こばとの独り言

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「智代アフター ~It's a Wonderful Life~」

2009年03月20日 17時06分39秒 | 美少女ゲーム

「人生の宝物を探しにいこう」

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key作品でもっとも物議を醸した「智代アフター」のPSP版を買った。この作品は名作「CLANNAD」に登場するヒロインの1人”坂上智代”の後日談を描いたもの。

当然ながら「CLANNAD」の、少なくとも智代の物語を知っておかないと十分に楽しめない内容になっている。でも、知らなくても会話の内容から有る程度は察しがつくように配慮されている。

物語は朋也の高校卒業から3ヵ月後から始まる。

朋也は卒業後、廃品回収をしつつ廃品を修理して売るという仕事をしており(渚のアフターストーリーでは電工屋だが)、智代は高校3年生で生徒会長の任期も終わる頃。

そんな2人は、小さなアパートで半同棲生活を続けていたが、智代の弟”鷹文”が連れてきた1人の女の子”とも”と、続いて鷹文の元カノ”河南子”が朋也の部屋にやってくる。

そこから4人の奇妙な共同生活が始まる。

序盤・・・というか終盤を除けばほぼギャグが占める。keyらしいギャグでかなり笑わせてくれる点は同じ。智代のコスプレがGOODです(*´Д`*)b(ぁ

しかし、問題は後半だ。

・・・かなりネタバレになるので伏せるが、朋也と智代の想いは分かる・・・分かるが・・・この終わり方はやはりあまり納得できない。最後はかなりショッキングな終わり方である。

智代・・・いや、智代だけじゃなく、とも、鷹文、河南子のために頑張ってきた朋也に対しての”結末”がこれなのかと・・・正直思ってしまうね。例え朋也が納得していたとしてもだ。

一言でいうならば「非常に辛いグッドエンド」。私はこれをハッピーエンドとは言いたくはない。

全体的に見れば良い話なのは確かで感動的だ。かなとのお別れまでは希望や未来を見せてくれる綺麗な話だと思う。笑いも多いが。その辺はkeyらしいところ。

ただ、やはり最後の結末に関しては賛否両論あると思う。AIRのとき以上に。好きな作品にはなるが、納得できねーっていう複雑な気持ちになるよ。

よく深く読み込めばもっと他に気づくこともあるかもしれないけどね。ストーリーは10時間あれば終わるとても短い物語だし、何度も読み返すことができるプレイ時間だと思う。

ああ、音楽は相変わらず良いよ。OPとEDの曲は文句なし。どちらもこの作品にマッチしていると思う。あと、智代がすごく可愛い。「CLANNAD」ではそうでもなかったけど、この「智代アフター」の智代なら好きになれるんじゃないかな。

ミニゲーム(と言う割りには作りこまれてると思うが)として特定の条件を満たせばプレイできる「Dungeons&Takafumis」(略称D&T)というシミュレーションRPGっぽいものがある。内容は非常に長い。ぶっちゃけ本編を遥かに超えるプレイ時間が必要。「リトルバスターズ!」をプレイした人ならばリトバスに数多く存在するミニゲームの原点をこれに見つけることができる。かなり笑えるネタが多いことは間違いなし。

と、いうわけで、私のこの作品に関する評価は5点満点中4点かな・・・。減点1は最後が納得いかないから。感動という意味でも他の作品に比べると低いというかアッサリしてると思うよ。まぁー序盤の爆笑ネタを楽しんでください(笑)

個人的に河南子が好きだけどね。ツンデレ・・・っぽくないかどうかは微妙だが、なんだかんだ言いながら一途に鷹文のことを想い続けて、ちゃんと鷹文を支えようと料理を覚えたり意外と健気なところがあるし、そういう部分は可愛いね。ニンニク料理ばかりってのはどうかと思うが(笑)

「許すよ」っていう彼女の一言が良かったです。

これがアニメ化される日は来るのだろうか・・・?OVAとしてなら大丈夫だと思うけど、アニメ化にあたってはハッピーエンドにしても良いんじゃないのかな・・・。智代も朋也も可哀想だ・・・。って思うのは第3者だからだろうか?

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