城郭探訪

yamaziro

佐目館(明智屋形 通称:十兵衛屋敷)  近江国(多賀)

2015年11月13日 | 居館

高室山への登山道に【高室山城】が、下屋敷【佐目館】(滋賀県中世城郭分布より)

お城の概要

別 名 :伝明智屋形 通称:十兵衛屋敷

所在地:犬上群多賀町佐目 map:http://yahoo.jp/aixGVb

現 状:宅地、畑地

築城年:室町期

築城者:佐目氏{伝明智氏)

区 分:居館

標 高:233m  比高差:ーm

遺 構:末裔に見津(けんつ)氏宅

目標値:十二相神社

駐車場:十二相神社の近く空き地に路上駐車

訪城日:2015.11.12

 

お城の概要

『滋賀県中世城郭分布調査5』地図番号15Dに高室山城、佐目館の位置図が記す。

伊勢への旧街道を警戒・警備していた。

明智屋敷(通称:十兵衛屋敷)の伝説があり、佐目館【伝・十兵衛屋敷】・・(十二神社本殿と鳥居の間)

歴 史

『淡海国木間攫(おうみのくにこまさらえ)』、には「佐目村 此邑ニ往古明智此処ニ明智十右衛門尉門住ス、出生ハ美濃ノ土岐成頼ニ続セシカ後成頼に背テ浪人シ当国ニ至リ六角高頼ヲ頼ミヨセケル処御屋形曰明智ハ土岐ノ庶流旧家ナリトテ扶養来ヲ与ラレ二三代モ此処ニ居住スト云息十兵衛ニ至リテ越前ヘ立テ越前朝倉家ニ仕ランコトヲ望ム~云々」と記す。

『淡海温故録』には、「佐目 此処ニ明智十左衛門住ス云明智ハ本国美濃ノ者ニテ土岐成頼に続センカ後ニ成頼ニ背テ浪人シ当国ニ至リ六角高頼ヲ頼ミ寄席セケル処屋形日ハ土岐ノ庶流旧家ナリトテ扶養米ヲ与ラレ二三代モ此処ニ住スト云息十兵衛ニ至リテ器量優レタル者ニテ越前ヘ立テ越前朝倉家ニ仕ランコトヲ望ム~云々」と記す

犬上郡多賀町佐目に明智光秀伝説の存在が記されている。

佐目集落の南東端に佐目館が位置する、「十二相神社と鳥居の間に明智屋形(通称:十兵衛屋敷)」の伝承地がある。

 この地に末裔の見津(けんつ)氏が、現在も立派庭園付き屋敷にお住まいで、運良くこの日御当主にお話しを聞けた。(見津(けんつ)の由来は「明智光秀の光を見津に変え、見津(けんつ)」と読み、この地に住み続けている。)

庭が立派な【見津(けんつ)氏宅】・・・(明智氏の末裔宅のようです)

明智光秀の光(みつ)を三津(みつ)に置き­換え、三津(けんつ)と読み・・・多賀町議­さんの説で(自宅で調べましたので)

ご主人に腰越の城鳥瞰絵図(長谷川博美氏の作図の鳥瞰図)を見せて頂きました。十二相神社の鳥居

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査

    本日も訪問、ありがとうございました!!感謝!!


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