ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

熊が・・

2010-11-18 21:39:48 | 近況ニュース

今日も良い天気になりましたが、朝から冷たい北風が時より吹いていました。

日が照っているので、まだまだ暖かいですが、雲っていたら寒く感じるでしょうね。

今朝、朝日が顔を出すと「バ~ン」と音がしました。暫くするとまた「バ~ン」と聞こえます。銃声の音です。11月15日から解禁となり狩猟が始まったからですね。事故なく安全に猟師の方は、気を付けて狩猟してもらいたいですね。

最近、新聞を見ていると気になるのが、熊が人を襲ったとか、今朝の新聞では、電柱に登り電線を噛み、感電死したとの記事でした。駆除も行われていますし、熊の数がどんどん減ってきています。山では頂点にいる熊でも、銃にはかないません。その頂点にいる熊が減ると生態系も崩れていきます。出没すると直ぐに駆除を行うことは、決して良いとは考えられません。元々山に人が入らなかったところまで、開発が進み、住むところが無くなってきています。特に、自然が造り上げた広葉樹林帯を切り、杉や桧を植樹したりして、食料まで奪っていることが、一番考えなくてはならないところのように思います。

熊には熊の役目があります。いらない生物は、絶滅しているはずですが、そうではない以上ちゃんとした役目があるからです。それを無闇に殺してしまうことは、良くないように思いますね。このまま進めば、熊が国の天然記念物になるかも知れません。

熊は、鮭科の魚を自分が食べる以上に、捕獲します。余分に捕っているということです。鮭の仲間は、海に下り産卵の為に故郷の川に戻ってくるといわれています。海にしかない栄養素を蓄えて遡上するのです。その栄養素を補うことで、病気にもなりにくい体を造り上げます。従って、他の動物の餌をも確保し、小動物をも守る為に余分に捕っているということになります。

また、熊が糞をすることにより、糞の中に含まれる菌が、油を分解させる菌が含まれています。針葉樹の葉には、油分が多く含まれているので、針葉樹の山が油だらけにならないためにも熊の糞が必要になるわけです。人間が杉や桧を植林したことによって、そこからでる油を分解させる為に熊が増えたと考えてもよいと思います。全てが必然で自然は、起きるものです。熊が増えるのも環境が変化しているからこそ増えるのです。熊の糞は、貴重な宝物といえるのではないでしょうか。

高速道路の付近が竹が増えるのと一緒ですね。排気ガスによる大気汚染から土壌汚染に繋がり、その汚染を防ぐ為、浄化させる為に竹が増えます。地球は生きているからこそ、そこで必要な生物を使い、対処していると考えたらいいのでしょう。人の体と同じように、竹は、キラー細胞のような役目をしているのでしょう。また熊はNK細胞というべき存在なのかも知れません。

だからこそ、自然な環境のバランスが必要です。

我々は、人も守らなくてはならないですが、自然も守らなくてはいけないのです。何故なら自然の中で生かされているからですね。

熊が、安心して住める山が沢山あることを願います。

 

 

 


家畜糞について

2010-11-17 21:58:18 | 農業

今日も良い天気になりました。

滋賀の圃場へ行きました。

家畜糞を使用すると硝酸態窒素濃度が高くなります。しかし、完熟しているものであれば、その限りではないのですが、完熟させる方法について、説明をしました。

有機物を入れて、発酵熱上げることが重要です。この時80℃まであげることと、満遍なく混ぜ合わせなくては、なりません。

土壌に入れる前に、しっかりと発酵させておかないとね~!

 

より良い物を・・より美味しいものを育てあげてほしいですね。

さて、人吉市の講演が19日金曜日にありますので、その準備もしないと・・

頑張っていきましょ~!

 


2010-11-16 23:58:11 | 農業

今日は、朝から良い天気でしたが、また一段と冷え込んできたような感じでした。

裏へ行き、柿を収穫しました。

農薬をず~と使用していません。

今年は、春に・・花が咲く前にミネラルと酵素をあげましたが、結実後の散布をしてませんでした。そのせいで、少し小ぶりです。

 2Lクラスですね。

食べてみると平年より、甘さが少し足りないです。

いつもは、結実後に2回散布するのですが、今年は、あげてません・・

本当に植物は正直なものですね~!

