「ブルームーン」:長年の開発研究の結果、1964年にドイツで誕生した青いバラ「ブルームーン」は世界中で話題となり品評会で数々の賞を獲得してきた。しかし「青いバラ」とはいえその色は実際は紫・藤色がかっていて真に「青いバラ」とはいえず、その後も世界中で研究が続けられてきた。
その結果、2004年6月30日にサントリーから発表され、5年後の2009年11月に切花として日本で販売開始となった「青いバラ」は更に「青いバラ」に近づいて世界中から注目されている。そのバラは「アプローズ」(正式名=サントリーブルーローズ・アプローズ)と名づけられた。
「アプローズ」’appulause’とは「拍手喝采」の意味で、これはまさに世界中を驚かせた出来事であった。残念ながらまだ実物を見たことはないのだが、その写真を見ると・・・たしかに「ブルームーン」よりも「青いバラ」に近づいているといえるかもしれない。しかし、やはりどうしてもその色はやや「青紫」や「藤色」がかっていて、だれもが認める「青色」にはまだなっていないと感じられる。
そういうわけでそれ以後も引き続き世界中で更なる「青いバラ」を目指しての開発研究が続けられているという。一年でも早く一目で「青いバラ」といえる品種が生まれることを期待して待ち続けることにしよう。
*写真は早朝散歩で見つけた「ブルームーン」 (2016/7/15 千葉市都市緑化植物園にて)
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