「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024年アメリカ大統領選挙の予備選の盛り上がらない理由<2023年7月

2023-07-23 08:37:47 | アメリカ合衆国

来年秋に迫った米大統領選の予備選がまったく盛り上がらない理由
2023年07月19日(水)11時40分
https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2023/07/post-1318_1.php
来年の2024年11月5日が本選挙の投票日です。
民主党の予備選挙は、最初のサウスカロライナ州に続き、2024年2月6日にネバダ州とニューハンプシャー州で、2月13日にジョージア州で、2月27日にミシガン州で実施される。
最も多くの代議員を獲得した立候補者が、選挙年の夏に開催される党の全国大会で党の代表候補に指名される。

こんなスケジュールです。共和党の方も大体同じでしょう。

普通なら、今頃予備選の投票に向けて熱心な選挙活動が繰り広げられるはずなんですが?

民主党の方は、現職バイデンを中心とした挙党態勢が成立しています。
『理由としては、最高裁の過半数を保守派に取られ、どんどん保守的な判例変更が進められていることへの危機感から「絶対に大統領ポストを死守する」という求心力が働いているのが大きいと思います。これに加えて、コロナ禍後の経済が堅調であり現職への不満が少ない、ウクライナ支援で党内が結束している、という事情があります。』
▽ジョー・バイデン(現)......63.5%
▽ロバート・ケネディ・ジュニア......14.6%
(直近1カ月の全国世論調査の平均値)

一方の共和党の方は?
『トランプが過半数を超える支持を受けている中で、待望論のあったデサンティス・フロリダ州知事への支持が低下しています。一時は30%を超えていたのが、ここへ来て20%を切る気配となり、選挙資金も集まっていないとか、選対のリストラをしているなどの報道も出ています。』
▽ドナルド・トランプ(元)......53.7%
▽ロン・デサンティス......20.2%
(直近1カ月の全国世論調査の平均値)

共和党支持者を見ると本当に不思議ですが、刑事訴追後トランプ支持が急上昇して今、トランプ圧倒的優勢になりました。刑事訴追もトランプに対する批判も、全部アメリカ政府と金融街の陰謀なんだそうです。ほぼ、陰謀論に支配されている世界です。こういう人たちがアメリカ人の大雑把に半数ですから、アメリカの未来は暗いと言わざるを得ません。

トランプの言っている事とプーチンの言っている事は全く同じです。
「自分は悪くない。自分に敵対するものが悪い。」
だから、トランプは2020年大統領選挙が盗まれたものだと未だに主張しています。
つまり、トランプは法律も自由選挙も否定しています。選挙をやれば、自分以外に勝つ人間はいない!と言う論理です。トランプもプーチンも独裁者だから同じ事を言うわけです。

それを支持する人がアメリカ人の大雑把に半分ですから、もうアメリカもダメかもしれません。

そんな状況の中で、2024年の大統領選挙を迎えることになりそうです。

ワールド
2023年7月20日9:20 午前1時間前更新
バイデン氏支持がトランプ氏上回る、経済安定や中絶問題影響か=ロイター/イプソス調査
https://jp.reuters.com/article/usa-election-poll-idJPKBN2Z000L

幸いなことに、現時点ではバイデン大統領を支持する有権者がやや多いようです。
トランプ支持が多くなったら、アメリカはもうおしまいだと思います。それは、陰謀論を信じる人がアメリカ人の半分以上いる事を示しているからです。
法律を否定し自由選挙を否定すれば、民主主義を否定するのと同じです。結果として、今のアメリカの政治制度自体を否定しているのと同じです。次にあるのは何?トランプ独裁に他なりません。それは、アメリカ式プーチン誕生です。

陰謀論を信じる人間には、この単純な理屈が理解できないようです。日本人にも結構、いるみたいですね?



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