厳冬期の赤城山「覚満淵」(手前)と「大沼」(遠方)を見渡す「鳥居峠」からの絶景
赤城山の火口湖・カルデラ湖には「大沼」「小沼」「覚満淵」の三つがある。いずれも湖面は完全氷結していた。これらをとりまく外輪山として、主峰「黒檜山(1828m)」をはじめ「駒ケ岳(1689m)」「地蔵岳(1674m)」等々数多くの峰が連なっている。日本百名山「赤城山」はそれらすべてを総称した名称で「赤城山」いう名の峰は存在しない。いくつもの登山コースがあり、赤城山スキー場も第一から第三まで三ヶ所にある。赤城山の山容はどの方向から見ても雄大で、なだらかな裾野の広がりは日本百名山の中でも富士山に次ぐ美しさであるといわれている。大沼・小沼でのボート遊びや冬場のワカサギ釣り、覚満淵高層湿原の散策コースなど人気のスポットとなっていて、赤城山全体が四季を通じて多くの人々が大自然の中で楽しむことができる観光地となっている。
JR前橋駅からバスで90分の県立赤城公園ビジターセンター前に「覚満淵」入り口がある。
「覚満淵」:駒ケ岳と地蔵岳の間の火口原にある周囲約1kmのカルデラ湖で「小尾瀬」とも呼ばれ、標高1360mの高層湿原は高山植物の宝庫となっている。3月には水芭蕉、4-6月のレンゲツツジ、7-8月のニッコウキスゲ・・・他にもいろいろな湿性植物が楽しめる。秋の草もみじと周囲の紅葉風景もすばらしい。入り口バス停からはわずか100m ほどで尾瀬を思わせるような木道の上に立つことができる。以前初夏と晩秋に訪れたことがあるが、木道に続く左側山すその小道をのんびり歩いて一周してもそれほど時間はかからず楽しく散策することができる。この日は写真のように完全氷結していて木道も水面も雪で覆われていた。
標高1345mの「大沼」は完全氷結していた。湖上にはワカサギ釣りのテントや犬と遊ぶ人の姿が見える。対岸には「赤城神社」へ渡る朱色の橋と社殿が見える。
上下二枚は「白樺牧場」付近の雪景色
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