こばとの独り言

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【サガフロ2】 初心者向け攻略情報その1 ゲームシステム

2022年01月30日 23時09分44秒 | サガシリーズ

サガシリーズでは珍しいストーリーメインのサガフロ2。

自由に街が利用できない、使用キャラが毎回変わる等、通常のRPGとは違って色々と制約が多いため、好き嫌いが分かれるところですが、個人的にはストーリー&キャラ、バトルシステムはサガシリーズの中で1番好きなんです。

昨年(2021年)、サガフロ1のリマスター版が発売された事で、サガフロ2もリマスター版の発売が期待されています。その為、気が早いですが、一足先に(?)プレイしてみました。
発売した1999年以来のプレイなので、20年ぶりとなり色々忘れていた事も多く、何度か最初からやり直したい気持ちになりましたが、とりあえずクリアは出来ました。

そんなわけで、自分のメモ用という意味も込みで、まだサガフロ2をプレイした事のない人向けの攻略情報、いってみよー!

1.主人公は2人。
今作の主人公は、王族に生まれながらアニマを持たないために城を追放されたギュスターヴ13世と、ディガーの家系に生まれ父の死の真相を探るために旅に出るウィリアム・ナイツ(通称ウィル・ナイツ)の2人になります。物語はこの2人を中心として進んでいきます。
正確には、ウィルの息子・リッチや孫のジニーも主人公になるため、自分は「ギュスターヴ編」と「ナイツ編」で区分けしています。


2.用語解説
サガフロ2の世界には様々なオリジナルの単語が存在します。しかも、それらに対してあまり説明がなく、なかなか理解しにくいと思いますので、とりあえず自分の解釈みたいな感じで説明します。

【アニマ】
あらゆるものに宿る力。それが何かは不明で、ニュアンスとしては魔力のようなものと思えば良い。
全ての生物・物に宿るとされており、物に宿ったアニマを引き出して術を使ったり、斧などの武器にする事が出来るようになる。
主人公の1人・ギュスターヴは石ころにも宿るアニマを持たないがために父親から「石ころ以下」と言われ城から追放されてしまう。
尚、「鉄」はサガフロ2の世界ではアニマを阻害する物質として描かれている。

【クヴェル】
無限のアニマを内包したオーパーツ。人類が誕生する前に世界を支配していた古代の種族が作ったものとされるが、その技術は全て失われてしまっている。

【ツール】
クヴェルを模倣して作られた物。耐久度には限界があるが、優秀なツールはクヴェル並の耐久力がある。

【ディガー】
クヴェルを発掘するため世界中を旅する人たちの事。貴重なクヴェルや遺跡を発見した人は「タイクーン」の肩書きで呼ばれる。
主人公の1人であるウィル・ナイツは代々ディガーの家系に生まれている。

【ヴィジランツ】
ディガーの護衛を担当する人の事。当然、戦闘能力は高い。ディガーからの報酬で生計を立てている。
女性のヴィジランツは少ないが、今作のメインヒロインの1人・コーデリアはヴィジランツとしてウィルと共に旅をする。

【エッグ】
卵の形をしたクヴェル。クヴェルの中でも特に強い力を持ち、意志がある。大変危険なもので、所有者のアニマを喰らって操り、宿主が死亡すればまた別の宿主を探す。
古代文明を復活させるべく、宿主を利用して様々な実験を繰り返しながら、世界を暗躍する。ナイツ家にとって因縁の存在。

【メガリス】
クヴェルと共に古代の種族が作ったとされる遺跡。砂漠などがあり乾燥している南の大陸を除いて世界各地に点在している(古代の種族は乾燥した土地が苦手だったらしい)。メガリスによって機能は違い、様々な現象を引き起こす事から「巨大なクヴェル」と呼ばれる事もある。
エッグもとあるメガリスの中で永い時間眠り続けていた。

【チップ】
破損して使用不可能になったツールから取り出せる物質。アニマは持たないがアニマに対する親和性が高いためにツールの加工に使われる。
チップの流通量が増えると普段お店では買えないツールが出回るようになり、チップを消費して買うことが出来るが、チップを使うと流通量が減ってしまうので、使い過ぎには注意。

