オリーブ園が真っ二つ、地震で300mの「谷」出現 トルコ南部
2023.02.15 Wed posted at 08:28 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35200041.html
これは、言葉が間違っており「谷」ではなく「地割れ」です。それが、一気に大規模に起きたので、谷に見えるだけです。今回のトルコ大地震は、東アナトリア断層の西半分が、一気にずれたのではないかと言うほど巨大なものです。震源域を見ると、目検討では300kmくらいあります。横の幅が、100kmくらい。しかし、プレート型地震では、それほど大きな規模ではありません。
被害が大きくなった原因は、耐震性のない高層建築物が多かったためです。
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第2章 トルコの地震危険
https://www.giroj.or.jp/publication/earthquake_research/No12_2.pdf
丁度、ユーラシア・プレート、アラビア・プレート、アフリカ・プレートが、せめぎ合う場所が、今回地震の起きた東アナトリア断層です。
大地溝帯(アフリカ東部)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E6%BA%9D%E5%B8%AF
プレートテクトニクス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%B9
大地溝帯は、アフリカ東部にあります。
これは、離れるタイプのプレートの動きです。
アフリカプレートが、大地溝帯で分裂しつつあります。
やがては、この地域は海になると考えられています。
そして、この動きがアラビアプレートとアフリカプレートの方にもつながっています。
紅海~死海地溝帯と呼ばれる部分です。
紅海は、この地殻運動によりできたと考えられています。
つまり、今回のトルコ大地震で突然できた大きな地割れは、紅海~死海地溝帯に連なる部分です。その一番、北側に当たります。
トルコの大地震は、この大きく広範囲の地溝帯を作る地殻運動で発生したのかもしれません。
もし、そうであるならば、トルコの南のアフリカプレートとアラビアプレートの境界の断層沿いで、地殻変動と言う意味で大きな動きが出て来るのかもしれません。
ケニアに巨大な地割れ、アフリカ大陸「分裂」の証拠か
2018.04.06 Fri posted at 14:44 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35117315.html
これは、完全にアフリカプレートが分裂する地殻運動の中で起きました。これも地震により起きました。もっと正確に言うなら、地殻の分裂運動が地割れを作り地震を引き起こしたというべきでしょう。
短い間隔で起きていますから、ケニヤからトルコ南部に至る地域で地殻の運動が活発になっているのかもしれません。