2019.1.20 裏磐梯五色沼にて
福島県北塩原村裏磐梯の毘沙門沼(五色沼でいちばん大きな沼)へ向かう深い雪道をスノーシューで歩いた。駐車場から沼に向かう途中ふと見上げると、雪が積もった7mくらいの高さの木にからむように細い枝の木が伸びてその枝先にたくさんのきれいな赤い実が垂れ下がっていた。真っ青な空、真っ白な雪と真っ赤な実のコントラストが鮮やかで、しばらく立ち止まって見上げていた。これは何の実だろう?あれこれ考えたがどうしてもわからない。冬の赤い実というと・・・「イイギリ」がまず頭に浮かんだが、イイギリの実はブドウの房のような形で垂れ下がっているのでこれは違う。「ナナカマド」?いやナナカマドは秋に真っ赤な実を楽しませてくれるからこれも違う。
「ウメモドキ」かな?いや、ウメモドキの赤い実もやはり晩秋の頃でこんな厳冬期ではないなぁ・・・?というわけで、いまだにわからないままです。ご存知の方に教えていただければ助かります。メッセージでお願いできたら幸いです。(*メッセージは個人情報の記入は不要です。ハンドルネーム、ニックネームでけっこうです。メールアドレスも記入は不要です。)結果はこの記事の下に追記でお知らせします。よろしくお願いいたします。
「カンボクの花と葉」(福島県会津地方・2008年5月)(*Wikipediaより借用)
[追記]:コアジサイさんからメッセージをいただきました。調べてみたところ、この赤い実は「カンボク」の実だとわかりました。ご自宅の庭園に植栽されているとのことです。白い花が咲く5月ごろにも、来年の冬にもぜひまた裏磐梯へ行きたくなりました。コアジサイさん、ありがとうございました。
「カンボク(肝木)」:レンプクソウ科(以前はスイカズラ科)ガマズミ属の落葉小高木。東アジア北東部に分布する。日本では北海道、本州中部以北に分布。山地の林、やや湿気のある場所に自生する。花は白色で同じ仲間の「ヤブデマリ」に似ている。小さな無数の花は額紫陽花のように装飾花で囲まれている。葉はヤブデマリやガマズミとは異なり、葉先が大きく三つに割れているのが特徴となっている。材は白色で香気があり日本では楊枝に使われてきた。枝葉を煎じた液は止血効果があり民間薬としても利用されてきた。
一つだけ疑問なのは、こんなにきれいで美味しそうな赤い実が厳冬期までなぜ鳥たちに食べられずにそのまま残っているのだろうか・・・。これも調べたところ、同じ仲間のガマズミの赤い実は美味しくて栄養豊富だが、カンボクの実は有毒ではないがまずくて食用には適さないと書かれていた。
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