木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

1月5日 木祖村消防出初式 

2008年01月05日 | 木祖村議会と議員
1月5日 10:00~ 木祖村消防団の出初式が行われました。


 木祖村社会体育館にて式典が盛大に行なわれ、各消防団員に対し表彰状、感謝状等が贈られました。式典後は役場前駐車場で観閲式を行った後、数年ぶりの晴天のもと薮原の町並みを一周して分列行進が行なわれました。
 木祖村の消防団は昭和24年に自治体消防としてその実態を確立したもので、60年の歴史を持ちます。現在は第1分団~第4分団・機動隊・喇叭隊によって構成されており、地域住民が安心して住めるよう消防・防災活動を行なっています。


木祖村出初式には村上県議も参列されてました

 出初式といえば、纏(まとい)振りやはしご乗りのイメージが強いものですが、それは江戸などトビ職に由来する消防団や町屋密集地、いわば都市部の風物。狭隘な木曽谷農村部の出初式はもっと現実的です。
 一つには、この時期降雪や吹雪に見舞われるということから、木祖村の場合、式典は屋内になりますし、消防車やポンプ車のパレード(分列行進)が主体になるのは悪天候時でも無理なく行えることからだと思います。
 また村の消防団員は、消防を本業としているわけではありません。いざ火災・災害が発生すると、時には各自の仕事を中断し、現場に駆けつけて地域の安全を守るために職務を遂行しているもので、極端な話演舞の技の練習よりも日頃の消防訓練が重要なのです。
 村の消防団活動は、地域の実情に即した最も伝統あるボランティア活動のひとつといえるのかもしれません。

余談:消防団のユニフォームの一部である腹掛け。この腹掛けは厚手でしっかりしており、意外にも暖かく、深いポケットが前についているので「普段の山仕事や作業にも日常的に使いたい・・・」と一部の議員の間で好評でした。
 機能的な着衣というものは何の仕事にも便利なようにできているものですね。