「北の山・じろう」日記

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じつは「日本人」にとっては「意味がない8つの健康法」(奥田昌子)<2024/07/31

2024-07-31 20:07:31 | 食事と食品

2023.04.23
ヨーグルトを食べて体調が悪化…じつは「日本人」にとっては「意味がない8つの健康法」
https://gendai.media/articles/-/108239?imp=0

私も時々そんな知識を取り上げていたのかもしれません。
医学博士奥田 昌子さんの見解です。

詳しくは記事を読んでください。
著書
『欧米人とはこんなに違った
日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防』
この著作からの抜粋引用だそうです。

『いつまでも健康で若々しくありたいという人々の願いにこたえるかのように、次々に登場する新しい健康法。たいてい、もっともらしい説明がなされ、テレビや雑誌が盛んに取り上げます。店頭で見かけて、つい買ってしまったという人もいるでしょう。』
健康効果に医学的証明の伴わないものもかなり混じっているそうです。
「売らんかな!」
の発想や目的で紹介と言うより宣伝されているものがあると言うことです。

(1)健康法にも人種差の問題がある⇒問題と言うより人種により体質の差があり、A人種に有効な方法が日本人には有効でないか、かえって害がある場合もあるとのことです。
よく言われるのは、「欧米で流行している健康法」です。

『日本人は欧米人とは異なる遺伝子を受け継ぎ、異なる環境要因のもとで生きてきました。こうして作られた日本人の体質は、当然ながら、欧米人の体質とは多くの点で異なります。欧米人に有効な健康法が日本人にも効果があるとは限らず、それどころか有害なことすらあるのです。そんな健康法にはどんなものがあるのか、日本人と欧米人の体質の違いに注意しながら見ていきましょう。』

(2)具体例
1 日本人は頑張って筋トレしても“やせ体質”にはならない
欧米人⇒白筋(速筋)が多い⇒筋肉が付きやすい
日本人⇒赤筋(遅筋)が多い⇒筋肉が付きにくい

以下、記事を参照してください。
大雑把に言うと筋トレが日本人の健康に良いとは限らないと言うことです。

2 日本人はオリーブ油を使い過ぎると生活習慣病に

オリーブ油の健康効果は、「地中海沿岸地域の食事に注目が集まる」ようになったところからきています。
心臓病の発症率が低い国として研究者らは論文の中のが始まりです。

ところが、この研究では日本も心臓病の発症率が低い国として例示されているそうです。
『日本は(心筋梗塞などによる)冠動脈死が少なすぎて、患者の発症年齢、コレステロール値、血圧、喫煙歴について評価することができなかった』
※発症率が低すぎて取り上げられなかったようです。

『しかし、和食は一般的な欧米の食事とまったく異なることから参考にするのが難しく、欧米ではもっぱら地中海食について研究が進められたという経緯があります。日本人が心臓病を防ぐために、わざわざ地中海食を取り入れるのは見当はずれということです。』

地中海食事より更に健康的な和食に地中海式を取り入れる必要は、全くないと言うことです。
日本に古くから伝わる和食文化は、飽食の現代においては相当ハイレベルの健康食と言えます。

オリーブ油と同じ作用を持つ油は他にもあります。特にオリーブ油にこだわる必要はありません。
油は大さじ1杯で約110kcalの高カロリー食品です。
むしろ取り過ぎに気を付けるべきです。

3 牛乳って必要? 日本人の骨粗鬆症発症率は米国白人の半分
※これは他の医師も発言していました。

『そしてカルシウムの効果についても、世の中の常識が正しいとは必ずしも言えないようです。日本人のカルシウム摂取量は米国人の約半分ですが、骨粗鬆症の発症率は米国白人のほうが2倍高いのです。手足の骨を骨折する人の割合で見ても、日本人を含むアジア人は、欧米白人の2分の1~3分の2であることが明らかになっています。』

『この大腿骨頸部骨折の発生率と、カルシウムの摂取量を国・地域ごとに比較したところ、信じられないような結果が得られました。それが図2─1です。米国、ニュージーランド、スウェーデンなど、1日あたりのカルシウム摂取量が多い国ほど、大腿骨頸部骨折を起こす人の割合が高い傾向が見られます。アジア代表として入っている香港、シンガポールとくらべてください。この報告は「カルシウム・パラドックス」として世界を驚かせました。』

