高処から眺めよ(アウレーリウス・自省録より) 下から眺める(柳屋小三冶)

物事を見るときには、余裕がほしいのですが難しいものです。状況が悪い時は、もっと下から眺めれば、いいのかも。

たわごと・その201

2006-04-18 08:32:35 | Weblog
 このブログまる1年になりました。で、今回は本当のたわごとを。
 朝、線路ぎわに菜の花が咲いていたので、有名な「菜の花や月は東に日は西に」という俳句を思い出しました。この句についての私の感想を書きます。蕪村という人は、想像で作成するのが多く、このような情景は実際には存在しないかも知れません。月と太陽が反対側にあるので、満月にちかい夕方で、月が意識できるためには、うす暗くなっていなくなてはいけないので、太陽が半分以上沈みかけている時に、菜の花が黄色く咲いているという情景です。菜の花は、1,2本ではなくて、日と月の間一面にさいている状態ですね。さらに「菜の花や」と言っているので、太陽、月、菜の花とみんな、金色ですが、1番かがやいているのは、菜の花だといっていると思います。極端にいえば、日や月はあまり関係なくて、菜の花の畑が、夕方、輝いている情景を表現したように、思います。イメージ的には、前に少し書きましたが、ゴッホの最後の作品で、烏が夕方、光って飛んでいる絵がありますが、烏は普通光らないですが、ゴッホは光るように見えたのですね。そんな感じを表しているのかも知れません。
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1 コメント

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深ぃ!! (シィ)
2006-04-19 00:20:21
深いですなぁ~。

私的にも解釈してみると、

月が東にいて、日が西にいる時間帯って夕方なんですょ

おそらく月は見えなかったと思います。

だけど西日って非常に強ぃぢゃなぃですか

だから野原一面ひ咲いている菜の花が光り輝いて見えたんぢゃなぃでしょうか。

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