真夏日から解放される水曜日の夕暮れどき、新宿伊勢丹屋上ではオリオンビアフェスタ初日。お馴染み、赤や黄のノボリが何本も並びます。屋上庭園には何故かススキが・・・あいにくの曇り空、乾杯を捧げる今宵の月は拝めるでしょうか？サザンスター３５０ミリの青色缶 １４２円は沖縄値段で嬉しい。ちなみにドラフト生ビール（大）は ４０１円・・・１円単位の端数は何でしょうか？消費税ではないようですし・・・。ビアフェスタは来週月曜日までのロングラン。
銀座ソニービルの沖縄美ら海水族館です。さすが南国の熱帯魚・・原色もカラフルな色合い。昨年は人工海水でしたが、今回は沖縄の海水を運んできました。正真正銘、沖縄の海が東京・銀座に再現されていますよ。そういえば２２日発行の琉球新報にも取材記事が掲載されていましたし、ロイター通信も世界に発信していましたっけ・・。
築地市場近くの小さな公園は、人工ながらも園内の木立の間を小川が流れて、せせらぎの音に癒されるものですが・・。その音をかき消すばかりの主が・・サクラの木にいました。体長３センチにも満たないニイニイゼミでしょうか。ジージー・・と絶え間なく鳴いています。警戒心がないのか・・こんなに近寄っても逃げる素振りがありません。そのうちにツクツクボウシやアブラゼミも合唱に加わって・・。いやあ・・賑やかです。真夏日続く毎日ですが、セミの合唱が本格的な夏の訪れを告げています。
銀座の夏の風物詩・・・ソニービル前の大水槽、今日は１１時からオープニングです。ソニービル開業の１９６６年以来、４１年・４１回目の夏場限定水族館。今年も沖縄美ら海水族館の協力のもと、４８種類・およそ７００匹もの熱帯魚が沖縄の海から集まりました。中にはウツボ・ナポレオンフィッシュ・小型のサメなど初めて登場の魚も・・。ビル館内では沖縄美ら海水族館の大水槽・黒潮の海を悠然と泳ぐマンタやジンベエの映像が３Ｄの立体的な画像で迫りますよ。猛暑を凌ぐ涼やかな空間は夏休み期間中・８月３１日までのお披露目です。
二日目の中野チャンプルーフェスタは風がそよぎ暑さを忘れそうです。夕刻から始まった琉球國祭り太鼓の演舞はいつもながら勇壮。道化役の京太郎（チョンダラー）はいませんが、ニ体のシーサーが愛敬を振りまきます。エイサー太鼓の響きに胸打つのはウチナーンチュのDNAを受け継いでいるからでしょうねぇ・・。締めのカチャーシーは沖縄ニービチのフィナーレ状態、手拍子を打ったり口ずさむ観客の何と多いことか・・・東京にしっかりと根付く沖縄を再確認。
中野駅北口、中野サンプラザ前では中野チャンプルーフェスタ、第４回目の開催でござい・・・。かつて中野五丁目に県出身者交流のための「沖縄の家」があった縁から、この地で沖縄の伝統芸能が広まったようです。気運高まり、七月開催のフェスタは四度目の夏を迎えたのね・・・民謡、エイサー、出演団体数知れず。先程は奄美ほこらしゃ三人娘（？）がチヂン打ち鳴らして登場、よいすら・豊年節など島唄の競演でした。
今週末から来週にかけて、東京は南国沖縄色に染まります。１９・２０日の二日間は中野チャンプルーフェスタが中野駅北口・中野サンプラザ前で開催・・当然、エイサー道じゅねーがブロードウエイなど近隣の商店街を練り歩くとか・・・。銀座ではソニービルお馴染みの水族館が２１日・海の日にオープニング。沖縄の熱帯魚が都心に泳ぎます。新宿伊勢丹では１４回目を迎えた物産展「めんそーれ大沖縄展」が２３日から２８日まで・・期間中、伊勢丹屋上ではライヴステージも展開するオリオンビールのビアフェスト、そして２６日・土曜日は新宿駅東口一帯で２００８新宿エイサーまつり・・これは７回目のお祭り。これだけのボリュームが短期間に集中しています、全てを体験するのは至難の業かもしれません。
１９５８年１２月からの開業以来、東京のシンボルは半世紀の歴史を刻むのですね・・・「オールウエイズ・三丁目の夕日」 ゴジラに何度も倒されましたが、そのたんびに立ち直りましたね。プラタナスの向こうに東京タワー・・・この構図は気に入ってます。
新橋駅に来てみれば、SL広場の温度計が３２度を表示しております。蒸し暑い昼下がり・・・気温は南国奄美・沖縄と何ら変わりません。暑さしのぎに喫茶店に避難・・ふぅ、アイスコーヒーの美味しいこと。お冷やのお代わりと一緒に熱いお茶と「ごゆっくりどうぞ」の一言を頂きました。
東京でも公園の木立からセミの鳴き声が聴こえてきました。まだ数えられるほどの鳴き声ですが・・・。銀座のフォトギャラリーで「なりきり家族の写真展」を観てきました。四人家族が被写体になりきって、４０点もの集合写真がギャラリーの壁を隙間なく埋めています。写真家の次男の発案らしいですが、ある時は畑仕事に精出す農家であったり、漁師一家でもあり・・・おゃ、海女さん？に扮したり、閉店後のラーメン店で撮影したり、病院ではドクター・ナースになりきって・・・セルフタイマーでの撮影ですが・・・消防車の前で全員が消防士というのは、そこまでやるの？でも、７０歳台のお父さんや６０歳台のお母さんの消防士姿は妙に似合いますねぇ。それぞれの撮影シーンに一家総出で取り組んでおられます。はた目には馬鹿馬鹿しくもあり、可笑しくもあり。でも、写真に写る表情ひとつひとつに家族の強い絆が伺えます。皆揃ってハイ！ピースも家族のかけがえのない思い出ですが、「なりきり家族の写真」からも、一家の心が通う情景がほのぼのと伝わって・・・心に清々
しさが残る写真展です。
しさが残る写真展です。