木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

5月14日 伊那木曽連絡道路フォーラム

2011年05月14日 | 木祖村議会と議員
5月14日 伊那木曽連絡道路フォーラム(伊那市「いなっせ」、14:00~)に出席しました。
 伊那と木曽を結ぶ伊那木曽連絡道路、いわゆる権兵衛トンネルの開通5周年を記念して開催されたものです。

■基調講演:「これからの地域づくりと道路」
  谷口博昭氏 (芝浦工業大学大学院教授・国土交通省顧問)

その他、事例報告:「伊那木曽連絡道路の整備効果」杉井淳一氏(飯田国道事務所長)、「東日本大震災の対応について」「地域資源と道づくり」菊池春海氏(中部地方整備局道路部長)など。

討論(15:30~)
 木曽・高山(飛騨)・伊那から、行政や商工~観光関係者7人の代表による意見交換会も開催されました。
 途中、木曽のある方の意見発表が長ーーーーーくて、随分時間が押して会場の空気が××(…独演会じゃなくて討論会ですから…苦笑)という場面もありましたが。

 たしかに権兵衛トンネル効果というのはあらゆる面で具体的な効果があったと思います。R361号がオールシーズン通行可能となっただけで交通量は年間200台から4000台に。
 どなたかも指摘されましたが「こんな便利な道路がタダで通れる!」というのは、長野県以外から来た人間にとってはモノスゴク実感できる話です。私も木曽に来たばかりの頃は「どうして安房トンネルといい、黒部アルペンルートといい、三才山トンネルといい、盆地から盆地、谷から外に出るだけでこんなにお金をとるトンネルばかりなんだよっ長野県わあー!」と思った事があったので(爆

 日本の道路網を見れば一目瞭然。地形的な制約が大きいとはいえ中部山岳地帯は市町村数が多いわりには道路網が圧倒的にスッカスカです。個人的には新宿からの中央道を塩尻からそのまま延長して、京都まで直線的にぶっ通して欲しいぐらい。
 木曽にもやっとう回路が1ルートできたとはいえ、国道19号の通行止めは年間平均20件もあってまだまだ不便です。小さな町村の中だけで住民は暮らしている時代じゃない。駒ヶ根市長の話に限らず、長野~岐阜~富山の道路のネットワーク化は、災害があろうがなかろうが最低限の社会インフラとしても必要だと思います。
 今後は飛騨地域も含めた観光圏で連携をしていこうという前向きな意見も多く、これからの発展を期待させるようなフォーラムでした。


 なお、この日は以前から先約があったので、フォーラム終了後は伊那市内の某レストランへ。


 +;゜*゜ヽ(´∀`)ノ゜*゜;+。 

 木曽郡内を1時間走っても、こんなデザートが食べられるレストランはありません!(キッパリ)
 私も権兵衛トンネルが開通して、シアワセになった一人であります。