「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

米ロが冷戦後最大の身柄交換、その意味することは❓<2024/08/04

2024-08-04 19:54:07 | アメリカ合衆国

米ロが冷戦後最大の身柄交換、WSJ記者ら バイデン氏「外交の偉業」
By Andrew Osborn, Filipp Lebedev, Lucy Papachristou, Trevor Hunnicutt
2024年8月2日午後 3:52 GMT+92日前更新
https://jp.reuters.com/world/us/TOZEDUGZCFLLFLY74NQTBRCMUA-2024-08-01/
囚人交換で釈放のロシア人スパイの子ども、帰国便の中で初めて自らの国籍知る
2024.08.03 Sat posted at 12:33 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35222352.html

記事だけ読めばその内容しか分かりません。当然です。
しかし記事を読むと交換した囚人の数が一致しません。
『ロシアで収監されていた24人が釈放され・・
8人がロシアに、ロシアから西側に16人が引き渡された』

※バイデン大統領のコメント
「外交と友好の偉業」
同盟国による「大胆で勇敢な決断」を称賛
「同盟国なしには不可能だった」
「ドイツ国民を守る義務と米国との連帯が重要な動機になった」

※なぜ今頃急に❓との疑問の答えはありません。
Hara Blogの管理人が面白い記事を見つけて掲載していました。

2024年08月03日04:25
F-16ウクライナ納入報道と米露囚人交換の関係
https://hara.livedoor.biz/archives/52340542.html
「Military Summary Channelの面白い分析」がソースです。
『 通常このようなことが行われるのは停戦協議の前であり、その道の関係者はピンときてしまうのだそうです。
 ですから、このニュースを掻き消さねばならぬということで、「F-16がキタぞ、もう飛んでるぞ!」とメディアの食いつきがよさそうなネタをリリースしたのだろうと。』

米露囚人交換のニュースは、余り拡散してほしくないようです。本当は、ひっそりやりたかったのでしょうね。

米ロの間の停戦協議と言えば、一つしかありません。
あるいは、何らかの停戦協議が水面下で始まるのかもしれません。

2024.08.3
ウクライナが天秤にかける領土と国民、どこまで代償を支払えるのか
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukraine-balances-territory-and-people-how-much-is-it-willing-to-pay/

少し前からゼレンスキーが国内向けに奇妙なことを言い始めています。
『独立が守れれば、この戦争は勝利したと言える』

これまでは、全領土の奪還まで徹底戦争継続を煽りまくってきました。
『この戦争はクリミアに始まり、クリミアで終わる』

随分、トーンダウンしてしまいました。
その後、領土割譲停戦を容認する国民が去年より増えた・と言うような世論調査のリークがありました。

・・・・・その後、更に雰囲気が変わり・・・・・・・・
<RBC-Ukraine>
「ロシアとの戦争終結について語られることが多くなった。この話題はゼレンスキー大統領やその関係者が語る中心テーマの1つになっている。ウクライナメディアでも『交渉』という言葉が頻繁に使われるようになり、事実上『交渉』がタブー視されていた昨年とは対象的だ」

<Ukrainska Pravda>
「領土と国民のどちらを優先すべきか」というテーマの社説を掲載した。

<BBCとのインタビュー・ゼレンスキー>
「戦争に負けることは国を失うことだ」と語ったが、司会者が「貴方にとって領土と国民のどちらが重要なのか?」と尋ねると「それは比較できるものではない。人間の命は重要だが、だからと言ってロシア人に国土の30%を与えていいという理由にはならない」と回答し・・・

・・・・・・・・・・・・・

ウクライナ国内では、このようなゼレンスキーの態度の変化があります。
今すぐに停戦の話など持ち出せば、ゼレンスキー・一派は、国民や過激民族主義者から八つ裂きにされるでしょう。
だから徐々に国内に停戦気分を広げていこうとしているようにも見えます。

これは前線の兵士にも伝わっていると思います。

最近、特に激戦のドネツク州中部の戦場において、ウクライナ軍がほとんど戦わずに退却する例が見られます。
兵力不足と兵士の体力や精神力が限界に達している事も理由だと思います。

しかしロシア側の停戦条件は、6月に示されています。
停戦合意が出来るとしたならドネツク州はロシアに割譲される土地です。
今更そんな土地を命を懸けて守る必要がないことは確かです。
生きて帰りたいなら自分の身を守るように兵士も部隊も行動したとしても不思議は、ありません。

ポクロウシクPokrovsk戦線の最大の要衝と思われるプロフレスProhresの場合は、守備に就いていた部隊は全く戦わず退却しました。
ロシア軍が市街地をほゞ無傷で接収したからです。

2024.08.2
危機的なドネツク州ポクロウシク方面、ロシア軍が猛烈な勢いで前進
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-advance-with-great-force-towards-pokrovsk-in-critical-donetsk-region/

ポクロウシクPokrovsk戦線では、プロフレスProhres撤退頃を境にウクライナ軍は、気持ち戦っている姿勢は示しますが直ぐに撤退することを繰り返しています。

「ロシア軍が猛烈な勢いで前進」と言うより「ウクライナ軍が迅速に退却している」と言うべきでしょうね。
多少でも戦えば、今のロシア軍の進撃スピードが実現するはずがありません。
もっと言うなら現場の指揮官同士で相談して(ウクライナ側が上司に報告できる程度で)ロシア軍の進撃速度を調整しているのではないか・とさえ思えます。

停戦交渉が予想されるなら、双方ともこれ以上無駄な犠牲を出す必要もありません。
ロシアが要求する領土からは、さっさと退却した方がウクライナ兵は死なずに済むのは確かです。

相当怪しい最近のウクライナ軍の撤退ぶりでは、あります❓

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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