「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

非正規雇用労働者問題と立憲民主党<2023年7月

2023-07-23 08:36:34 | 日本の社会

ABCマートが5000人時給アップ、パート女性一人の声がきっかけだった「賃上げまでできるんだ」
2023年7月13日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/262749

記事を読んで、「そうだよな・」と思いました。
記事の女性パートは、会社の提示した賃下げに納得できず本社の社員に訴えたり、労働基準監督署に相談しても状況は変わりませんでした。

そこで労基署に教わり一人から入れる社外労組の存在を知ります。労組の「総合サポートユニオン」(東京)を知り加入して会社と団体交渉しました。

結果、女性の時給は5月分から60円上がって1090円になりました。会社は、パートら約5000人の基本時給の平均6%の賃上げを決めました。

話は目出度いように思いますが、最初はこの女性一人で、その後ほかの店舗のパートが一人参加しました。参加者はそれだけでした。

感謝の言葉を言ってくれたのは、たった一人だけだそうです。賃上げ交渉に参加したのも二人だけ。

他の人は、全く参加せず迷惑がる人や距離を取る人ばかりだったようです。

非正規雇用労働者問題が分かりやすく現れていると思いました。せめて3分の1でもいいから、賛同してくれる人たちがいたら、もっとスムーズに交渉もまとまったと思います。

既存の労働組合が非正規雇用問題を無視してきたことが、結果として今の状況を生み出しているのだろうと思います。

※そして、立憲民主党です。
大きな支持母体は、連合です。
連合は、既存の労働組合の代表です。
連合の支持におんぶにだっこが、今の立憲民主党のように見えます。立憲民主党も非正規雇用問題を無視している事になります。

今、非正規雇用問題に取り組んだり、あるいは既存の労働組合に非正規雇用労働者の組合加入を勧めるような政党はないように見えます。
または、社外労組が今あるわけですから、ここへの加入を勧めるような政策も取ろうと思えば、取れるはずです。

そういった取り組みをしないで、非正規雇用問題を無視し続けるから野党支持者は、どんどん減っていくのであろうと思います。

護憲だの安保反対など止めて、非正規雇用問題に真剣に取り組む政党が出てくれば、やがては大きな支持を得られるようになると思います。今、約4割が非正規雇用です。その4割を無視するから、野党は支持を減らし続けるのであろうと思います。

国民のための政治とか社会的弱者への配慮とか、そういったことを忘れ果てているのでは、ないでしょうか?
それで国会で議席を増やそうとしても、土台無理です。だから現に日本維新以外の政党は、議席を減らし続けているのであろうと思います。約4割の人々を見捨てれば支持は減り続けるでしょう。

この人々が願っていることは安い時給の引き上げや雇用環境の改善であり、護憲だの安保反対などではありません。野党の多くは、考え方が基本的に間違えていると思います。まず生活であり、護憲や安保反対はその次です。

そして今、改憲支持政党が約7割の議席があります。この問題は、もう反対するだけでは済みません。国民の意見を重視するなら、改憲の議論を始めるべき時です。

安保は日本の基本的な国防政策です。日米安保がなければ日本の国防が成り立たないのは、誰の目にも明らかです。安保の内容をどうするかの話であって、否定する話を受け入れる国民は、今となっては少数だと思います。

一部の野党は、考え方を180度間違えていると思います。それが国政選挙のたびに議席を減らし続ける理由だと知るべきでしょう。

もっと厳しい言い方をするなら?
一部野党は、自分たちの政党のための政治ゲームをしていると言えると思います。それは、到底まともな政治活動とは言えません。無い方が、いいくらいです。反省してほしいと思います。



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