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こばとの独り言

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「十六夜のフォルトゥーナ」 あらすじ・感想

2013年12月21日 19時16分39秒 | 美少女ゲーム

田舎町を舞台にしたちょっと不思議な出来事が起こる物語「十六夜のフォルゥーナ」です~。

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買うかどうか迷ってたんですが、当初は11月発売で買うタイトル数が少なかったからという理由で何かないかなぁと探してたら、メインヒロインのルシアに目がいきまして、買うことを決めました。
そしたらいつの間にか11月発売タイトルで予約してあるものが増えてしまい、どうしようかと思うように・・・w まぁ別に後悔はしてないけどw
あとで気付いたんですけど、ラピスラズリってビジュアルアーツだったんですね~。ぃぇ、別にだからどうしたっていう話ですけどw

特典はこんな感じ~。

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メインヒロインのルシアが描かれたサイン色紙にドラマCD2枚です。
あと、この他にサントラCDも付いてました。fripSideが歌う「fortuna on the Sixteenth night」がカッコイイですね!日本語にするとタイトルそのまま「十六夜のフォルゥーナ」になるんですけどw

「十六夜のフォルゥーナ」は家出同然で旅に出ている青年・九条薫が立ち寄った田舎町・五条町で、シスターをしているルシアと出会い、それから薫を追いかけてきた許嫁の九条乙女と再会、そして双子姉妹と出会い、その後、薫を中心としてヒロイン達が不思議な体験をしていく物語です。
最初は田舎の様子が描かれて比較的のんびりした日常が描かれていますが、そんな田舎町で殺人事件が起こり、その被害者が薫が出会った双子姉妹の姉の小菜であると判明してから事態が一転していきます。まぁ日常もあるけど、共通ルートは冬月姉妹の話がメインになりますね。
共通ルートは8月末まででそこまでの選択肢でヒロインが決まります。ただ、1周目は選択肢のほとんどが姉妹に関するものしかなかったので、ルシアや乙女のルートに行くためには姉妹をクリアしなきゃダメで、ルシアの場合は更に乙女のシナリオをクリアしないと進められません。
ちなみに、姉妹は姉の小菜から見ていくといいかも。そうすることで、少しずつ謎が解明されていくように進められていきますし。

このゲーム独自のシステムとして「ATS(アクティブタイムシーン)」があります。
薫と別行動してるヒロインがそのとき何をしているのか見られるもので、強制力はなく見なくてもシナリオの変化に影響はありません。ただ、みておけばヒロインの心情が色々と分かるので見ておいて損はありません。あと、ATSでしか見られないCGもあるので、まぁ結局は見なきゃいけないってことなんですけどw
個人的にはヒロイン以外のキャラのATSがもっと欲しかったなぁと思いますね。ちなみに既読文スキップしてもATSが発生した時点で一旦スキップが中断されるので2周目以降でも見たいときはちゃんと見られるようになっています。

とりあえず、やってみての感想ですが、まず1点目。序盤はもうアレです、Keyの「AIR」ですね。雰囲気がソックリでした。途中から別物になったけど、プロローグの日常シーンは「AIR」のDREAM編の序盤に似てました。
2点目、主人公の九条薫ですが、日常パートでは面白い行動をするので良いんですが、色々と散りばめられたヒントを見逃したり、ふと思いついた又は考え付いたことがあっても、それを自分の中で自己完結して否定して実際に何かあってから後悔したり、ヘタレなところが多いのが残念ですね。これまで散々霊を見てきた体験をしてきたはずなのに、まず否定から入ることがおかしいと思うんですけど。あれだけヒントを見逃すことが多いとわざとそうしてるのか?と疑ってしまいます・・・。
そして、3点目、これは好みがハッキリ分かれそうですが、ストーリーがすっごい長い。共通ルートが終わるまで10時間くらいかかります。何せ8月上旬から1日ずつ丁寧に進んでいくわけだから時間がかかって当然ですね。ぶっちゃけここまでやる必要あるのか?って思いましたけど。
個別ルートに突入する9月になっても中旬までは1日ずつ進みます。ただ、時々あまり意味のない日もあったので、この辺もう少しまとめられなかったのかなーって思いますね~。少し気合入れてやらないと眠くなるときが度々ありました。あと長すぎてちゃんと確認されていないのか、誤字脱字がえらい多いですね。重要なシーンで誤字脱字があると萎えるよ・・・。
結局1周目のプレイ時間は20時間近くはかかってたのでは?エロゲーでここまでかかるのは珍しいですよね~。「マブラヴ・オルタネイティヴ」みたいな特殊ケースはありますが・・・いつ終わるんだろうと思いながら読み進めてました。
そんなわけで、1周目はちょっと根気が必要ですね。

