南町の独り言

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「事業仕分け」と「ワイン」と「サイドウェイズ」

2009-11-01 18:47:46 | Weblog

今日はまったくフリーな1日。
奥方は国文祭の催しものでお出かけ、私も県庁近くまで同乗させてもらい、まずは県の「事業仕分け」2日目の傍聴に行きました。
興味深いふたつの事業費について議論している第2会場を選択。

ひとつめは「中小企業連携組織対策事業費助成」です。
なにやら難しそうな名前ですが、簡単にいえば「静岡県中小企業団体中央会」に対する2億8千万円あまりの助成金についてです。
構想日本からの派遣「仕分け人」による質問や意見にはなかなか厳しいものがあります。
そもそも論の“なぜこの団体が必要か、その存在理由を明らか”にできないと助成金不要の烙印を押されてしまいます。
まるで真剣勝負のような議論でした。
県民公募「仕分け人」を入れての最終判断は、行政の役割を終えて「民間」で実施すべしでした。厳しい!

次のテーマは「小規模事業経営支援事業費助成」です。
これも簡単にいえば「県内の商工会、商工会議所」に対する28億8千万円の助成金です。
28億円もの助成金があることを私も初めて知りました。
ここでも「仕分け人」は厳しく切り込みます。
中小企業と小規模事業所との違いは何か、結局組織の人件費を捻出し維持するための助成金ではないのか、などなど。
従来からある事業だからという説明や、時代遅れの事業では納得しません。
結局、この助成金は「内容を改善すべき」となりました。

なかなか緊迫感あふれた議論で中には“目からウロコ”という指摘もあり感心しました。
しかし「事業仕分け」で示された結論を実行するか否かは、行政や県議会に委ねられます。
残念ながらその大切な役割を持つ県会議員の顔を、たったひとりしか見つけることができませんでした。
議会そのもののチェック機能を問われるようなこの「事業仕分け」手法に、県議の対応はこれで本当にいいのか、疑問です。

ちょっと遅めの昼食は「生パスタ」と「赤ワイン」。
今日は11月1日、映画1000円の日です。
いい心持ちで見た映画は、「ワイン」が準主役の「サイドウェイズ」。
ライトタッチの中高年用青春映画でした。
久しぶりの映画をかるーく楽しみました。
良かった、良かった。

明日もいい日でありますように。


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