goo blog サービス終了のお知らせ 

南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

離人症

2013-02-10 19:44:13 | Weblog
「自分で自分の存在を感じられない。
地に足が着いていなくて、夢の中にいる感じ。
こうして話している自分の言葉さえも、どこか他人の声に聞こえる。
どうしちゃったんだろう?」

人は実に多様で繊細な生き物です。
あの時こうしておけば良かった、ああすれば失敗することはなかったかもしれない、過去は取り戻せないのにあれこれと思い煩います 。
それが高じてくると、自己否定に行き着くこともあります。
自己否定から自己嫌悪に陥ると防衛力が働いて、今居る場所からワープして自分自身にバリアーを張ります。

先ほどの相談者はそんなところにいるようです。
話を聴いてみると、やはりある出来事から相当深刻なウツに苦しんだ経験がありました。
今の苦しみと比べたら比較にならないほどの苦しみだったと言います。
「良かったですね」そのままの気持ちを伝えたら、ホッとした様子でした。

今日の私はちょっと“たそがれ清兵衛”です。
昔のことをあれこれと悔やんだりはしませんが、先のことばかりが気になってなりません。
これは歳のせいでしょうか?
誰かに聴いてもらえたら、スッキリするでしょうね。

恵方呑み

2013-02-03 17:33:48 | Weblog
いつもお誘いいただいているのに、なかなか実現しなかった酒蔵めぐり。
今日はようやく実現しました。
土井酒造「開運・蔵見学」です。
浜松の「かたやま酒店さん」の主催です。
毎年大人気の蔵見学、その意味がよくわかりました。


これが彼の有名な大吟醸「波瀬正吉」の素です。


蔵見学と利き酒会を終えて、「つま恋」へ向かいます。
乾杯は節分にちなんで「恵方呑み」ですが、私も初体験。
今年の恵方は南南東とのことで、そちらを向いて乾杯。
あれこれ呑んで、あれこれ食べて足代込みで6千円です。


会場で知り合ったみなさんとともに、土井酒造の社長さんと記念写真。
ご馳走様でした。

ニッポンの給料「生涯給与トップ20」

2013-01-31 14:28:40 | Weblog
新卒で入社し定年まで働いたとしてあなたの「生涯給与」はどれくらいでしょうか?
週刊東洋経済の特集記事を見て、羨ましいやら妬ましいやらを通り越して、バカバカしくもなりました。
ワーキングプアやら生活保護やら囃し立てて、いかにも庶民の味方のような顔をするマスコミの多くがベスト20入りしています。
若くして年収1千万円を超える実態に驚きます。


隣り合わせ

2013-01-29 22:48:24 | Weblog
タフで男気があって面白くて、殺しても死なないように見えたSさんの突然の訃報。
最後のお別れはちょっとキツかった。
わずか半年あまりで急激に進行した病と必死に闘った彼の姿は生前の半分にも思えた。
68歳はあまりに早すぎたけれど…。

お葬式から帰って静岡大学へ急ぐ。
初めての企画で「大学生と連合若手組合員との交流会」だ。
就活ゼミなどという堅苦しいものではなくて、“働く”を一緒に考えようというものである。
この交流会はまた後日詳しく述べたいが、若さムンムンの大学生を感じとって、パワーをいただいた感じ。

終了間際に女房からのメール。
義父が急に心臓手術のために検査とのこと。
状況も分からずに病院へ急ぐが、幸いにも大事には至らずホッと一安心。
休憩所で休んでいたら高校生らしき男の子の電話の声が聞こえた。
「お父さん、慌てずにゆっくりと来てね。
もう亡くなってしまったから…。
部屋は◯◯3号室だから」

麻酔から覚めた義父を囲んで家族一同にぎやかに喜び合う。
でもこの部屋は◯◯2号室。
壁一枚隔てた向こう側は高校生らしき男の子が父親を待つ部屋。
そんなことはとても言えない私はただ静かに微笑んでいた。

若かろうが、年寄りだろうが、いつも平等に死と隣り合わせ。
これだけは避けようがない絶対的な真実だ。
だからこその“今”であり、“瞬間”であるのだろう。
あらためてそのことを感じた1日でした。

真・行・草

2013-01-27 19:35:47 | Weblog
先生も含めると13人中わずか二人の男性。
裏千家の初体験です。
まさかこの歳になって抹茶教室と最初は多寡を括っていましたが、ところがどっこい。
奥深いものやら、もの凄い気配りに、ある意味びっくりさせられました。

まず最初は「真・行・草」
正座してのお辞儀から始まりました。
書道で言う「楷書・行書・草書」ですね。
「真」はしっかりと1・2・3。
「行」はきちんと1・2。
「草」はさっと1。

先にいただくときは「お先に頂戴いたします」
その他にいくつもの礼儀作法を教えて頂きましたが、どれも理のかなったものばかりです。

どの世界にも師匠と呼ばれる人がおりますが、魅力ある師匠はいずれもコミュニケーションの達人です。
今日も素晴らしい出会いをいただきました。

感謝します、ありがとう。
また明日もいい日でありますように。

ひらひらと風花舞う

2013-01-26 16:43:21 | Weblog
寒い朝でした。
起きるとひらひらと風花が舞っています。
午前中は切れた電球の取り換えや図書館へ行って終了。
昼食後、炬燵番で読書でもと考えましたが、酒を飲むためだけの1万歩クラブではないと反省して、風花の中を散歩しました。
昨夜の1万歩目のお店探しは寒くて大変でしたから、今日はがっちり防寒ガードです。