その根気が必要だった1周目は冬月姉妹でした。最初に攻略したのは姉の小菜です。

姉の小菜は薫が出会った時点で既に死んでいる幽霊の少女。彼女を見ることが出来るのは、生まれつき未来視という能力を持ち霊力が強い薫以外では薫以上の霊力を持つルシアと霊力はあまりないものの術式などの知識が豊富にある乙女だけです。この3人の中で力が弱い乙女は少し注意してみないと見えませんが薫やルシアと一緒にいることで普通に見えるようになりました。
性格は元気で明るく社交性のある女の子で、いつも妹の時雨のことを気にしている妹想いの優しい女の子です。生前は家事を担当していたようなので女子力はそれなりにあるようですが、物体に触れることが出来ない幽霊なんで披露する機会はありませんw
妹の時雨は大らかなな姉と違って、いつもツンツンしてて、考えるより先に身体が動いてしまう直情タイプです。姉妹のエピソードは、ほぼ彼女に関する問題が大半を占めてるので、ぶっちゃけるとトラブルメーカーですね。人の言うことを聞かないことが多いので、見ていると少しイラつくことが多いですが、デレると可愛い、まさにツンデレの鑑な女の子ですねw
小菜が料理が得意なのでそれに対抗してお菓子作りが得意なようですが、あまりその腕を披露することもなく、そういう情報があるにもかかわらず、時雨がお菓子を作るとビックリしちゃいますね~。彼女のルートでは料理を覚えようと頑張る姿が見られるので、そこでホッコリしますw
あと時雨編の後半から分かることですが、彼女は意外にも事務仕事が向いてそうですねw 乙女編やルシア編では悪霊退治に統計データを使うように提言して、実際に効果がありましたし(ルシア編は最終的にルシアの意向が強くなってましたが)。

まず見たのは姉の小菜のエピソード。彼女は平和な五条町で数十年ぶりに発生した事件の2人目の被害者ですが、最初はそのことを知らなかった薫に声をかけられ親しくなりますが、自分が幽霊であることを教えなかったせいで(薫もあまりにハッキリ見えるので幽霊だと思わなかった)、後に時雨のことで大きな問題が発生します。
時雨の件はルシアや乙女の協力でひとまずは解決し(共通ルートの中で)、犯人も逮捕されたことで再び日常は戻りますが(時雨の問題は完全ではありませんが、時間が経つにつれ彼女自身でなんとか区切りを付けたようです)、その後、小菜と同じ最近死んで幽霊になった少女このみと出会います。
このみのエピソードは良かったですね。ありきたりではあるけど、このみがピアノを無事弾いたあとに母親と触れあうシーンはちょっとホロリと来ます。もうね、このみちゃんを妹にしたい。ぃぇ、妹じゃなくても娘にしたい!愛でたい!それぐらい可愛かったです(*´Д`*) ぃぇ、決して○リコンではなく・・・このみちゃん見てると普通に可愛いと思いますよね?w
このみの件が解決するとこれまで1日ずつ送ってきたのがウソなように一気に時間が進みますね。その後はただの恋愛モノに変わってましたね。時雨の告白から薫と小菜が恋人になるまで怒涛の展開でした。時雨の行動はやや強引すぎるけど、まぁそれも時雨らしいのかな。あまり周りのことを考えずに振り回すのは。まぁだからたまーに見ててイラッとすることがあるw
恋人になってからは終わるのが早かったなー。最後は小菜が成仏するのかなと思ったら、昔時雨が作った人形に憑いて薫と五条町で結婚式を挙げてその後旅に出たところで終わりましたねぇ・・・。結局このみの成仏はなんだったんだ?w 成仏することより薫が死ぬ時まで一緒にいることを選んだってことなんだけど、そうなると、このみのエピソードがあまり意味なかったような気がするよ?w