【クラウン】
サガフロ2におけるお金の事。


3.ストーリーの進め方
マップ上に表示されたタイトルの上で決定ボタンを押せば、そのシナリオを見る事が出来ます。

基本的には年代の古い順から表示され、クリアするたびに新しいシナリオが追加されていきます。稀に特殊な出現条件のものもあります。特徴として、ギュスターヴ編はシナリオだけで終わるものが多く、ナイツ編はダンジョン探索が多いです。
一度選択するとそのシナリオをクリアするまで他のシナリオを見ることが出来ないため注意。特にナイツ編はバトルがメインになるため、きちんと育成をしていないと詰む可能性があります。


4.戦闘システム
オーソドックスなターン制のバトルですが、今作ではパーティーバトルとデュエルバトルの2種類があります。

【パーティーバトル】

通常の戦闘です。パーティー全員で戦いますが、敵もパーティーで戦います。たまにお供のモンスターが強い時もありますので、弱っている仲間がいる時は注意が必要です。ただ、全員を満遍なく育成できます。
技の「閃き」や術の「学習」で習得する場合はパーティーバトルになりますが、今作では閃き・学習の確率が低い印象で、閃き・学習でしか習得できない技・術以外はあまり習得できないかも。

【デュエルバトル】

今作のみある1対1のバトル。4つのコマンドを選択し、敵を攻撃します。コマンドの横に「連」と付いたものは前のコマンドと合わせて技や術が発動する可能性があります。

その為、基本的に「連」が付くものを選択していくと良いでしょう。新しい技や術を習得できるかもしれません、今作では閃く確率が低いため、基本的に技や術こちらで習得する事になるでしょう。「術技」に関してはこのデュエルバトルでしか習得できません。また、特定の技や術を使いたい時はどの組み合わせで出るか覚えておきましょう。
デュエルバトルでは戦闘に参加していないキャラは成長しませんが、参加してなくともHPは戦闘終了後に自然回復するため、HPが減っている仲間がいる時はデュエルを選択して回復させるという手段が使えます。
尚、コマンドが4つ必要な技・術・術技を使う時以外は基本的にコマンドの1つは「身を守る」にしましょう。

そうすれば、そのターンはずっと「身を守る」の行動が有効になっており、ダメージを抑えられます。

続いて、バトルを優位に進めるための基本的な部分を説明します。

【ステータス】

(1)HP
普通のRPGと同じです。これがゼロになると戦闘不能になります。戦闘終了後に少しだけ自然回復します。
(2)LP
サガシリーズオリジナルのライフポイント。HPやライフブレイク付の攻撃を受けると減っていき、ゼロになると昏睡状態になり、その戦闘では復活が出来なくなります。主人公がゼロになるとゲームオーバー。
また、LPはターン開始時に1消費する事でHPを全快にすることができますが、他にも再生によるHP回復や毒などの継続ダメージ、ステータス異常からの回復に影響があり、LPが減ると回復量が減りダメージが増えてしまいます。その為、LPの減り過ぎには注意しましょう。
LPは成長せず、シナリオが終了したり宿屋を利用する事で全快しますが、宿屋については今作では利用できる機会が少ないため、LPダメージを防ぐ防具は持っておいた方がいいでしょう。
(3)WP
アニマを使わない「技」で消費します。通常攻撃もWPを1消費します。通常攻撃や技、術技を使うと成長していきます。
「身を守る」以外の行動を取った場合のみターン終了時に自然回復しますが、回復値はキャラクター毎に固定されています。
また、WP最大値と現在WPの差が大きければ大きいほど技の威力も高まるという特殊効果があります。
尚、戦闘が終了したターンは回復しないため、技を使い続けていくとWPがゼロになり通常攻撃すら出来なくなるため注意です。
(4)JP
アニマを使う「術」や「術技」で消費します。こちらは装備品によりJP値や自然回復力が補強されます。術や術技を使うと成長していきます。また、WP同様、最大値と現在値の差が大きいほど術や術技の威力が高まります。
WPと違うところは、戦闘終了時、装備品によって補強されたJP値分は必ず回復される点です。例えば、装備品によるJPの補強が+50だった場合、戦闘でJPがゼロになっていても、戦闘終了時は50まで回復します。
その為、基本的に育成はJPを消費する術・術技を使う事になります。LPがゼロにならない限りは半永久的に戦えるので。
(5)スキルレベル
武器やアニマ6種類(炎・水・樹・石・音・獣)のレベル。使った部分だけレベルアップしていきますが、明確な経験値のようなものがないため、上がるかどうかは運次第になっています。アイコンの横に「+」が付いているスキルはそのキャラクラーが持つ資質となり、スキルレベルが上がりやすくなっています。また、閃きや合成の成功率も高めです。基本的にはこの「+」が付いたものをメインにして育成します。
尚、今作では「力」など細かい個別ステータスが存在しないため、このスキルレベルで威力や行動順が決定されます。