土手を歩いている時は風花が横に流れますが、山裾では天から音もなく舞い落ちてきます。
ときおりちょっと大粒の花になったりして、なかなかの風情です。
歩いていると様々なことを考えます。

昨晩は大好きな川◯先生と楽しい議論を戦わせました。
仕事と活動と運動の違いについてです。
どうしても人は欲を持っていますから、いつしか運動や活動を忘れて、報酬目当ての仕事になってしまいます。
透明で公正であるはずなのにクローズされた不公正な場面を見てしまうと、真面目な運動員や活動家は離れて行ってしまいます。
リーダーは自らを律することから始めないと駄目ですね。

静かにただひらひらと落ちてくる風花を愛おしく感じてなりませんでした。

湯の花通り

2013-01-23 10:00:24 | Weblog
伊豆地協新年賀詞交歓会も楽しく終了。
昨夜はそのまま会場の「伊東小涌園」へ宿泊しました。
ここは連合加盟(サービス連合)の仲間の宿です。
みなさんもぜひご利用ください。
温泉も料理もお勧めできます。

朝食後、駅まで15分、ゆっくりと歩いて行きました。
なにせ1万歩クラブですから…。
早朝の温泉街だからかもしれませんが、どこか寂しげな感じがします。
「湯の花通り」を過ぎるともう伊東駅。
伊豆へ来るたびに思うのですが、広範囲に良いところがありすぎるんですね。
熱海や伊東や下田が代表的ですが、その他にいっぱい行って見たい温泉地があります。
そうは言ってもお金にも時間にも限りはあるし、信用できる情報も不足しています。

温泉宿以外にも伊豆地協の仲間に聞くと、たくさんの“美味しい情報(グルメ情報)を教えてもらえます。
いつかはそんな価値ある情報を満載したマガジンをつくれたらいいなとも考えながら海べりを走る電車に揺られて帰りました。

追伸…1万歩クラブ新会員です。

元旦と大晦日

2013-01-21 14:59:38 | Weblog
連合静岡賀詞交換会で榛葉参院議員が面白いことを言いました。
「元旦や 今年も来るぞ 大晦日」
二宮金次郎(尊徳)の句だそうです。

うら覚えで私も拝借。
「正月も 幕が明ければ 大晦日」
どうも違うなあ?と思って、榛葉議員に聞き直したところ「元旦や 今年も来るぞ 大晦日」だよと、丁寧に名刺に書いてくれました。

今日の連合&民主党定例会議でも早速使わせていただきました。
「元旦や あっという間に 大晦日」
同席していた榛葉議員の怪訝な顔。
(月日の経つのは早いから、早め早めに手を打とうということ…だから一字一句はどうということないんだよ)と、心の中で思いました。

ちょっと悔しいので、本当に二宮金次郎のつくった句なのかを、ネットで調べてみました。
すると「元旦や 今年もあるぞ 大晦日」と「元旦や 今年も来るぞ 大晦日」のふたつが出てきます。
結局、私はこれから「元旦や あっという間に 大晦日」を使いたいと思いますので、榛葉議員よ悪しからず。


追伸…1万歩クラブ新会員です。






1万歩目は“む佐志”

2013-01-18 10:52:04 | Weblog
昨夜は自治労さんの新春の集いを終えたところで、まだ1万歩には遠く届いていませんでした。
ちょっと多めに歩かないと1万歩目のお店にはたどり着きません。
少しでも家に近い方向を、と自宅目指して歩き始めました。

行き着いたお店は「む佐志」というお寿し屋さん。
だいぶ前に来たことのあるお店です。
記憶に残るのは“干瓢(かんぴょう)”。
お刺身を頼んで熱燗で飲み始めましたが、なかなかいい感じです。
このお店の売りのひとつであった“干瓢”をツマミで頼んだところびっくり仰天。
こんな感動的な味わいだったとは…。
大将に聞いたところ、以前は栃木県から取り寄せていた干瓢でしたが、昨年から滋賀県産に切り替えたとのことでした。
栃木産も美味しかったのを覚えていますが、滋賀県産はまた格別です。
無農薬栽培の干瓢を1年分仕入れて、お店で少しづつ戻して醤油とミリンで味付けしたものだそうです。
お銚子がついつい3本空になり、隣の女性客にも一皿提供してしまいました。
そのくらい不思議な味わいです。

ちょっと贅沢な1万歩目のお店でした。

どうしたんですか

2013-01-14 23:07:20 | Weblog
新しい仲間のみなさんと新年会。
狭い会場にギッシリと50人近くが凝縮してスタートしました。
いったん席についたらもう動くことは叶わないくらいです。
でも、だからこその会話で盛り上がっています。

みんな頑張っていますが、頑張れば頑張るほど、私は孤独になっていきます。
なぜか切なく感じました。

そんな私に…。
「どうしたんですか?」の一声。
その一言がなぜか胸に響きました。
どこかで私の孤独を見てくれていたんですね。
なぜか嬉しくなってアレコレと話が弾みました。

まだまだ勉強中の未熟者です。
もっともっとコミュニケーションを上手く取れるようにしたいものですね。
この次は私から「どうしたんですか?」と…できるようにしたいですね。