直ぐに分かります。

来年は、ちゃんとあげないとね。

 

 


63連勝で・・

2010-11-15 18:28:22 | 近況ニュース

畑からの帰りの道中に、TVの音声を聞いていると稀勢の里が白鵬に勝ち、63連勝でストップと流れてきました。

双葉山の69連勝を目指して、平成の大記録の期待をしていましたが、惜しかったですね~!

しかし、大したものですね。・・心身ともに風格がありますね。

そうそう、全日本女子バレーも三位決定戦において、アメリカに勝ち、3位になりました。世界バレー32年ぶりのメダル獲得という、とても嬉しいニュースも凄いものです。

いろいろなところで、頑張っている姿は、励みになりますね。

私も頑張らなくてはと・・

自分の出来ることを最大限に頑張りぬくことが、素晴らしい生き方に感じます。毎日精進しないとね。

 


残りのシモン収穫

2010-11-15 18:17:13 | 農業

今朝は、で、俄に雨がぱらっと降っては、止んでしまい、午前中このような感じの天気でしたが、午後からは晴れてきて暖かくなりました。

掘りの残していたシモン芋も全て収穫しました。

体を動かすには、丁度良いくらいでした。

天候にも恵まれ、良い日になりました。

いつも天候に恵まれ有難いことです。・・感謝・感謝!

 

良い芋が、出来ているところは、ミミズが多く、少し小ぶりの芋のところは、ミミズが確認できません。芋とミミズの関係ですね。

土中菌のバランスが良く微生物が沢山いるところは、芋も良い状態になっているということですね。ミミズの酵素も芋には、とても良いようです。

ミミズが土を造り上げるのだから、ミミズのいない土壌は良くないということになります。

そして、ミミズも元気に飛び跳ねるようなミミズが良いですね。

 

さて、これから資料つくりに移ります。

頑張らないとね~!


薔薇

2010-11-14 20:31:28 | 近況ニュース

今日も良い天気になりました。

朝のうちは、雲っていましたが、次第に晴れてきました。曇っている朝は、やはり肌寒く感じます。

11月も中旬ですので、肌寒く感じるのは、しょうがないですね。

今日は、買い物に行ったら、車の鍵を失くしてしまいました。大変なことになったのですが、偶々スペアキーがあったので、なんとかなりました。

備えあれば憂いなし!・・・

しかし、他の鍵は全てキーホルダーに付いているのに、車の鍵だけなくなるとは、何とも不思議な事です。

皆さんも気を付けてください。

そうそう、薔薇が、今年は花を沢山咲かせてくれました。このままにしておくと来年、花が少ししか咲かないので、剪定をしてミネラルと酵素、カルシウムを散布しました。

特に薔薇は、うどん粉病や黒点病、ベト病、サビ病などいろいろな病気にかかりやすいので、カルシウムを上げておきました。いつもいうカルシウムとは、「ナサラSICA」のことです。このカルシウムに含まれる成分は、3つの栄養素が特に含まれています。SICAと名をつけたのですから、珪素(SI)、カルシウム(CA)硫黄(S)です。この3つの成分が、これらの病気をかからなくさせる栄養素です。健康状態であるなら勿論、病気になりません。薔薇は病気になりやすいと言われています。しかし、農薬を一切使用せず、6年間育てています。

土中菌のバランスと栄養バランスが整うと農薬を使用しなくてもちゃんと育ちますね。

 

 


猿が去る

2010-11-13 21:57:44 | 近況ニュース

帰りの道中

1000m位のまだ低い山では、まだまだ秋です。

紅葉がとても綺麗です。

色鮮やかです。

帰りの道中、切り株に腰を下ろし、見ているものが・・

猿でした。小学校の遊具でも、遊んでいました。

猿が30頭程いますが、遠くなのでちょと見えないかな~?

鉄棒に登り小猿が遊んでいました。人の子供みたいです。本当にやっていることがにていますね。ナラ枯れなどで、どんぐりが少ないせいか、どんどん人里まで下りて来ています。熊もそうですね。環境の変化により、このようなことになっています。

特にミズナラが枯れるとどんぐりが減っていきます。「カシノナガキクイムシ」によってナラ枯れが発生しています。何かもっと有効な対策を考えなくてはね~!

付近の田んぼにも猿がいました。

この写真だとよく分かりますね~!