【バトルメンバー】
バトルメンバーは最大4人。時々パーティメンバーが4人以上になりますが、その時はメニューの「バトルスタイル」からメンバーチェンジを行えば戦闘に参加するメンバーを変えることが出来るようになります。

【行動順】
今作では「素早さ」などの各ステータスが存在しないため、スキルレベルや技・術によって行動順が変化します。
特定の行動順にしたい場合は「バトルスタイル」の行動順で順番を固定すると良いですが、発動が遅い術を使用する人を1番目にしてしまうと毎回敵が先制攻撃をするようになってしまうため注意。
行動順の固定については、基本的には育成したいキャラがなかなか攻撃に参加できない時に利用します。このゲーム、とにかく攻撃に参加しないとスキルレベルがレベルアップしないので、攻撃する前に戦闘が終了するとHPしか上昇しません。その為、強いキャラは後で攻撃するようにこの行動順で調整すると良いでしょう。

【ロール】
各キャラに持たせる役割。それぞれのロールは仲間になるキャラが持っているため、年代を重ねる毎に自然と種類が増えていきます。
ロールを設定する事で様々な補助効果を得られます。例えば「術強化」のロールにすると使用する術が強化されます。
尚、ロールにはバグがあり「“エース”を除く自分だけに作用するロール」しか説明にある補助効果が得られないので注意です(自分以外でもスカウトのみ効果ある)。効果のあるロールの一部も本来の補助効果と少し違っていたりします。リマスター版では修正されることを願います(笑)
効果のあるロールは下記の通り。
自由行動、攻撃重視、突撃、軍神、鉄壁、回避重視、術強化、術専心、回復、風水、狙撃、遊撃、要撃、鉄砲玉、切り込み、スカウト、オトリ

【武具】
武具は大きく分けて3種類。クヴェルとツールと金属製です。
ツールのみ使用回数に制限があります(GB版サガと同じ)。パーティーバトルであれば武器のみ耐久度が下がりますが、デュエルバトルの時は防具のツールを使った場合も耐久度が下がるので注意です。
クヴェルやツールはアニマ6種類のいずれかを持っており、術を使うためにはクヴェルやツールは必須となります。また、術を使うためのJP値やJPの自然回復力も上がります。ただし、基本的な攻撃力・防御力が低めです。
金属製はアニマを持ちませんが、単純に攻撃力・防御力が高いです。ただし、アニマを阻害するため、JP値やJPの自然回復力が下がります。
尚、どの武具がどんなアニマを持っているかは、装備画面で△ボタン(クイックセーブのボタン)を押すと説明文が表示され、何のアニマを持っているか、金属製なのかが分かります。技や術の画面でも同様に△ボタンを押すとデュエルコマンドが確認できます。

【技】
アニマを使わない必殺技です。威力が高めで連携にも繋げやすくなっています。
技はパーティーバトルで閃いたり、デュエルバトルで合成に成功すると習得できます。ただ、今作では閃く確率が低く感じられるため、基本的にはデュエルバトルで習得する事になると思います。
尚、自然回復がターン経過のみのWPを消費するため使用はボス戦だけに留めておきましょう。

