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旅客機の速度 実は半世紀以上変わらないワケ かつては「スピード競争」も下火の経緯 乗りものニュース編集部

2021-02-22 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)

旅客機の速度 実は半世紀以上変わらないワケ かつては「スピード競争」も下火の経緯
2020.05.18 乗りものニュース編集部

ジェット旅客機がデビューしてから70年近くが経過し、あらゆる部分で旅客機は大きな進化を遂げていますが、唯一あまり変動がないのが速度です。歴史的な背景をはじめ、そこにはたくさんの理由がありました。

70年以上頑なに破られない「マッハ1」の壁

 1952(昭和27)年に、イギリスのデ ハビランド エアクラフト社が開発した世界初のジェット旅客機、DH106「コメット」が運航開始してから70年近くが経過した2020年、いまやジェット旅客機は、珍しいものではなくなっています。

 そのようななか、ジェット旅客機の「スピード」はどれくらいの進化を遂げたのでしょうか。


旅客機の速度は音速を1とし、それと比べてどれくらいかという「マッハ」で表されることが多いです。マッハ1の速さはジェット機が巡航する高度1万mの場合、およそ300m/秒、馴染み深い時速に直すとおおよそ1080km/hに相当します。


黎明期のジェット旅客機の巡行速度は、「コメット」がマッハ0.68(約735km/h)、その6年後となる1958(昭和33)年に路線に投入された、ボーイング初のジェット旅客機「707」が、それより早いマッハ0.8(約864km/h)です。

 一方2020年現在のジェット旅客機の巡行速度は、ボーイングの主力機種で、2011(平成23)年にデビューした「787」がマッハ0.85(約918km/h)で、

日本航空 Boeing 787-9 (JA873J)



2019年にJAL(日本航空)が導入したことでも知られる、エアバスの最新モデルのひとつ「A350 XWB」も、ドイツのルフトハンザ航空によるとマッハ0.85と、いずれもマッハ1は超えていません。


日本航空 Airbus A350-900 (JA01XJ)


 黎明期のモデルと現行のモデルとでは、コックピットや座席数、客室の仕様やエンジンの騒音や燃費といったあらゆる点で、著しい進化を遂げています。ところが巡行速度については、ボーイング707が飛んでから現行モデルまで、これらほどは大きく変わっていないのです。


スピードが上がらないワケは「コンコルド」まで遡る

 ジェット旅客機の速度が上がらない大きな理由は、効率の問題が挙げられます。もちろん技術的には「超音速旅客機」を飛ばすことは可能で、その代表的なものが1969(昭和44)年に初飛行した「コンコルド」です。その速さはマッハ2.02で、時速換算では2200km/h弱に相当します。そして開発中止とはなったものの、ボーイングも1960年代に超音速旅客機「2707」の開発を計画していたなど、かつてはより速いモデルをつくろうというトレンドはありました。

 ところが1970年代ごろから「速さより量」の時代へと移ります。きっかけは、「コンコルド」と同年に初飛行を迎え、大量輸送時代の先駆けとなった「ジャンボ」ことボーイング747型機といわれています。「コンコルド」と比べて「ジャンボ」は、スピードでは劣っても、段違いの座席数で一度に多くの旅客を運べました。

また「速さ」より重視されたのが、環境や燃費であったのもポイントです。


たとえば飛行機が音速を超えると、ソニックブームという衝撃波が生じ、これが地上への大きな騒音や機体への負担につながります。また、黎明期のモデルや「コンコルド」などは、周囲への騒音や環境への影響が大きいものでした。こうした理由から「ジャンボ」など、1960年代以降のジェット旅客機は一般的に、ジェットエンジンのひとつである「ターボファンエンジン(取り込んだ空気を圧縮後、その一部を燃焼に利用し、残りはファンノズルから直接大気中へ噴出して推力を得るもの)」を使用していますが、このエンジンは音速を超えると効率が下がってしまいます。

 時代が進むにつれ旅客機の「ターボファンエンジン」は、より騒音や燃費効率など環境に配慮したもの(高バイパス比ターボファンエンジン)に移行しますが、音速を超えると効率が下がる点は変わりません。つまりいってしまえば、あえて速度が音速を超えないように設計しつつ、そのなかで燃費の良さや低騒音を目指す、といった状況が続いているのです。

 とはいえ「超音速旅客機」の構想も、まだ完全に下火となったわけではありません。直近では2017(平成27)年、アメリカのブームテクノロジー社が超音速旅客機構想を発表しており、JALも、この会社に出資を行うなどの後押しをしています。

【了】

最新鋭A350 &ボーイングの就航速度は下記の通り

A350ボーイング機との比較
-800 [79]

(A330-900neoと競合のため開発中止)

