南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

江戸時代にタイムスリップ

2011-07-24 18:28:35 | Weblog

静岡市美術館で没後150年「歌川国芳展」開催中です。
今日は関連イベントで講演会「後姿の感情ー歌川国芳の自画像とその系譜」がありました。
歌川国芳は、江戸庶民には絶大な人気を博した浮世絵師です。
江戸末期の庶民の楽しみは「水滸伝」や「八犬伝」などの小説でしたが、その小説の表紙絵や挿絵の木版画家でもありました。
これは「水滸伝」の1場面ですが、これと同じ絵を江戸庶民もワクワクしながら見ていたと思うと、私まで江戸時代にタイムスリップしそうです。 

 

彼の絵の中にはたくさんの「後姿」が登場します。
後姿の人物に成りきってみましょう。
後姿の人物に自分を重ねることに成功すれば、あなたももう絵の中に入って遊べるはずです。
さああなたは大店の女将さんになりましたか?それともお付の奉公人?たまには坂の向こうから汗をかきかき大八車を引いてみましょうか?