骨折や骨粗鬆症は遺伝的素因が大きくカルシウム不足だけが原因ではないと言っています。

『さらに2015年には、カルシウム摂取と骨折しやすさの関連について調べた46件の研究を総合的に分析した論文が公表され、食事からのカルシウムの摂取量と骨折の発生率には関連がないと結論づけています。』

日本人のカルシウム摂取
⇒海藻と緑黄色野菜、大豆や小魚など

『牛乳に関しては乳糖不耐症の問題もあります。』
人種差が大きい。
日本人については書いていませんが(業界配慮❓)乳糖不耐症の人の割合が多いです。
だから基本的に飲む牛乳は害の方が多いという傾向があります。

4 日本人が赤ワインを飲んでも害のほうが多い?


5 日本人がヨーグルトを毎日食べると食物アレルギーを発症することも

『ヨーグルトなどの乳製品が食物アレルギーの原因になりやすいとされ、頻繁に食べると発症率が上がります』

やはり牛乳が日本人の体質に向いていないことが理由ではないかと思います。
単に乳酸菌を摂取するだけなら植物性乳酸菌の方が、日本人の体に合っていることになります。

『では、そこまでして腸内環境の改善につとめる必要はあるのでしょうか? 日本の研究グループが、日本を含む世界12ヵ国の人の腸内細菌を比較しました。すると、細菌の種類が国ごとに大きく異なり、日本人の腸内細菌は体に有益な機能を持つものが多いことがわかりました。外国人とくらべてビフィズス菌をはじめとする善玉菌が多く、悪玉菌が少なかったのです。』

日本人は、特にヨーグルトを食べなくてもほかの食品から善玉菌を多く取り入れていることが分かります。

6 日本人が夏バテをおそれてしっかり食べれば太るだけ


7 日本人の便秘予防、食物繊維を摂取するだけでは不十分
記事を読んでください。

8 日本人はお茶やコーヒーで情緒不安定になる?


※いかがでしたでしょう❓
実は牛乳に関してはほかの医師も同じことをコメントしていました。
私の過去記事二もあります。

カルシウム摂取に関しては、私のこれまでの知識とは少し違いました。

ヨーグルトについて、ここまでリスクをはっきり指摘した意見は、初めて聞いたような気がします。

指摘されて改めて再認識するのは、従来からある和食が健康食として理想的と言っていいほど優れているという点です。
バランスよく沢山の食材を食べることが大切です。
肉類は控えめに、油はごく控えめにする方がいいでしょうね。
動物性たんぱく質を摂るなら魚介類が日本人の体質に向いているでしょう。知っている人は少ないと思いますが日本人は腸内に特殊な(日本人にしかない)消化酵素を持っておいて海藻類からもタンパク質を摂取しています。結構、これは日本人のたんぱく源になってきたと思いますよ。
大豆などのタンパク質を含む豆類も日本人に向いたタンパク質です。
約肉やステーキを食べる必要は、ないですね❓

などなど、過去日記には様々な健康知識を拾い読みして書いてきました。興味のある方は読んでみて下さい。
新しい記事では、古い記事と違うことを書いてある場合もあります。
健康知識も新しいこと、がどんどん発表されます。
その中には、役に立つ知識もあります。

地中海食事は、以前紹介しました。
しかし、この記事を読むと単純に古くからの和食の方が優れていることが分かります。

温故知新ではないですが、昔から伝わるものの中には見直すべきものが沢山あるのかもしれません。
しかし、これも誰かが科学的に証明してくれないと素直に納得は出来ません。
「頑迷固陋」と言う言葉もあります。

やっぱり外国で考え出されたものは、いいのだろうと思いがちです。
でも実際には日本人より欧米人が不健康な食事をしてきたから、改善する必要がある・と言うだけかもしれません。

「地中海食事」も最初に読んだときは、いいのかな❓と思いました。しかし今日、日本の和食を食べれば、もっといいんだ・と分かりました。


※関連記事目次
健康と食事と食品に関する記事の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b92e5a15608b21d43d1f87be41f2d0ec



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