旅とエッセイ 胡蝶の夢

横浜在住。世界、50ヵ国以上は行った。最近は、日本の南の島々に興味がある。

初釣り – ボート釣り

2017年01月04日 19時41分19秒 | エッセイ
初釣り – ボート釣り

 あけましておめでとう。1日2日3日と良い天気でしたね。2日、初釣りに行きました。京浜大津でボート釣りです。釣りには最近また行き始めたのですが、大ていは楽をして乗り合い、それも半日のアジ釣りが専らです。ボートで釣るのは何年振りだろう。ちと体力に不安を感じる。
 天気は終日暖かくて風もなく、海面はベタ凪ぎ、太陽光が海面に反射してキラキラと光のダンス、雲がきれい。いつもの釣り宿が閉まっている。ホームページでは年中無休と書いてあったのに。向かいの始めての釣り宿に入った。何だか美形のねえちゃんがいたからね。でもサビキが売っていない。「すいません、うちボートの道具はあまり---」乗り合いが主流なようだ。今何が釣れている?と聞いても、すみません---。まっいいか。
ボートを出す時、にいちゃんに聞いた。今何?アジですね。カレイは?釣った人見たことない。イシモチは?あっイシモチなら出ます。海面はベタ凪ぎだ。おっ意外とスイスイ進むじゃないか。港を出て右に進み、旧市営プールまで行けば海底に根があるが、そこまでは遠い。割と岸に近い所で錨を下した。このボートの錨はすいぶんデカイな。こんなに大きくて重くては、引き揚げるのが大変だ。大津は深いんだ。15~20mはある。一本はサビキ、もう一本の竿には胴付き2本針に天秤、その先に長いのを一本付けた。正月から釣りをする物好きは少ないようで、広い海面にボートは4~5艘しか出ていない。
 いつも肝心なところで足りなくなるので、本日はコマセを2袋買ってある。餌は青イソメだ。ずっと使っていなかった竿は何と錆びてリールのストッパーが動かない。こりゃ潤滑油を差さなきゃ駄目だな。仕方がないので、リールを手で押さえて釣ることにする。仕掛けもサビキはあったが、キス用の仕掛けが無い。これも仕方がないからカレイ用の太いのを使う。どうも準備が足りない。釣り具屋に行って補充しなくては。
 ここでは豆粒のようなアジ(10cm位)が一匹。これがキスやメゴチなら逃がすが、アジは小さくてもカラ揚げという手があるから保存。ゴメンね。それにバケツに生かしておいて、背掛けにして大物を狙う手もある。ところがこの日、底物(キス、カレイ、メゴチ、ベラetc)はとことん駄目だった。青イソメ、買って損した500円。
 ちょっと沖に行くと海上にノリシビが設置されている。ロープを海上に張りめぐらせてノリを付着させ、ゴムホースで吸引するのだが、今日作業は休みのようだ。ノリシビは2段、横に3つほどの長方形の陣張りだ。あまり近づくと海底に張ったロープに仕掛けが絡まる。しかしノリシビの下では、ウマズラハギやフグが活発に活動している。
 2度目の場所は、手前のノリシビに接近する所に錨を下ろした。底狙いは仕掛けを上げても餌がきれいに残っているか、3本が3本ともヒトデが掛かっていやがる。しかもボートが流されて底物の仕掛けがサビキに絡まってグチャグチャに。そうなりゃアジに集中だ。おっおっサビキにアジが掛かり始めた。20cmオーバーのサイズが出始める。コマセはたっぷりあるもんね。コマセ袋にたっぷり詰めて底まで降ろす。底からちびっと50cmほど重りを上げるイメージで竿を振ってコマセを出す。2本目の竿をセットして降ろす。重りが10号、12号だから底まで届くのに結構時間がかかる。クックックク、当りが出た。一本を巻きあげる間に、もう一本を下ろして出来るだけボート下にコマセが途切れないようにする。バタバタと釣れ、しばらくお休み、またパタパタと釣れる。ここで15匹ほどのアジを釣った。大きさはまちまちだが、大きいアジは20cmを越える。まあ場所はあんまり関係ないだろう。アジの群れがコマセに惹かれて泳いできてパタパタと釣れる。しばらくすると去る。潮が動かないと、餌を追わない。
 釣れなくなったので、場所を移動して沖に行った。2つ目のノリシビの近くまで行った。ところがあんまり釣れない。型も小さくなった。それじゃあと岸の近くまで戻った。これが正解、一時期入れ食いになった。仕掛けを下ろした途端にクイクイ、反対側の竿がガクガクいっている。何だよ、沖より釣れるじゃん。もう30は越えたな。
 今日はサバが出ないな。イシモチも釣れない。一度サビキの真ん中辺にキスが掛った。18cmほどのまあまあサイズだ。アジばかりでは詰まらない。詰まらないが、食べる分にはアジはオールマイティーだ。もう一度場所を変えてノリシビ近くに行って数匹追加して釣れなくなった。潮止まりかな。7時半から釣り始めて、もう13時だ。あと少しコマセがあるけどここらで上がろう。40匹近く釣った、まあ良い半日でした。