こばとの独り言

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第26回 フェブラリーステークス

2009年02月22日 22時07分00秒 | その他(未分類)

今年最初のG1レース「フェブラリーステークス」(東京競馬場ダート1600m)が行われた。

毎年好メンバーが揃うレースでもあるが、今年も注目のダートホースが集結した。
屈腱炎という競走馬にとって不治の病とされる怪我を克服して復活し、史上初となるG1・8勝(交流重賞含む)がかかった7歳馬カネヒキリ、同じく史上初となるフェブラリーS連覇のかかり、負け続けているカネヒキリに一矢報いたい7歳馬ヴァーミリアン、そして、日本調教馬として初めてアメリカ重賞を勝った4歳馬カジノドライヴ。

ここ3年ほどダート路線の王者として君臨してきたのは現7歳世代の馬たち。あのディープインパクトと同じ世代だと言えば分かるだろうか。芝の絶対王者だったディープインパクトの影で、カネヒキリやヴァーミリアンがダートの絶対王者として君臨してきた。昨年の主要ダートG1もこの2頭が圧勝してきたため、今回も1、2番人気を独占する格好となった。3番人気はカジノドライヴ。アメリカの重賞制覇という実績と、兄姉もG1馬という良血ということもあり、たった6戦のキャリアで出走可能賞金ギリギリなのにもかかわらず、3番人気に支持された。
そんな感じで、記録のかかった王者達vs世代交代を睨む4歳世代という図式になっていた。

レースは今話題の三浦皇成騎手騎乗のサンライズバッカスの出遅れから始まった。
有力馬は全て先行。4歳馬エスポワールシチーのハイペースな逃げに引っ張られる形でレースは進んだ。
逃げるエスポワールシチーを2番手で追うカジノドライヴ、内でじっと力を溜める王者カネヒキリ、そのカネヒキリを後ろからマークする形で追走するヴァーミリアン。
誰が来てもおかしくない状況の中、レースは直線を迎える。

直線でまず抜け出したのはエスポーワルシチー。2番手を追走していたカジノドライヴらを3~4馬身ほど引き離す。しかし、ここからカジノドライヴが一気に加速。あっという間にエスポワールシチーを捉え、先頭に踊りでる。このまま決着がつくかと思いきや、内からカネヒキリ、外から好位を追走していた4歳馬サクセスブロッケンが襲い掛かる!!

200メートルにも渡る息も詰まる攻防戦。あの昨年の天皇賞・秋の再現を見ているかのようだった。そして、ゴール板を通過したとき、最も前に出ていたのは4歳馬サクセスブロッケンだった。2着はカジノドライヴとカネヒキリの写真判定に持ち越された。4着は逃げたエスポワールシチー。5着は5歳馬フェラーリピサ。ヴァーミリアンはまったく伸びず6着で掲示板にも乗れなかった。

勝ったサクセスブロッケンは父親が有馬記念を連覇したシンボリクリスエス、母は2002年のフィリーズレビュー(G2)を勝ったサクセスビューティ(その父サンデーサイレンス)。3歳のときはダート路線で圧勝してきたものの、G1ではヴァーミリアンやカネヒキリにはいつも負けており、そのせいか同じ世代ながらも能力未知数だったカジノドライヴの方が注目されていた。それはそうだろう、サクセスブロッケンは何度もヴァーミリアンらに負けているのだから。それが、今回初めてこの2頭とカジノドライヴを破った。今まで勝てなかった相手に勝てた。関係者の喜びも相当なものだろう。

2着カジノドライヴとともに7歳馬たちに世代交代を宣言するのか・・・これからの4歳世代に注目したい。
今回やぶれたカネヒキリとヴァーミリアンにも当然逆転の余地はあると思う(今回の敗因を挙げるとすればカネヒキリは使い詰め、ヴァーミリアンは距離が短い上に調教過程でトラブルがあった)。
これからのダート路線が面白くなってきた!!


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