オバマ大統領の就任式は全世界に報道され、人々の波と米国民の熱狂振りに驚かされました。
日本ではあれほどの興奮状態はお目にかかれませんが、連日鳩山首相や前原大臣などの言動がマスコミに登場してきます。
今のところ好意的な報道姿勢に感じ取れますが、どんな政策にも利害関係が生じます。
八ッ場ダムが典型的な事例です。
海の向こうのアメリカでは反オバマ勢力が勢いを増しています。
９月１２日にはワシントンで就任式に負けないくらいの大集会が開かれました。
日本ではあまり報道されない事実ですが、このサイトで写真もご覧ください。
この集会に集まったのは、オバマ大統領が目指す国民皆保険的な医療保険改革の反対を訴える人々です。
貧しい人々にメリットある政策のほとんどは、富める人々の負担を重くします。
政治とはまさしくこの利害関係の調整システムでもあり、オバマ大統領と民主党は従来低きに置かれていた貧しき人々や労働者の声を代弁して勝利しました。
ほぼ意見が２分するような政策ですが、オバマ大統領は果敢に攻め込むものと思います。
それでなくては反対集会に参加していない、オバマ支援者を裏切ることになるからです。
早晩、我が国でも反鳩山キャンペーンが繰り広げられると考えられます。
報道される内容だけで判断しないよう、報道されない事実もよく見て、自らの判断で行動しましょう。