【術】
装備品からアニマを引き出して使います。攻撃系の威力は技や術技には劣りますが、連携につなげやすかったり全体攻撃があったりステータス異常を付与したり様々な効果を併せ持つため上手く利用すれば戦闘を有利に進められます。
注意点としては、術を使うにはその術に対応するアニマが必要になります。例えば「生命の水」であれば、樹と水のツールやクヴェルが必要になります。クヴェルだと1個でその2つを満たす物もあったりしますが、基本的に1つのアイテムに1つのアニマになるため、満遍なく術を使おうとすると装備品にも制約が多くなってきます。このように、サガフロ2の世界では装備品は攻撃力や防御力で選ぶのではなく、術や術技用に決められる事になります。その為、弱いからと言って装備品を処分したりするのは止めましょう!

【術技】
武器とアニマの両方を使う必殺技です。技ですがWPではなくJP値を消費します。連携は繋ぎにくいものの、JPだけではなく該当するアニマのスキルレベルやWPも上げられたりするので、育成時はこれを使うのが基本になります。技がボス戦向けなら、術技はザコ戦・育成向けです。
ただし、デュエルバトルでしか習得できない上、習得は技より高難易度になるものが多いので、特定の強いキャラで習得させる必要があります。

【連携】
技、術、術技を次々と繋げて威力を高められます。単体で使うよりもだいぶ威力が上になるため、HPが高い終盤のボス戦では必須となる要素です。敵と連携をする場合もあります。
技、術、術技にはそれぞれ相性があるため、ザコ戦で連携しやすいものを見つけておくと良いでしょう。
プレイノートで連携履歴を見る事が出来、履歴にあるものは連携しやすくなっています。新しい連携が出来ると古い順から上書きされていきますが、最大で3つまでは残す事が出来るので、「これがいい」と思った連携が完成したら残すようにしましょう。

5.コンバット
ロマサガ3にあったマスコンバットの発展形。ギュスターヴ編のみにある要素で、一般兵を操作して勝利条件を満たすターン制の戦略シミュレーションゲームです。

操作は1キャラ1ターンに2マスまで移動可能。敵と接触すると戦闘開始になります。戦闘時は通常の戦闘画面になりコマンドを選択できます。戦闘で被害の多かった方が負けて1マス後方(正確には攻められた方角の反対方向)に下がります。逃げ道が無い場合はユニット消滅となります。
味方の弓兵が周囲8マスのいずれかにいる場合は支援攻撃をしてくれますが、それは相手も同じです。常に敵の弓兵の位置を把握しておきましょう。
攻略法は基本的に弓兵を中心にして周囲8マスに味方を配置、こちらからは攻めずに相手が来るのを待ち、撃退する。これを繰り返せば勝つことが出来ます。ただ、ケルヴィンなど有名キャラがいるコンバットでは予め前のシナリオで範囲攻撃や全体攻撃の技・術・術技を装備させておけば、ガンガン攻めて敵を一掃することが出来ます。
コンバットは4回ありますが、総じて難易度は高め。特に最後の「サウスマウンドトップの戦い」は鬼畜な難易度で、発売当時はそこで詰んだ人も多いのではないでしょうか?
↓皆のトラウマ「サウスマウンドトップの戦い」に勝利!


6.GO!GO!ディガー
リマスター版でどうなるかは不明ですが、PS1時代にあったポケットステーション(ミニゲームが出来るメモリーカード)で様々なアイテムを入手することが出来るミニゲーム。
最強の剣「七星剣」が入手できるのはこのミニゲームだけですが、耐久度が7しかないので使いどころがありません。そもそも、攻撃力的には7しか差がない「丙子椒林剣」がゲーム内で入手できるため(ただしこっちは金属製のためJP値が大幅ダウン)、苦労して入手してもあまり意味がない自己満足の剣ですw しかも、ポケステのIDによっては「七星剣」の入手が不可能な場合もあります。物によって入手できたり出来なかったりは今だったら問題になりそうなものですけどね(´ー`)
必須事項ではありませんが、クヴェルがない武器を使って育成したい場合は、街を利用できないシナリオにおいても武器の補充が出来るため、利用してみてもいいかも?


細かい部分を挙げれば色々あるんですが、今回はここまで。

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