空前の大混戦と予想されていた皐月賞。先週の桜花賞ほどではないが、今回もあまり人気の高くない馬が優勝し、「混戦」を浮き彫りにした。勝った馬はキャプテントゥーレ。父アグネスタキオン、母エアトゥーレ(母の父トニービン)という良血馬として評判はあったが、勝ちきれないレースが続き、人気を落としていた。それがG1で優勝してしまうのだから競馬は分からない。が、これは充分に想定できたこと。1番人気になったマイネルチャールズだって、弥生賞でようやく重賞2勝目を果たしたばかりだし(実は今年の3歳牡馬では初めての重賞2勝馬だった)、他にいないから1番人気になっただけって感じだった。2番人気が重賞勝ちの無いブラックシェルだったことからもそのことが伺える。
皐月賞のレースのレベル自体もあまり高くはない気がする。多少荒れた馬場とはいえ、良馬場で2分1秒台という遅さ。逃げて勝ったキャプテントゥーレの上がりが35秒台なのだから、もう少し追い込んできて良い馬がいてもおかしくなかったはず。騎手の好判断が勝利を呼び寄せた感じ。力ではなく展開が向いての勝利なので、ダービーの本命というわけにはいかない。母親が2000m以下で活躍した馬だし、父アグネスタキオンも中距離っぽいイメージがある。しかも、皐月賞を制したせいで、今度は厳しいマークにあうことだろう。今回のように上手く逃げられるとは限らない。それでも勝てるようならサニーブライアンやメイショウサムソンのように強い馬という判断ができるだろうが・・・あと2ハロン(約400m)距離が延びるダービーでは果たしてどうだろうか・・・キャプテントゥーレの真価が問われる。
まぁ・・・今年の3歳牡牝、4歳牡馬のレベルは少し低い感じよねぇ・・・。4歳牡馬はアドマイヤオーラが復帰してやってくれるかと思ったらドバイではウォッカより下だったし・・・。その分4歳牝馬のダイワスカーレットが強すぎる感じだなぁ。そういやダイワスカーレットは大阪杯の疲れが出たため、ヴィクトリアマイルを回避するそうなので、ウォッカとの再戦はお預けとなった。ちょっと残念。まぁ大阪杯ではあれだけの走りを見せたのだから仕方ないのか。今後は安田記念か宝塚記念などを目標にするのだろう。ウォッカとの再戦がいつになるか楽しみだ。
あと、皐月賞の実況を聞いて思ったんだけど、いやその前からか。某競馬番組の某アナウンサーってあまり競馬実況うまくないよねぇ?なんか言葉を発しない時が多い気がする。今日もキャプテントゥーレがゴール板を過ぎたあと、数秒間何も言葉を発してなかったし。意図的なのか言葉が思い浮かばなかったのか分からないが、親仔制覇(父アグネスタキオンも皐月賞馬)とか川田騎手のG1初勝利とかその辺をうまく繋げばよかったんじゃないの。
やっぱ関西の今は引退したあの方の実況がいいなぁ。実況アナウンスもレースを楽しむ醍醐味の1つだから、ちゃんとやってほしいねぇ。名セリフを期待してるのにねぇ。何も言わないんじゃアナウンサーのいる意味ないじゃないか。
・・・と、ちょっと愚痴ってみた。
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