木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

平成23年9月議会 一般質問1 激甚災害発生時の対策について

2011年09月23日 | 木祖村議会と議員
星の一般質問・1問目

1、激甚災害発生時の対策について

Q(星):主に災害発生時の初動対応について。
 災害による孤立時に重要なのがヘリコプターによる救援・救助だが、郡内の防災ヘリ・ドクターヘリの場外離着陸の指定場所は、木曽町は16か所、王滝村は14か所なのに木祖村は2か所でいずれも役場周辺になっている。
 一方、木祖村には境峠神谷断層と奈良井断層があり、薮原は二つの断層の合流点に位置する。また小学校前は、洪水時に河川断面が足りないと指摘されており、災害時に問題なくヘリが発着できるかは疑問。厳冬期は道も凍結し、積雪量が多い時には必ずしも重傷者を役場前まで緊急輸送できるとは限らない。ついては役場以外に、各地区のグランドやこだまの森等にもヘリの離着陸指定地を増やしてはどうか。

A(総務課長):基本的に有事の際のヘリ発着場所は臨機応変に対応するとのことである。とはいえスピーディーな運用という点では、ヘリ発着場所を村内で情報共有しておく事も必要。スキー場やこだまの森、ダム周辺などで離発着した実績もあるので、ヘリポートの増設や発着可能な立地条件を調査し、今後の防災計画の中でポイントとして設けていきたい。

Q(星):災害発生時の情報伝達方法について。大震災では停電により同報無線が使用できなくなるケースがあった。広報車による情報伝達も、緊急車両や公的車両は人命救出に優先的に使用され、各集落の安否確認や情報伝達はあとまわし、初動では徒歩伝令や自助による避難・救命行動しかできなかった実態がある。
 その際、地域で最も必要とされ効果を上げたのは携帯用拡声器だったとされるが、これらを地区や自治会単位で配置し、緊急時に一般住民が使用できるよう準備する考えはないか。

A(総務課長):ライフラインが途絶えた場合、同報無線は庁内と個々のバッテリーにより一定時間の情報伝達は可能である。消防団には衛星携帯電話を配備しているので、地域と村との情報交換もできると考える。小型拡声器等は消防と相談しながら、できる配備はしていきたい。

Q(星):住民が自分の身を守るための意識啓発について。今後は社会教育等で、学校や義務教育では教えない技術を、大人も子供も学べる機会が増えれば良いと考える。こうした防災教育は、今後の防災計画の中でどのように取り入れていくのか。

A(総務課長):まずは行政懇談会で防災をテーマに行う予定で、住民と意見交換をしながら今後は進めていきたい。




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