南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

親指の規則

2009-10-31 19:11:23 | Weblog

“親指の規則”という言葉を今日のセミナーで初めて耳にしました。
100年以上前のヨーロッパでのこと、親指より細いものでなら夫が妻を打ってもいいとの決め事(習慣)です。
親指より細いものとは“鞭”のこと、まるで馬を飼いならすが如く、“鞭”で人間(妻)を躾けていたとのこと。
現代社会ではとても想像できませんが、そのDNAは「児童虐待」や「DV(ドメスティック・バイオレンス)」という形で残されています。

今日は「DV(ドメスティック・バイオレンス)」について多くのことを学びました。
「DV」と聞くとただ単に身体的暴力を思いますが、経済的DV、社会的DV、精神的DV、性的DV、など実に多様な姿があります。
DVの本質は、強者による弱者への支配関係にあります。
人は生まれながらにして、人間として生きていくための権利を持ちます。
それが「基本的人権」ですが、その人権を無視して、人を所有物や財産の一部として扱うことからDVなどが発生します。

知識としてのDVを学んだ後、チェック表を用いて自己評価をして“びっくり仰天”。
「私の意見」は優等生ですが、「私の実態」と「私の本当の気持」はDV男と同等でした。
一緒に受講していた女性いわく、『ひょっとしたら私は被害者?』
旧世代の亭主関白はもう完全に時代遅れの風習ですね。

心当たりある同世代の方々、気をつけましょうね。


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3 コメント

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Unknown (ワイルドワンズ)
2009-10-31 22:47:07
どうりで…。
無言のDVを感じているのですが、そういうのは無かったですか
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国によっては。 (印度の与助)
2009-11-01 10:13:33
DVではないでしょうが、印度では旧カースト制度の影響で、現在でも明確な身分分けが残っています。それぞれにやって良い事、悪い事があります。暴力はどの階級においてもダメですが、一方的な物言い(きつい命令形)をすることは結構あります。私たちのような駐在員は、会社内では身分が上の存在ですから、一歩間違えるととんでもないDV野朗になりかねません。意識した行動が必要です。
今日、日本に一時帰国します。「与助」とは言わずに連合の事務所に顔出してみますか?
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いろいろなDV (管理人)
2009-11-01 18:52:43
無言のDV、あるやもしれませんね。

印度のDV、聞きたいですね。
楽しみにしています。
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