ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

空と海と山と

2010-11-11 19:31:02 | 環境
 

 学生時代は勉強をしても何か物足りない、そして何かが違っているような感じをいつも思っていました。そして、よく山に入り草や樹木などの植物と山で出遭う動物達、そして茸などを目にしては、気分よくいられました。また山から見上げる空の美しさは、なんともいえないほど美しいものであります。自由自在に姿を変える雲が大好きで、いつまで観ていても飽きることなく、よく観ていたことが多かったように思います。何も考えず、じっと空を見上げていると肩に小鳥が止まってきます。小鳥が止まると何か自分も自然の一部のように感じ、とても幸せな気分にさせてくれました。また海も好きで、海までよく通ったものです。空と海を眺めるのが趣味のようなものであり、空は春夏秋冬の違った姿を現し、海もまた、夏はとても穏やかでいて、美しい姿を現しているのに対し、冬が近付くにつれ、荒々しい姿に変化していきます。しかし、冬の荒海は、激しい姿を現しているのに何故か悲しい、寂しい姿に感じます。その寂しげな冬の海が好きで、よく一人で、寒い冬に出かけていました。夏は海水浴客で賑やかな浜辺も、冬になると全く違った光景で、誰一人いない、そんな砂浜に腰を下ろし、高い波をじっと見ているとザブ~ンという低音の音が、耳に飛び込んできます。その音が、なぜか心地よくさせる。低周波振動が体を活性させるような、そんな感じで10代のころから思っていました。

そして空と海と山が、私にいろいろな事を教えてくれました。自然の中では、教科書に無いものを沢山学び、気付きを与え、いわば自然は、私にとっての大切な教科書です。

誰にも教えてもらわなくとも自然は、沢山のことを教えてくれます。樹木の回復をさせる方法も山の木を観て、なにかその木が訴えているようで、その姿がしっかりと目に焼きついていました。今の方法が生まれたのもその木のお陰です。空と海そして山が、自然とメッセージを送ってくれているようにも感じます。

良い方法や研究は、いろいろ考えているとなかなか浮かびません。しかし、何も考えていない時に、ふと空から降りてくるような感じで、閃くことがあります。その閃きは、湧き出るというより、空から降って来る・・まだちょっと感じが違います。何か光のようなものが、頭の中に落ちてくるといった感覚でしょうか。そのような言い方の方が近いのかも知れません。

とにかく、考えるのでなく、閃くというべきでしょう。これも自然のお陰ですね。

この大地の豊かさも空と海と山のお陰です。海の水が蒸発し、雲となり、山に雨を降らせて、ミネラル豊富な水を造り上げ、伏流水となり川をつくり、また海へ返っていきます。この循環こそが、豊かな大地を造りあげますが、その中で動植物の働きがなければ、豊かな大地は生まれません。全て、必要必然により循環が行われているからであります。

この豊かな大地も今、人間という頂点に君臨するものが、汚染をさせ、次第にその汚染の範囲を広げています。しかしながら、頂点にいるからこそ、改善もできることになります。皆が自然を大切に思い、実践することにより変化していくものです。一度壊れてしまうとなかなか回復するまでに、時間がかかります。地球の寿命からすると100年や200年は、ほんの一瞬でしかありませんが、200年という年月は、人類において、孫の代でもなかなか到達できないほどの長い時間です。だからこそ壊れてしまう前に解決が必要となります。今、現在のうちに、少しでも良い環境にすることが子や孫の為になり、子々孫々と受け繋いでいかなくてはならないことです。この自然は、誰のものでもなく、勿論人間だけのものでもありません。全ての生きとし生けるものがいるからこそ、自然が保たれているからです。どんな小さな生き物にも役目があり、山には山の生物が、空には空の生物が、そして海にも海の生物が必要となるのです。全ての生きるものがいるからこそ、この自然があり、自然があるからこそ生き物が生きられる、生かされているといった方がいいのでしょうね。この美しき空と海と山は、我々が真剣に守っていかなくてはなりません。

 

 


硝酸態窒素濃度

2010-11-11 19:12:22 | 農業

今日も朝夕は、冷え込んできましたね。

11月も中旬ですので、当たり前といえば当たり前のことですが・・

一日中、資料つくりをしていました。

 

硝酸態窒素の話が、出てきたので、野菜に含まれる硝酸態窒素濃度を測ろうということになり、どこのスーパーにも置かれている野菜を調べてみることにしました。

スーパーで買ってきたセロリと大根の硝酸態窒素濃度がどの位あるか調べてみました。

まずは、セロリです。

1600ppmありました。

思った位の数値が確認できました。

大根は、セロリよりかなり多いのでは、と思い計測すると

4200ppmもありました。

やはり、硝酸態窒素濃度が高いですね。

NPKで栽培するとこのような結果が出てしまいます。

自然界のバランスからは、大きくかけ離れてしまっています。

安心安全な食材を育てるには、自然循環のバランスが必要です。

有機農業で栽培した作物やナサラ農法で育て上げた野菜を次回、計ってみることにします。

どんな結果がでるのかな・・?

 

楽しみですね・・というより怖いかもしれませんが。