木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

9月5日 総合防災訓練・AED講習

2008年09月05日 | 活動日誌その他
9月5日 18:00~ 平成20年度総合防災訓練が村民センターで行なわれました。

 主に、AED(自動体外式除細動器)取扱の講習(3時間)です。
 ちなみにAEDは、automated external defibrillator(オートメイテッド エクスターナル デフィブリレイター)。どっちも長々した名称。そのまま「AED」と覚えるしかないです。(笑)

 講習では、倒れて意識がない人を発見してから、助けを求め、心肺蘇生法、AEDの操作までの一連の流れを学びます。私の班では栗屋村長も一緒で、各人が人工呼吸、心臓マッサージ(30回)を、つごう4~5回汗だくになって実施しました。

 AEDの使い方はさほど難しくなく、電源を入れればアナウンス音声が流れ、それに従って作業します。

 今回知ったのは、AEDが、単なる電気ショックで、停まった心臓(死んじゃった?)を動かす機械じゃないという事。
 厳密に言うと、心臓が停まっているように見えるのは、心室細動というケイレンしている状態だそうです。この時に、心臓の状態を分析し、その心室細動を取り除き(除細動)、心臓を元通りに動かす機械がAEDなのです。

 だから、本当に心臓が止まっていると(もしくは除細動では治せない場合)、AEDが分析して「ショックは不要です。心臓マッサージを開始してください」と言う場合もあるわけで。
 こうなったら、とにかく救急車到着まで心肺蘇生法を続ける事になります。

 見ると実行するとでは大違い。やってみるとぎこちなく、手順が前後したりします。やはり、こういうものは体に覚えこませるのが一番なのでしょう。

 一緒に参加した自治会長さん達の間で、色々と質問が飛び交いました。いざという時、どこからAEDを持ってくるか?など。現在木祖村内のAEDの設置場所は、村役場、小学校、中学校、ふれあい館(味噌川ダム)、サニーヒルの5ヶ所だそうです。
 こういう設置場所も、HPとか目に付きやすい場所に周知しておかないと、
「はい、あなたはAEDを持ってきてください!」
「えっ?どこにあるか知らん・・・」って言われちゃいそうです。
 倒れた場所によっては、AEDを取りに行くより救急車の到着のほうが確実に早いかも?!

 今回多くの村民がAED講習を受けたことで、もしかしたら人の命を救えるかもしれません。一連の救命処置は、高齢化社会の『一般常識』として、今後覚えておきたい知識になってゆくのではないかと思います。