時雨のエピソードは、途中までは小菜と共通しています。一部小菜との会話が時雨に変わってる程度です。小菜編でこのみが出る頃に完全に分岐しますね。
時雨編は小菜編では詳細がほとんど分からなかった連続殺人事件の犯人が明らかになります。小菜編では最初に捕まった容疑者がそのまま犯人となっていたのでそれ以降は何もありませんでしたが、時雨編ではその容疑者が釈放されたことで事態が一転します。
ただし、時雨編で分かるのはあくまで実行犯のことだけで、“なぜこうなったのか”というのは結局不明のままでした。あとは、これまでぼんやりとしてしか語られていなかった九条家について少し触れられていました。九条家として振舞う乙女はいつもと違って大人っぽかったですね~警察の人とも対等に話をしていましたし。それ以外はいつも通り薫一筋の妄想少女ですけどw
事件が解決してからは恋愛方面がメインになります。デレまくる時雨が可愛いですね!恋人同士になってから揉めた小菜編とは違い、付き合う前から時雨と乙女との三角関係で揉めますね。乙女の想いってのも相当強かったですが、好き合う2人を止めることは出来なかったようですね。
そしてもう1つ。時雨編では小菜が最後に成仏します。まぁ2人が付き合う頃から出番が少なくなって何度か成仏したのかと疑われてましたが、最後はちゃんと妹の時雨と別れの挨拶を済ませて消えていきました。姉妹のお互いを想う気持ちが強かったのか、姉妹最後の会話は薫たちの通訳を必要としなかったですね。
エピローグでは2人が結婚して子供がいるってところまででした。2人の子供の菜雪の「菜」は小菜の菜ですよね、間違いなく!合せると「こなゆき(粉雪)」になるのは偶然か?w あと、髪型も小菜っぽかったですしw

Hシーンはそれぞれ1度だけでした。というか、乙女以外は1回ずつしかありません。まぁその1度のHの中で回数は3回、本番2回にフェ○1回でしたね。尺は短かったけどCGは良かったと思います。小菜は脱ぐとなかなかの大きさでしたしw 時雨も小菜より小さいという話でしたが・・・そんな大きな違いはなかったですよ?w
一般CGだと・・・そうですね、小菜は着替えシーンかなw 小菜は結局ちゃんと私服を着た姿を見られなかったのは残念ですがw あとは、このみちゃんと一緒に歩いてるCGとかこのみちゃんがピアノ弾いてるシーンとかこのみちゃんが成仏するシーンです!このみちゃん可愛い(*´Д`*)(ぁ
時雨は結構良いCGが多かったなー。性格はともかく見た目が好みだからっていうのが大きいなw やっぱ、小菜が成仏する直前に撮影した写真のCGが1番かなー。エピローグの娘を抱える時雨も良かったけど。

姉妹編をクリアするとようやく乙女に関する選択肢が出現します。そんなわけで、次は乙女ちゃんですのw

乙女は小柄な身体で一見ルシアや時雨より年下に見えるけど2人よりも年上のお姉さん。そして、九条家本家の次女で薫の許嫁です。まぁ薫が既に継承権を無くしているので既に許嫁というのも解消されているのかもしれませんが、乙女は一途に薫のことを慕っています。
あまりに薫のことが好き過ぎて五条町まで薫を追いかけてきてしまうほど。ちなみに何故彼女が薫を発見することが出来たのかっていうのは・・・とあるシーンで判明しますw 常に薫好き好きオーラを出しているので、恋人になった後でも大して変わらなかったですね。まぁそれまでは薫に気を遣うところもありましたが結ばれてからは少し我儘になったかなって気はしますが。
料理の腕前はルシア以上で和食が得意で料理をふるまうシーンは1番多かったですね。あと、九条家の血筋ですので、霊力も少なからずありますが、あまり力は強くなく、小菜のことも慣れていってようやく普通に見えるようになった程度でした。彼女の能力は切れた輪ゴムを元に戻すことが出来る程度ですが、彼女のその力はある重要な鍵となっています。

乙女のエピソードでは、九条家の成り立ちと、九条家が様々な能力を持つ人間を輩出してきた理由、そして、これまで関係ないと思われてきた“九条家”と“五条町”の関係性が判明します。薫や乙女がこの街を訪れたのはあながち偶然ではなかった・・・とも言えますね。
ただ、それらは後半に一気に判明するだけで、最初のうちは夜の見回りをしていくだけになります。まぁその過程で九条家と五条町の間に何かあったのではないか・・・という疑惑が浮上するわけですが。
過去編については、なんていうか、プロローグのとき同様の印象でしたねぇ・・・。どことなく「AIR」のSUMMER編っぽいw ラストの、かぐやが月を背に翼を広げるシーンなんて、神奈そのものだしw
乙女編でほぼ大抵の謎は解けてしまうので、ルシア編は汐宮家の話が主軸になっていきます。

乙女のHシーンは2回あります。4人のヒロインの中で2回あるのは彼女だけなんですよね。乙女は小柄な身体ながら胸はそこそこ大きいですね。個人的には2回目のHが良いと思いました。ただ、バックが一瞬で終わったので残念でしたけど。
一般CGでは、乙女の珍しい私服姿が良かったと思います。常に着物だったからねw あとはエピローグでブーケトスを受け取るシーンのCGかな~。幸せそうな乙女の笑顔が良かったです。