車の前を猿が横切り、去っていきました。

正しく、猿が去るです。

 

 

 


散り行く

2010-11-13 21:48:13 | 農業

今朝も少し肌寒い日になりました。

今日は、山へ

高い山では、もう冬の山の姿です。

遠くに観える御嶽山の頂上は、雪が・・

下に見える山の木々は葉をすっかり散らせ冬支度をしています。

もうすっかり冬の山になっています。

寒くなってきたのも分かりますね。

 

山の木々の葉は、かすかに残っている程度です。

冬山の姿も、何か寂しげでいい感じです。

 

 

 


シモン芋の収穫

2010-11-12 20:50:38 | 農業

今朝は、7:30ころからパラパラと雨が降り出しました。

そのせいか、かなり冷え込んでいました。

圃場へ行き、シモン芋と金時芋を収穫してきました。

昨年までは良い出来でしたが、今年は、前半に草を延ばしすぎたのと雨が全く降らなかったせいで、序盤の成長がかなり遅れてしまいました。

 何時もよりかなり小さめです。

 

 芋も少ないですね。

 2・5kg程のものです。

いつもは、この位のサイズは小さい方です。大きいものは8kgを超えます。

今年は、2kgクラスが大きい方ですね~。

水も一切あげてないし、放置した状態が多かったから仕方ないですね。

やはり、手間をかけた分だけ、良いものが育ちますね。

 

 


空と海と山と

2010-11-11 19:31:02 | 環境
 

 学生時代は勉強をしても何か物足りない、そして何かが違っているような感じをいつも思っていました。そして、よく山に入り草や樹木などの植物と山で出遭う動物達、そして茸などを目にしては、気分よくいられました。また山から見上げる空の美しさは、なんともいえないほど美しいものであります。自由自在に姿を変える雲が大好きで、いつまで観ていても飽きることなく、よく観ていたことが多かったように思います。何も考えず、じっと空を見上げていると肩に小鳥が止まってきます。小鳥が止まると何か自分も自然の一部のように感じ、とても幸せな気分にさせてくれました。また海も好きで、海までよく通ったものです。空と海を眺めるのが趣味のようなものであり、空は春夏秋冬の違った姿を現し、海もまた、夏はとても穏やかでいて、美しい姿を現しているのに対し、冬が近付くにつれ、荒々しい姿に変化していきます。しかし、冬の荒海は、激しい姿を現しているのに何故か悲しい、寂しい姿に感じます。その寂しげな冬の海が好きで、よく一人で、寒い冬に出かけていました。夏は海水浴客で賑やかな浜辺も、冬になると全く違った光景で、誰一人いない、そんな砂浜に腰を下ろし、高い波をじっと見ているとザブ~ンという低音の音が、耳に飛び込んできます。その音が、なぜか心地よくさせる。低周波振動が体を活性させるような、そんな感じで10代のころから思っていました。

そして空と海と山が、私にいろいろな事を教えてくれました。自然の中では、教科書に無いものを沢山学び、気付きを与え、いわば自然は、私にとっての大切な教科書です。

誰にも教えてもらわなくとも自然は、沢山のことを教えてくれます。樹木の回復をさせる方法も山の木を観て、なにかその木が訴えているようで、その姿がしっかりと目に焼きついていました。今の方法が生まれたのもその木のお陰です。空と海そして山が、自然とメッセージを送ってくれているようにも感じます。

良い方法や研究は、いろいろ考えているとなかなか浮かびません。しかし、何も考えていない時に、ふと空から降りてくるような感じで、閃くことがあります。その閃きは、湧き出るというより、空から降って来る・・まだちょっと感じが違います。何か光のようなものが、頭の中に落ちてくるといった感覚でしょうか。そのような言い方の方が近いのかも知れません。

とにかく、考えるのでなく、閃くというべきでしょう。これも自然のお陰ですね。

この大地の豊かさも空と海と山のお陰です。海の水が蒸発し、雲となり、山に雨を降らせて、ミネラル豊富な水を造り上げ、伏流水となり川をつくり、また海へ返っていきます。この循環こそが、豊かな大地を造りあげますが、その中で動植物の働きがなければ、豊かな大地は生まれません。全て、必要必然により循環が行われているからであります。

