今日、こちらの時間で午前10時(日本時間17時)から、法政大学のA先生、このプログラムの後継者となるK先生、国際哲学特講を履修している哲学科二年生七名、ストラスブール大学日本学科修士一年生の十二名と私とが参加して、ZOOMを使っての日本とフランスを繋いだ合同ゼミの第一回目が行われた。
A先生のご提案にしたがって、一時間を予定していた全体を三部構成にした。まず、学生たちの個別発表が三つ、それぞれに対して簡単な質問とコメントをA先生と私がした。フランス人学生二人による発表は焦点が絞りきれていなかったが、準備期間が短かったわりには、まあまあのできであった。日本人学生二人の個別発表は、それぞれに自分の経験に引きつけて風土を理解しようとしていて、簡潔でポイントをよく押さえた、とてもいい発表だった。それに続いて四グループに分かれてのブレイクアウト。最後に、全員ミィーティングルームに戻って、各グループからの報告とA先生と私とのまとめで全体を締め括った。当初の予定では、三部それぞれに二十分充てるつもりでいたが、第一部に三十分近くかかってしまったこと、ブレイクアウトのグループ分けに少し手間取ったことなどもあり、実際には一時間二十分ほどになった。
しかし、予行演習なしの第一回目としては、全体として上出来だったのではないかというのがA先生と私の一致した感想である。一方、同じ構成で一時間に収めるのには、ちょっと無理があることもわかったので、十一月十七日に予定されている次回は、一時間半にすることにした。
今日の発表とディスカッションを踏まえて、私が三十分ほどの録音授業を準備し、学生たち全員に今月中に配信する予定である。ストラスブールの学生たちには、それとは別に、彼ら向けの日本語での録音授業を今週末までに配信する。
試行錯誤を重ねながら、日仏を繋いだZOOM合同ゼミの可能性を追求していきたい。
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