-900 [80]-1000-900ULR-900F787-9787-10 [81]
777-300ER[82]
777-200LR777F
全長60.7 m66.8 m73.79 m67.0 m62.8 m68.9 m73.9 m63.7 m
全高16.9 m16.5 m17.0 m18.7 m18.8 m18.6 m
胴体幅596 cm (235 in)574 cm (226 in)619 cm (244 in)
キャビン幅561 cm (221 in)546 cm (215 in)586 cm (231 in)
座席数270(3クラス)
312(2クラス)
314(3クラス)
366(2クラス)
350(3クラス)
412(2クラス)
310(3クラス)90 t
(貨物機)
250(3クラス)
290(2クラス)
301(3クラス)
350(2クラス)
365(3クラス)301(3クラス)103 t
(貨物機)
座席数
導入例
JAL国内線
369(12+94+263)
FrenchBee(LCC)
411(35+376)
CPA
334(46+32+256)
SIA長距離特別仕様
161(J67 S94)
ANA国内線
395(18+377)
ANA国際線
294(C38+PY21+Y235)
JAL国際線
244(F8+C49+PY40+Y147)
最大離陸重量248 t280 t319 t280 t298 t247 t不明351.534 t347.452 t347.450 t
最大燃料
搭載量
129,000 L141,000 L159,000 L165,000 L127,000 L不明181,280 L202,287 L181,280 L
就航速度マッハ0.85 (903 km/h)マッハ0.84 (892 km/h)
エンジン推力74,000 lb ×2*83,000 lb ×2*92,000 lb ×2*68,000 lb ×288,200 lb ×2115,300 lb ×2110,000 lb ×2
エンジンロールス・ロイス トレント XWBロールス・ロイス トレント 1000
GEnx
GE90-115BGE90-110B1
航続距離8,300 nm
15,400 km
8,100 nm
15,000 km
8,700 nm
16,100 km
8,700 nm
16,100 km
5,000 nm
9,250 km
8,800 nm
15,700 km
6,430 nm
11,910 km
7,900 nm
14,594 km
9,420 nm
17,446 km
4,990 nm
9,065 km
価格2.75億ドル3.11億ドル3.59億ドル不明不明2.65億ドル不明3.20億ドル2.96億ドル3.01億ドル

マッハの不思議・・素人なので・・・
雑誌から書き留めて置く

飛行機には「音の壁」がある

音速と飛行機の速度との関係を表す単位に“マッハ数”がある。
オーストリア人の物理学者マッハに因んでつけられたもので、飛行機速度と音速の対比を表す
一般的に頭文字のMを使い、例えばM0.82などと表現している
ただし「比」なので、マッハ数には単位はありません

さて、飛行機が速い速度で飛ぶことにより進む方向の空気が圧縮され
さらに前方へとその圧縮された空気が波となって伝わっていきます
その伝わる速さは、音が空気の中を伝わる速度つまり音速と同じでした
飛行速度がその波の速さよりも遅い場合には図②
波とちょうど同じ速さになると図③
波より速く飛ぶと図④
のようになります

この図から、ちょうど波の速さになると圧縮された空気の波の束ができますが
これが衝撃波です
そして波の速さ(つまり音速)を境にして、空気の流れが大きく違うことがわかります
このように音速を境にして、衝撃波が発生したり、空気の流れが違ってしまったり
するため、飛行機が高速になると音速を基準としたマッハ数、Mを採用しています
飛行機にとって、このような「音の壁」があるため、現在のジェット旅客機は
マッハ0.8前後で飛行しています

飛行機の速度と音の速度の関係・・・奥が深い

航空辞典
⬇️






【難読漢字】「業腹」って読めますか? 人間、こんなときもあります 字は簡単なのに、難しい… マネー現代 クイズ部

2021-02-22 00:10:00 | 難解漢字 現代ビジネス 連載
【難読漢字】「業腹」って読めますか?

 人間、こんなときもあります


字は簡単なのに、難しい…


腹の中には何がある?

突然ですが

「業腹」という漢字読めますか?


この言葉、人間がある感情になった状態を指しています。

楽しい、嬉しい、悲しい…?、

字面を見る限り、どの感情もちょっと違いそうですよね。

じつはこの言葉

「ハラワタが煮えくりかえるぞ〜」

ってくらい怒っているときに使うものなんです。

お腹の中にあるものが入っているくらいの

激しい怒りを表しているのですが…。


気になる正解は…?

答えは、「ごうはら」でした。

答え 業腹:ごうはら

仏教用語で地獄の罪人を焼くような激しい炎を

「業火(ごうか)」

と呼びますが

それが腹の中で燃えているというのが語源なのだとか



マネー現代 クイズ部