城郭探訪

yamaziro

唐川城 近江国(高月)

2016年07月08日 | 平城

お城のデータ

所在地:長浜市(旧伊香郡)高月町唐川 map:http://yahoo.jp/2x_TpS
現 状:竹藪・畑地・宅地分:平城 
築城期:織豊期
築城者:磯野右衛門大夫
標 高:106m 比高差:--m 
遺 構:土塁・曲廓・堀

目標地:唐川集落の赤後寺、綾の木の一本杉
駐車場:路上駐車

訪城日:2016.6.26

お城の概要

御神木「綾の一本杉」の先の川の橋の手前で路地に,この先の竹薮に二重の土塁が残存する。

涌出山には城郭遺構はないようで、独立した平山で標高195m/比高差80m、戦国期では独立峰は持て余す城地には大き過ぎたか?

お城の歴史

   永正15年(1518年)磯野右衛門大夫の居館。 (右衛門大夫は員詮(貞詮)の事と思われますが、嫡子の為員に磯野山城を譲り、隠居した場所なのか?

天文元年(1532年)に為員が浅井亮政に破れて討死し、磯野山城も落城していますが、この時に磯野氏は唐川に蟄居しています。その時の磯野氏の居館は決して粗末なものではなかったとされますので、この時の居館か?

綾の木の一本杉 

                      

『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「伊香郡高月町唐川(からかわ)、伊香平野の中央に独立する湧出(ゆるぎ)山の南麓に、長照寺、日吉神社とならび建立。本尊は千手観音立像と菩薩立像で、両像とも平安期の作で重要文化財指定。 

通称コロリ観音とも称され、伊香郡三十三所観音第十五番札所である。近畿、北陸地方など広く信仰されている。 

 片桐且元の賤ヶ岳合戦勝利奉献状、彦根藩家老木俣土佐守永代詞納状と位牌、膳所藩医林家奉納水鉢と道標、江戸官医田沢氏の紺紙金泥法華経、その他絵馬多数をのこしている。(後略)(今井清右エ門)」とあります。

 

  

 馬かけ場跡か?

参考資料:滋賀県中世城郭分布、遺跡ウォーカー、近江の城

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