この豊かな大地も今、人間という頂点に君臨するものが、汚染をさせ、次第にその汚染の範囲を広げています。しかしながら、頂点にいるからこそ、改善もできることになります。皆が自然を大切に思い、実践することにより変化していくものです。一度壊れてしまうとなかなか回復するまでに、時間がかかります。地球の寿命からすると100年や200年は、ほんの一瞬でしかありませんが、200年という年月は、人類において、孫の代でもなかなか到達できないほどの長い時間です。だからこそ壊れてしまう前に解決が必要となります。今、現在のうちに、少しでも良い環境にすることが子や孫の為になり、子々孫々と受け繋いでいかなくてはならないことです。この自然は、誰のものでもなく、勿論人間だけのものでもありません。全ての生きとし生けるものがいるからこそ、自然が保たれているからです。どんな小さな生き物にも役目があり、山には山の生物が、空には空の生物が、そして海にも海の生物が必要となるのです。全ての生きるものがいるからこそ、この自然があり、自然があるからこそ生き物が生きられる、生かされているといった方がいいのでしょうね。この美しき空と海と山は、我々が真剣に守っていかなくてはなりません。

 

 


硝酸態窒素濃度

2010-11-11 19:12:22 | 農業

今日も朝夕は、冷え込んできましたね。

11月も中旬ですので、当たり前といえば当たり前のことですが・・

一日中、資料つくりをしていました。

 

硝酸態窒素の話が、出てきたので、野菜に含まれる硝酸態窒素濃度を測ろうということになり、どこのスーパーにも置かれている野菜を調べてみることにしました。

スーパーで買ってきたセロリと大根の硝酸態窒素濃度がどの位あるか調べてみました。

まずは、セロリです。

1600ppmありました。

思った位の数値が確認できました。

大根は、セロリよりかなり多いのでは、と思い計測すると

4200ppmもありました。

やはり、硝酸態窒素濃度が高いですね。

NPKで栽培するとこのような結果が出てしまいます。

自然界のバランスからは、大きくかけ離れてしまっています。

安心安全な食材を育てるには、自然循環のバランスが必要です。

有機農業で栽培した作物やナサラ農法で育て上げた野菜を次回、計ってみることにします。

どんな結果がでるのかな・・?

 

楽しみですね・・というより怖いかもしれませんが。

 

 

 

 

 


滋賀へ

2010-11-10 22:22:55 | 農業

草津に行き、圃場を視にいきました。

まだまだこれからですが、期待できそうです。

その後、守山、野洲へと向かい圃場を視にいきました。

どこもいえますが、基本は土造りです。

如何に、良い状態にするのかが重要ですが、手を抜いてしまいがちなものが、土造りです。その土造りで、何が一番重要なのかをよく考えながら実施することが大切ですね。

自然の山は、何もしなくても植物が育つ環境になっています。その環境と同じようにすることが必要ですね。

そして、良い成長をするにも、水が大きく関っています。

良い水であればあるほど、良い育ちになります。

自然の山では、降った雨を植物が、良い水に変えていきます。その植物ごとにあった水を造り上げます。これも自然であるからです。

どうしたらそのようになるのか?

自然を良く見れば、答えはそこにあります。そこに気付くのか気付かないのかで、大きく変わってしまいますね。

 

 


山口の柿はそれから・・

2010-11-10 21:49:59 | 農業

昨夜、山口の柿の担当している方が、報告しにきてくれました。

「周りの柿木の葉は、紅葉し散ってしまい、枝だけになっているのですが、治療してもらった柿だけが未だに、青々と葉を付け、芽も大きくなっていました。本当に凄い状況です。有難う御座います。以前指示を頂いたように、柿の周りに腐植も散布してきました。」

と言われました。

本当に良かったですね。

如何に自然な環境にしてあげるか、そして土壌を整え、栄養バランスを考えてあげるかが、植物にとって一番いいことです。

私は、そのほんの手助けをしたに、過ぎません。

その樹木に、まだ息があり、樹木自信が生き返ろうとしていることと、その樹木を助けようとする周りの人の願いが、復活の大きな要因になったと思います。尊い願いがあることにより、また樹木も頑張って生きようとします。

私の研究してきたことは、まだまだ終着駅には、程遠いでしょう。今の科学もまだまだ分からないことが多すぎるほどです。科学も物理も医学、薬学、数学が全て自然界の一部であり、その自然の中のたった一つにすぎません。我々研究者は、日々研究し、少しでも世の中の為になることを発見し、応用しなくてはなりません。

永遠と続く道法の上にいて、死ぬまで研究です。

そんな僅かな知識でも役にたつことがあります。そして、喜んで頂ける人がいるのであれば、頑張らないといけないですね。

 

