城郭探訪

yamaziro

訪問 【東海道 旧和中散本舗】2013.3.1

2013年03月01日 | 遺蹟

 

JR手原駅の東約2km、旧東海道沿いの六地蔵にあります。大角弥右衛門家の邸宅のことで、豪商の昔の姿をそのまま今に留めています。

六地蔵には江戸時代、旅人のために道中薬を売る店が数軒あり、大角家は、その中で和中散という薬を売る「ぜさいや」の本舗として栄えました。薬を売るだけでなく、草津宿と石部宿の「間の宿」として、公家・大名などの休憩所も務めたといいます。

和中散という名は、徳川家康が腹痛を起こしたとき、この薬を献じたところ、たちまち治ったので、家康から直々付けられた名前といいます。

邸宅の内部は、大きな店の間、ぜいを尽くした玄関や隠居所の欄間など、実に華麗です。特に、店の間などは豪商の店構えらしく重厚に造られ、板戸などもよく工夫されています。また、仕事場には、木製の動輪や歯車の付いた製薬用石臼が、昔のままの姿で保存されていて、興味深いものです。

店舗のほか、製薬場・台所・居間と玄関及び屋敷・正門・隠居所などが、国の重要文化財に、そして住宅全体が国の史跡に指定されています。

平成13年には、新たに庭園が国の名勝に指定されました。小堀遠州作という言い伝えがある池泉鑑賞式庭園の本庭には、築山(芝山)があり、背後には日向山(にっこうやま)が望まれ、東海道という連続した旅情の一場面を切り取った庭という趣が感じられます。

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