木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

6月12日 砂防事業を学ぶ1

2007年06月13日 | 活動日誌その他
6月12日 松本砂防事務所が開催している開放講座に参加。

 北アルプス地域を中心とした砂防事業の理解を深めるために、個人で研修講座に参加することにしました。

 木祖村でも昨年より塩沢をはじめ村内の沢で崩落や土砂流出が起こっており、流域住民にとっては集中豪雨が来るたびに予断を許さない状態です。奈良井宿の災害もさることながら、以前から奈良井川贄川付近の砂防壁が崩れ落ちた状態なのを見るにつけて沢の崩壊が気になっていたので応募しました。
SABOの開放講座は保険料を除けば原則無料です。毎年競争率の高い抽選が行なわれ何度申し込んでもハズれると聞いていましたが、運良く一発当選できました。

 講座はフォッサマグナなど地殻の基本知識から始まって、土砂災害のメカニズムや災害事例、治山事業や砂防事業について学び、バスに乗って現地見学まで行ないます。参加者には意外にも年配の男性が多い(工事関係者?)。

 講座内容は大学講義なみに密度が高く、基本をみっちり学んでから実地に移動するパターンです。

 今回は歴史的遺産にもなっている明治~大正期の事業例が主な見学先でした。100年先を見越した工事が、みごとに山の地形を復元し、自然に溶け込んでいるのが印象的でした。



フランス式階段流路(松本市)