「そして、蘇鉄も元気に回復しています。」「灯台躑躅も回復しました。」と言われていました。

生き物が元気になることは、本当に嬉しいことです。

来週の日曜日に椿を治療することになっているので、指示したとおり出来ることを祈っています。

この治療も、かなり大掛かりな作業となりますが、私がいなくても出来るようになることで、この近隣の樹木が守られることになります。皆の樹木は、皆で守ることが必要だと考えます。

その1週間後には、視にいくつもりです。

全ての樹木が元気に回復して欲しいものです。

 

 


庭の灯台躑躅

2010-11-09 23:00:43 | 近況ニュース

平野部もようやく、朝露がかすかに降りたち、紅葉する樹木の葉を赤く染め行く頃になりました。

庭の灯台躑躅(ドウダンツツジ)もかすかに赤く?黄色くなりはじめました。

里にも秋の気配が訪れ、気分のいい日です。

四季のあるこの日本の地に降り立っていることに感謝したいですね。

特に灯台躑躅を観ると感じます。

春には花を夏には青々した葉をそして、秋には真っ赤に葉を染め、冬は枝だけになり、寂しそうな姿になります。四季折々の美しい姿を現し、感動を与えてくれます。岩だらけの何もない岩山から松が生えてきて、松の枯葉が堆積し、最初に現れるのが、躑躅科です。我々の付近の山では、灯台躑躅です。

私の好きな樹木といえます。この躑躅科の植物が松と共生しだして、初めて松茸も出てくる山となります。昔は、何処の山に行っても松茸が採れたものですが、今は貴重なものになってしまいましたね~。

近年では、スーパーに、中国や韓国、カナダ産が現れ、トルコ産まで出ています。

昔、中国に行った際に、恐ろしい程の松茸が、いたるところで生えていましたが、今ではその中国でも貴重なものになってきたそうです。

根こそぎ採ってしまうからですね。

自然界のバランスが崩れてしまうような採取は、よくありません。

最近、熊の出現が騒がれていますが、無闇に殺したり、異常なほどに捕獲することは、バランスが崩れてしまいます。熊には熊の役目があります。

私も熊と出合ったことは、幾度と無くありますが、熊がいることで騒いだりすると逆に襲ってきます。もし出合っても「熊さんには、全く興味ありませんよ。」って感じでいると自然と離れていくものです。相手を脅かしたり、威嚇したりすると返って逆効果になってしまいます。

自然と同化する姿、共生していると思うと大丈夫であると思います。

熊も人間が怖いと感じているからこそ、身を守る為に、襲ったりします。

熊と出合ってしまったら、全く興味が無いふりをして、他ごとをして下さい。それが身を守る手段です。

 

さて、明日は滋賀へ・・

頑張って行ってきます。

 


樹木相談

2010-11-09 07:08:58 | 近況ニュース

最近、樹木相談が、毎日のようにあります。

樹木回復は、以前からしていますが、年々増えてきます。

今年は、特に猛暑と雨が少なかったせいで、弱ってしまった樹木が多かったようです。

特に、庭園で手入れをよくしているところは、弱ってしまう樹木が多いですね。

人が手を加えれば加えるほど、自然循環が崩れていきます。自然な環境は、自ら葉を落とし、その葉を菌や微生物が分解し、その分解過程で栄養素をつくります。そして落葉が土中表面を覆うことにより、保湿を保ち、微生物が住みやすい環境にしています。菌や微生物もその落葉により、活性ができます。お互いに助け合っているということですね。食物連鎖は、一つの循環です。どの生き物も必要で、そして役目があるからこそ、自然サイクルがなりたっているのです。その落葉もやがて腐葉土となり、良質な土を造り上げます。落葉を綺麗に掃除してしまうことで、その循環も壊れてしまいます。

山に生息する動植物は、全て役目の中で生きているといえるでしょう。

虫やダニ、キジラミ、菌等によって枯れてしまうものは、弱っているからこそ、このような現象になります。自然な環境にすることで蘇ってきます。

農薬を使わなくても、育つ環境をつくることが、樹木にとって一番いいことになります。そして、いろいろな害が発生しません。

自然界の山では、枯れていく樹木も沢山あります。その枯れていく樹木も役目があり、同種の樹木を残す為に、密集しすぎて、互いに弱ってしまうことを避けたり、他の樹木との共生を果すために、弱いものから枯れていきます。子孫を残す為にもその環境を造り上げます。その中で、弱っているものに病気や虫、小動物の力でも助け合っているということになります。

自然をよく視ていると何故弱っているか、分かるようになりますね。