「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

EU加盟に憧れるヨーロッパの小国、しかし現実は❓<2024.05.29

2024-05-30 20:24:46 | ヨーロッパ

2004.05.01
体制転換から15年(拡大EU)
https://iti.or.jp/flash/62
2019 年3月
EUにおける経済的格差の現状について
https://www.eu.emb-japan.go.jp/files/000462366.pdf

<EU 加盟国 経済格差 なぜ?>
EUにおける経済格差はなぜ生まれたのか? 東欧諸国の市場経済化、グローバル化が進み、情報通信技術(ICT)の発展したことによって、国際競争が激しくなる一方です。 企業は競争に勝ち抜くために、生産拠点を安い労働力が得られる海外に移します。 結果として、産業は空洞化して失業者が増えました。2021/09/15

欧州のおける所得格差問題
2020.12.09
https://www.iima.or.jp/docs/international/2020/if2020.19.pdf

中・東欧諸国の過疎化
http://www.seikatsuken.or.jp/monthly/shikaku/202003.html

中東欧4ヵ国からの急速な人口流出
http://www.world-economic-review.jp/impact/article2934.html

大体、傾向が分かると思います。
特に中東欧にEU加盟のメリットは、ほぼないと言えます。
貧困率が高い国は、豊かにはなっていません。
それどころか移動が簡単になったので急激な過疎化が起きている小国もあります。
日本の田舎と全く同じ構図で、貧しい地方から豊かな都会に働きに出ていき、地方で過疎化が進むのと同じです。

グローバル化と言えば聞こえは、いいですが、実際にはEUの中の先進国が後進国から富を吸い上げる構図があります。
関税障壁がなくなれば、貧しい国の貧弱な地場産業は競争に負けて倒産して、EUの大国の企業が進出する構図です。

つまり❓
特に中東欧の小国には、EU加盟はデメリットしかないと言えます。
それでもEUに加盟する国が多いのは、EUが「バラ色の未来」を宣伝するからです。
中東欧の小国には、EU加盟は一つの憧れです。
「EUに加盟すれば、生活が良くなるんだ・・」
これはEUのプロパガンダであり騙し文句です。

結局、EUに加盟したら豊かにはならず過疎化が急速に進行中です。
このような国が結構あると言うことです。
EU加盟国が増えればEU先進国が、そこに進出してグローバル化が進めば、EU先進国の利益が増える構図です。

ハンガリーのオルバン首相が・・・
「グローバル化など、くそ食らえだ!」
と強烈な発言をするのは、これを指して言っています。

アメリアの言うグローバル化も規模を大きくしただけで全く同じ構図です。

だからEUは、EUに加盟しない国をまるで悪い国のように言い立てます。
「EUに加盟しなさい。EUに加盟しない国は悪い国です。EU加盟を妨害するその国の勢力は悪い勢力です。」

こうやって内政干渉をしてEU未加盟の国を、EUに引き込んでいきます。

何を言いたいか分かってきましたね❓
今、無理やりジョージア国内に干渉してEUに引き込もうとしています。
それを妨害しているジョージア政府は、悪い政府と言う主張です。
ジョージア政府は、EU加盟を妨害している分けではありません。
EU加盟加盟とセットで押し付けられる西側参加を拒んでいます。
ジョージア政府は、中立政策を守りたいだけです。
それすら悪いというEUは、あくどいと言えます。

EU加盟は、東ヨーロッパの小国にとってはEUの経済奴隷になるのと大体同じことです。
EUは、ジョージアに・・・
「EUの経済奴隷になれ!」
と言っているのと大体同じです。
ジョージア政府が、それに抵抗して当然でしょう❓

しかしEUはジョージア国内の跳ね返りを扇動して、EUに加盟させようとしています。
本当に、あくどい!と思います。


※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。