔法の本“ヒスイの排撃原理”を読んでしまったことから物語が始まります。
翌日から、かなたがウザい性格(失礼w)から一変、可愛らしい女の子に変貌します。そして、“かなたがイジめられている”と“かなたの周辺にいると不幸が訪れる”という昨日まではなかった設定が追加されています。かなたがイジめられていることを知っても最初は何もしようともしなかった瑠璃ですが、何故か自分の意思に反して彼女を助ける行動をしてしまいます。自分の行動に疑問に思いながらも、不幸なかなたと一緒に行動する瑠璃ですが、次第に彼女に惹かれていってしまいます。
そして、瑠璃はかなたを不幸から守り正体不明のイジメの主犯を突き止めることを決意しますが・・・兄の様子がおかしいことに気付いた妃は、瑠璃と共に夜子を問い詰めます。夜子は本の中の物語を現実にものにしてしまう“魔法の本”の存在を明かし、瑠璃に対して犯人を見つけ物語を終わらせるよう言います。
まぁ結果的に瑠璃は“魔法の本”が望む行動ばかりしていて、実際に犯人を突き止めたのは妹の妃だったわけですが・・・兄の威厳ないな!w ただ、最後の最後で本とは違う結末・・・本来は主人公とヒロインの関係を完全にゼロにして終わりますが、瑠璃が取った行動は、かなたを許し告白することで建前上は関係がリセットされても、想いはリセットされないという、ヒロインにとっては良い形で物語を終わらせます。まぁ最後は物語が終わったと同時にかなたに手痛い仕打ちを受けますがw
ここで重要なのは、“ヒスイの本が瑠璃の部屋にあったのは何故なのか?”という事と、“ヒスイがかなたを選んだ理由は何だったのか?という事、そして、“かなたが願っていたのは何だったのか?”の3点ですかね。

二章「ルビーの合縁奇縁」
二章は遊行寺夜子がメインのお話。“魔法の本”のことが分かった直後に“魔法の本”をミスリードに使うというニクイ演出があります。
「ヒスイの排撃原理」を勝手に使ってしまった事で母親の闇子を怒らせちゃった夜子が瑠璃の言うことを1つだけ何でも聞く・・・ということになり、瑠璃は学園に通うよう命令します。夜子が学校に来てくれたことを素直に喜ぶ理央ちゃんが可愛かったですw
夜子の学園生活初日の様子を理央から聞いた闇子は、夜子が瑠璃の命令を反故にしてまた不登校になると読み、魔法の本「ルビーの合縁奇縁」を使うことにします(正確には違うのですが)。このお話では、理央が電波な天使になり、瑠璃と夜子を結ばせようとするラブコメになります。
理央ちゃん天使・・・なんかアホっっぽいけど、なんだろう・・・それでも癒されるwww ばきゅーんw まぁところどころ素が出ちゃったところが理央ちゃんらしいですねw あと、かなたが毎度毎度瑠璃にキスするぞって脅される姿が面白いw
本に従うことには従順な夜子でしたが、それでも瑠璃のことが嫌いと言い張り、仲が良いのか悪いのかよく分からない関係が続きます。二日目の夜、夜子は妃に愚痴を言い、妃は夜子にアドバイスをします。そのアドバイスを受けた夜子は開き直ることにしましたが・・・その翌日から夜子は瑠璃に対して普通の女の子っぽい反応を示すようになります。
開き直ったことで“本の通りになるなら芽生えなければならない恋心”がない事に気付いた夜子は、今回の本に関するトリックに気付き瑠璃に種明かしをします(実際は登場人物の中で本当に何も気付かず何も知らなかったのは夜子だけだったってオチですがw)。真実が分かってもそれでも夜子が“楽しめたからそれでいい”と思えたことがこの件の1番の収穫ですね。
まぁ結局は闇子さんが考えたシナリオ通りの結末だったってことですが。闇子さんは普段は優しいお母さんって感じだけど、絶対敵に回したくないタイプですなw あと、理央が自称天使を演じてたときの黒歴史を恥ずかしがる姿が可愛かったですw
ここで最も重要なことは、夜子が自分の本当の気持ちに気付かなかったこと・・・ですね。ここで夜子がちゃんと自分で自分の気持ちに気付いていたら、この後、魔法の本が開かれることはなかったかもしれません。

さて、お次は三章~四章です~。


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