プレイバックシーン
大型機の比較
関空での
A380 の定期運航は、現在タイ国際航空のみだが、
冬ダイヤでは、エミレーツ航空が運行決定、
期間限定でシンガポール航空と賑やかになるのが楽しみだ
ボーイング747-8 ジャンボ 旅客機は大韓航空が時折飛来、
フレーターは、シルクウエイやキャセイパシフィック、大韓航空が運行している。
この巨人機、独壇場の747時代がなんと30年以上続いた。
21世紀に入ると747の強力なライバルが登場した。
これがA380だ。
ボーイングも747-8 最新機を投入 今後も続く巨人機対決だ❗️
然し先行きは暗い。
両機の比較をチョットしてみよう
2018年8月25日. 12:12. バンコクへ
✳️タイ国際航空 A380. HS-TUB.
5月10日
●主要諸元
・乗員:2名(操縦士)
・定員:3クラス 525名 モノクラス 853名(生産なし)
・ペイロード:66,400kg
・全長:73m
・全高:24:1m
・翼幅:79:8m
・搭載エンジン:ロールスロイストレント970 ・アライアンスGP7270
・エンジン推力:70,000から72,000lb×4
・最大離陸重量:560,000kg
・最大速度:マッハ0.85
・航続距離:15,200km
・空虚重量: 運用時重量 276,800kg
・タイヤ:ノーズギア2本。ボディギア12本 ウイングギア8本 計22本
5月10日 ソウル⇔関空
✳️大韓航空 ボーイング 747-8 HL7644
●諸元・旅客機
・乗員:2名(操縦士)
・定員:3クラス 467名 2クラス 581名
・全長:76,3m
・全高:19,4m
・翼幅:68,5m
・搭載エンジン:GEnx-2B67
・エンジン推力:66,500lb×4
・最大離陸重量:435,456kg
・巡航速度:マッハ0.855
・最大航続距離:14,816km
・空虚重量:
・タイヤ:ノーズギア2本 ボディギア8本 ウイングギア 8本 計 18本
5月10日
✳️ ルフトハンザ ボーイング747-400
●諸元:旅客機
・乗員:2名
・定員:3クラス 416名 2クラス 524名
・全長:70.6m
・全高:19.4m
・翼幅:64.4m
・搭載エンジン:P&W社 PW4062型 GE社 cf6-80C2B5F型
・推力:P&W. 63,300lb×4 GE社 62,100lb×4
・最大離陸重量:412,800kg
・巡航速度:マッハ0.855
・最大航続距離:14,205km
・空虚重量:180,800kg
・タイヤ 計18本
巨大な航空機比較
巨大航空機4機種の比較図:
H-4 スプルース・グース
An-225 ムリーヤ
エアバスA380-800型機
ボーイング747-8型機
旅客機の重さについて
どれだけの人や、物を積めるのかなぁ？
旅客機には、機体強度や性能、安全性に関する様々な重量が決められている。
世界最大の旅客機A380の場合、
最大地上重量は562トン、最大離陸重量は560トン、最大着陸重量は386トン、
最大ゼロ燃料重量は361トンとなっている。
例えば 最大離陸重量と最大着陸重量には174トンもの差があるが、もし最大離陸重量で離陸した後、直ぐに緊急着陸しなくてはならなくなったとしても、燃料を減らして機体重量が394トン以下になるまで 着陸できない。それまで延々と飛んでいるのは大変なので、多くの旅客機には燃料投棄装置が設けられている。
またA380に限らず、旅客機は乗客と貨物、そして燃料などをすべて満載することは出来ないのが普通だ。満席の乗客、貨物の限度一杯の貨物、そしてタンクに入るだけの燃料を満載すると、最大離陸重量を超えてしまうのである。そこで条件の厳しい時は、このどれかを減らさなくてはならないことになる。
燃料は必要なだけは積まないと目的地に着けないので、まずは貨物を減らす。それでもまだオーバーしてしまう場合は乗客を減らす事になる。
また飛行機では、重量だけでなくバランス(重心位置)も重要となる。これは貨物の積載位置で調整するのが基本だが、特に小型機では乗客の座る場所も影響する。もし乗客が少ないのにキャビンの一方に窮屈にまとめられることがあったとしたら、それはバランスを取るためである可能性が高い。そんな時は、「あっちが空いているではないか」と勝手に動いてはならないので、まずは乗務員の許可を得なければ移動もできない。
離陸前には重量とバランスをチェックする。
どんな飛行機でも重量とバランスが規定以内でなくては安全に飛べない。出発前に最終の重量バランスがパイロットに伝えられる。
✳️ エアバスA380、なぜ10年で旅客機のステータスシンボルから凋落したのか?
・エアバスA380は世界最大の旅客機。
・運行開始から10年を迎えた。
・エアバスは317機を受注したが、その後、新規受注の獲得に苦戦している。
・A380は多くの航空会社にとって、大き過ぎ、高価で、非効率。
・A380の先行きは暗い。
2007年、エアバスA380は華々しく運航を開始した。｢スーパージャンボ｣と呼ばれるこの超大型旅客機は、ボーイング747が作り出した栄光をすべて奪い、現代エンジニアリングの限界を極めた。
だが10年後、状況は大きく変わった。業界の全てを変える“ゲームチェンジャー”になると期待されたA380は、今、生き残りをかけて戦っている。
4億3600万ドル（約490億円）のA380は、これまでで最も高価かつ豪華な旅客機。最大約800人も搭乗可能な総2階建ての巨大な機体が到着するたびに、空港は大騒ぎになる。
だがコスト重視の市場と燃料価格の変動のなか、A380を際立たせた素晴らしい特長は、不運な方向にも働いてしまったようだ。登場が20年遅かったという人がいる。また、過密化する空港事情において先に行き過ぎたという人もいる。
✳️ 初期A380がスクラップ化の可能性
2018年6月7日 ykstyle 0
航空機リースなども手掛けるドイツの投資ファンド、ドクター・ピーターズ・グループは10年間のリース契約が終了したシンガポール航空のA380を保有していますが、今後2機を解体し一部部品を中古市場にて再販する事を発表しました。
同社はA380におけるブリティッシュ・エアウェイズとイラン航空、ポルトガルのチャーター便専門会社ハイフライとの交渉が難航したことを株主向け資料で公表し、今後は解体、部品の中古販売を予定しています。
現在A380の中古部品はあまり市場に流通していないので、この事業により利益を確保したいとしているようです。今後更に2機が同社の元へ返却される予定となっていますが、現在はアジアで運航するエアラインと交渉を続けているとされています。
ただ現在のトレンドはツインエンジン機で燃費が向上が見込める航空機を導入するエアラインが多く、A380のような大型機の需要は低く今後もA380の中古販売は厳しい見通しとなっています。
