「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2023・2・15ウクライナ紛争>ウクライナは、どう戦うのか?

2023-04-01 13:19:07 | ウクライナ紛争

ドネツク州ブフレダールでの戦闘は、ウクライナ軍の圧勝でした。
しかし、これは始まりにすぎません。
去年、動員した30万人の大兵力が主にルハンスク州とドネツク州に集中投入される見込みです。

ウクライナ軍も現在の兵力や火力を考えるなら戦線を広げすぎている部分があります。ロシアに反撃する戦力が去年は、なかったから戦線は膠着しました。
しかし、ロシア軍が大兵力を投入する以上は、戦線の縮小が必要です。

それは、スバトベとクレミンナの中間地点に進出している部隊であり、バフムートの守備部隊です。バフムートに戦略的な価値は、ありません。ロシアにとっては、のどに刺さったとげのような位置にあります。だから、ロシアにとっては、制圧する価値があります。

ところが、ウクライナ軍にとっては、その北西にある・
クラマトルクス・スラビャンスク・リマンのラインの拠点都市の方が、はるかに重要です。

バフムートも去年の8月から、ロシア軍の猛攻に耐えてきました。しかし、周辺が制圧され市の郊外まで戦闘地域が及んできました。包囲されれば、全滅か降伏です。脱出ルートが確保できているうちに撤退するべきだと思います。
バフムートを、ここまで肉薄したのはワグネルの囚人兵の人海戦術です。どれだけ死んでも押し寄せてくる攻撃方法です。バフムートでは、その続きをやるでしょう。だから最終的に、ここは放棄せざるを得ないと思います。

当然、ウクライナ軍の作戦本部も考えては、居ると思います。しかし、撤退する部隊は早く撤退させて、ロシア軍の大攻勢に備えないと無駄な人的損害を出すことになります。

ウクライナ軍の戦術は、陣地防御しかありません。
防衛ラインを決めて、そこを守り抜くしか現状、方法がありません。火力が不足している以上、それしか出来ないからです。

3月の半ばを過ぎれば順次、今回供与の決まった武器がウクライナに届き始めます。もう、その訓練は始まっていますから届いて数がまとまれば、すぐに実戦配備できるでしょう。西側の兵器で火力が強化されれば、ウクライナ軍はタイミングを見て攻勢に出ることが出来ます。

3月10日くらいまで前線を維持できれば、地面がぬかるみ始めて、重戦闘車両の行動が困難になります。それまで、持ちこたえれば戦況は、ウクライナ軍に好転すると思います。あと1か月持ちこたえれば、ウクライナ軍は何とかなります。

そのためにも賢明な作戦計画が、望まれます。

ロシア軍がいかに弱く指揮官がぼんくらであろうと、大人数での人海戦術は、それなりの効果はあります。半分くらいは、死傷すると思いますけれど。ロシア軍は、更に(隠れ動員)を、継続しているようです。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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