そして・・・最後はメインヒロインのルシアです。元々はこの娘が気に入って買ったので待ちわびました・・・ぇぇ、本当に・・・ここに辿り着くまでが長すぎた・・・。

ルシアは五条町の教会でシスターをしていて、とても献身的で家事スキルも高く、純真無垢な少女です。普段は落ち着いていて大人っぽいですが、恋愛や下ネタの話になると慌てて混乱してしまうほど純情ですw
彼女は夜の見回りをして悪霊退治をしており、身体能力も男の薫と同等で、霊力は薫をも凌ぎます。霊に関しての知識は薫や乙女以上にあり、悪霊退治でピンチに陥ったときなどの対処などルシアがいなければ危なかった状況が何度もありました。また小菜については早く成仏してほしいと思ってるような節もあり、霊に関しては徹底して冷静沈着な姿勢を見せています。
ただ、普段はしっかりしているのですが、朝早く起きるのに何故か学校はいつも遅刻ギリギリだったり、食材の買い出しを忘れてて乙女がフォローしたり、ウッカリさんな一面もあります。あとは、誰にも甘える素振は見せませんが薫に対してはつい甘えたりします。そこが可愛いw

ルシアのエピソードでは序盤は乙女編と同様に悪霊退治になります。五条城での決着は、乙女編とは違いルシアが成仏させます。ちょっと強引な展開でしたね。ルシア編においては九条家と五条氏の関係性については乙女がなんとなく理解した・・・という程度に留めています。
悪霊退治が終わり安心したのもつかの間、今度はルシア自身に異変が起こります。そして日が経つにつれ、ルシアだけじゃなく、乙女や時雨、小菜にも異変の兆候がみられるようになります。
そして、その原因を作ったという少女・ノエルが現れ、それに伴い、ルシアの家族の謎が一気に解明されていきます。後半はそのノエルとの戦いが主軸となりました。ゆり子がやられたシーンを見たとき鬱展開か?と思いましたが・・・ルシアは自分の役目を理解してノエルと戦うことを決意。神の力を一時的に借りて、ノエルを倒します。
乙女編が五条町そのものの謎・・・この作品の1番のメインとなっているストーリーで、ルシア編はどちらかというと汐宮家のお家騒動みたいな感じでしたねw 結局、ゆり子があんな状態になったことについて、警察は何も疑問に思わなかったのか?w
事件が解決してからは日常が再び始まり、ルシアの可愛いところがいっぱい見られるようになります。薫と付き合い始めて初めてのデートのときに私服姿が初披露されましたが・・・ベリーGOODですね!制服姿も良かったですが、私服姿も可愛い!!

ルシアのHシーンは1回だけ・・・しかも、本番は薫の身体が邪魔でルシアの身体が見られないという最悪なパターンに・・・だから、Hシーンで主人公の身体でヒロインの身体を隠すのはマイナス評価にしかならないとアレほど・・・。更に言うなら、乙女は単純に2回Hシーンがあり、姉妹も1回のHシーンで2度本番があったのに、ルシアは本当に1度だけで終わりとか・・・何なの?ここまで長いことルシアのエピソードが見たいと思いつつも我慢して物語を見てきたご褒美がこの仕打ちなの?パ○ズ○フェ○までは良かったのに・・・これだけでもう評価がだだ下がりですね(´д`)
一般CGは・・・メインヒロインだけあって恵まれてた感じはしますね~。ATSで見られるお風呂CGが特に良かったですw あとは膝枕かな~。ぁ、薫が膝枕する方も良いですw 女の子の寝顔は見ていて飽きませんしw

さてさて、「十六夜のフォルトゥーナ」ですが、シナリオが異常に長いので、好みが分かれるのは間違いないです。正直だるかったw シナリオそのものは悪くないとは思いますが、もっと短くまとめられた気がしますね~。
主人公の薫に対しても色々思うところはありますが・・・まぁ完全なヘタレではないです。ただ何かしなきゃと思いつつも何も出来ないだけで(爆)
音楽は良かったです。主題歌2曲も良かったですが、久しぶりにタイトル画面のBGMをゆっくり聞きたくなりました。タイトルBGMで気に入ったのは「Kanon」の「朝影」以来かも?そんなわけで、「十六夜」は特に気に入ったBGMでしたね。
キャラはというと、もうルシアしかいません。Hシーンだけ不満がありましたが、それ以外はパーフェクトでした。だからこそ、本番Hが残念でならなかった・・・。他のヒロインもいいけど・・・このみちゃんが忘れられないw 妹になってくれ(*´Д`*)(ぁ

さーて・・・11月発売タイトルは残り1本・・・って、もう12月発売タイトル買ってあるんですよね・・・w この作品がこんなに長いってのが1番の誤算でした。
まぁ年末一杯まで仕事がありますが、正月連休があるので・・・丁度いいかなw


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