「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ワグネルが囚人兵の募集を止めたわけ<2023・2・16ウクライナ紛争>

2023-04-01 13:24:46 | ウクライナ紛争

ワグネル、受刑者の採用終了 創設者発表
2023年2月9日 18:44 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3450700

推測では、4~5万人集められ80%ぐらいは、戦死したり行方不明になったりその他の理由で、戦闘不能になったと言われています。便利な使い捨て部隊で、ロシアの法の外にあり適用されるのは、ワグネルの掟です。だから、戦死者の数にカウントされません。
かなり、きれいにワグネルの現実を捕虜になったワグネル兵が語っています。現実は、残虐すぎて日記には書けません。

「とにかく生き残ること」、ワグネル元兵士が振り返るウクライナ東部戦線の恐怖
2023.02.15 Wed posted at 20:40 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35200019.html

「使い捨ての突撃兵」 ワグネルの過酷な戦術、ウクライナ諜報で明らかに
2023.01.28 Sat posted at 18:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35199258.html

この二人は、ワグネルの兵士であり、ワグネルの掟が適用されます。無事に除隊できるかどうか。裏切り者の裁定が下れば、ワグネルの掟が適用されるでしょう。実際に捕虜交換でロシアに帰国したワグネル兵に掟が適用されたケースもあります。

ロシア国防省も受刑者をウクライナへ、戦死者続出…CNN報道
2023/02/15 10:54
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230215-OYT1T50042/

ワグネルが、囚人兵を使い捨てにして一定の成果を上げたので、今度はロシア軍が囚人を徴集しているようです。ワグネルの場合は募集ですが、ロシア軍の場合は徴集ですから、逃げようがありません。逃げたくても刑務所の中ですから逃げられません。

ただ問題は、あります。ワグネルが囚人兵に鉄の掟を課して死地に送り込めたのは、そこが治外法権だからです。
囚人兵と言えどもロシア兵であれば、ロシアの国内法が適用されます。果たして死傷率80~90%の任務を遂行できるかは、疑問です。

「プーチン大統領は昨年11月、殺人など重大犯罪で服役している受刑者の招集を合法化する法律を成立させた。」

もっとも似たようなことは、やっているかもしれません。
ロシア兵の立場にある兵士に、ワグネルの鉄の掟を適用するのは不可能です。
だから、脱走兵が増えるでしょう。もちろん逃げ帰る先はロシア国内です。逃げ込む先は、ロシアの犯罪組織です。
ロシア軍の未来は、明るいとは言えません。
使い捨てにするんだからどうでもいいや・と思いきや?
逃亡されてロシアの犯罪組織を大きくするだけかもしれません。犯罪組織にもごりこまなければ、強盗その他凶悪犯罪を犯すでしょう。他に食べる道がありませんから。
ロシアは、どんどん悪い方向に行きつつあるように見えます。
そうでなくてもロシア西部では去年後半から、銃を使った凶悪犯罪が増加しています。これをやっているのは、ロシア軍の脱走兵だと思います。もっと増えて凶悪化するかもしれません。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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