城郭探訪

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国史跡「雪野山古墳」の出土品特別公開 近江国(八日市)

2015年11月09日 | 文化財

 

「卑弥呼の鏡」目の前に 東近江・雪野山古墳で出土の52点

東近江市南西部にある国史跡「雪野山古墳」の出土品特別公開が五日、市内の能登川博物館で始まった。卑弥呼の鏡とも呼ばれる三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)など、古墳時代前期の貴重な文化財五十二点を間近で鑑賞できる。十五日まで。月、火曜は休館。

 雪野山古墳は東近江、近江八幡、竜王の二市一町にまたがる雪野山(三〇八・八メートル)山頂で一九八九年、未盗掘の状態で見つかった。四世紀前半の石室から出土した副葬品が国重要文化財に指定された。

 公開されたのは、東近江市が二〇一一年から進める保存修復事業で修復を終えた出土品の一部。三角縁神獣鏡五枚は割れ目が樹脂で継ぎ合わされ、銅に刻まれた精巧な模様がつややかに輝いている。

 つぼや装飾品、鉄の刀剣ややりなども当時に近い状態で展示され、当時の時代背景や埋葬者の人物像を想像させる。

 市は公開に合わせ、出土した武器や同時期の古墳をテーマにした連続講座「雪野山古墳の時代」を同館で開く。十一月七日、十四日、十二月十二日、一月二十三日。各回百人。無料。(問)市埋蔵文化財センター=0748(42)5011

中日新聞(杉浦正至)2015.11.6

 

修復を終えた三角縁神獣鏡が並ぶ会場=東近江市の能登川博物館で

写真

参考資料:新聞、展示会場説明

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