木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

オール買物弱者?

2011年10月18日 | 木祖村議会と議員
 10月18日 議会報編集委員会。再校終り。
 委員会では、買物アンケート結果について話題となる。

 村内の買物アンケートの結果の主な内容は以下の通り。

 村内での買物は主に食料品と医薬品…いわば日常的に最低限必要なものに限定される。最も多い食料品でも3割といったところ。

 買い回り品:耐久消費財や趣味品は専門店百貨店…圧倒的に塩尻市、松本市へ「流出」というが、果たしてこれが問題といえるかどうか。
 これは都市部でも同じ傾向ではないだろうか。 現に東京下町在住時は食料品日用品は最寄駅と自宅の間の徒歩区間で買い、家電品等は秋葉原などに足をのばしていた訳で…。

 興味深いのは「地元で買物をしない理由」。価格が高い、品揃えが悪い、品質鮮度が悪い。は80%を占め、移動手段がない&歩いて買物に行くのが大変というのは約8%。
 なおこのアンケート回答者の主な年齢は50才台ー70台以上が合計で78%である。うち70才以上は31%である。


 調査結果を概観してみると買物弱者把握の為の調査と言うよりも、村内買物不満調査という結果になってしまったようです。そもそも買物弱者とは。地元の店が減ったり商品に満足できずに困っている者ではなく、高齢化により体力的健康的もしくは移動手段がなくて購入できない人達の事…なんかアンケートの取り方がしっくりこない。

 買物弱者の中には高齢化で運転免許証を返上した人も含まれている。地方は車社会を前提に日常生活が成立すると言っても過言ではない。ぶっちゃけ都会の生活者の方がはるかによく歩く。昔は地方でもお年寄りはよく歩いたと思うが、結果的に地方では車社会がメタボや買物弱者の増加に拍車をかけてる気がする。

 先週だったか某コンビニが買物弱者対象に宅配サービス…の記事を見た気はするが、都市部近郊とここでは利用者の意識に大きな差が出る気がする。お馴染みさんとのつきあいとかコミュニケーションとか。
 実際に生協の宅配サービスを利用しているのは、高齢者よりもむしろ小さなお子さんを抱える若手世帯というのが現実だと思う。特に私が住んでいる村営住宅では小さな子供を抱えたニュー・ファミリー層が多いので実感。

 高齢者の問題でもうひとつ気になるのは、全く身寄りのない独居老人はさておき、子が都会に出て行ったまんまのケース。ネグレクトの場合と、都会に呼び寄せて同居を勧めても慣れ親しんだ土地を離れ難い場合など、別れて暮らす理由は様々。行政もそう簡単に他人の人生には立ち入れない。

 あと気になったのが、「会館利活用について」の意見要望。
 九電やらせメールやサクラ配置の説明会…とまでは言わないが、村の審議会役員や条例委員、議員など直接村政に関わる者や主催する立場、委託先など利害関係者は回答者から除外すべきかと。あまりにもこの項目だけが買物とは関係なく唐突だったw。
 
 なんか他の目的があるんでしょうかね?( ̄ー ̄)


 


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