2024年09月05日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[第9回東方経済フォーラム ロシア漁業庁長官 投資目的漁獲割当の貢献を維持する]
2024年9月3日から同6日までの間、ウラヂオストクにおいて第9回東方経済フォーラムが開催されており、この枠組みの中で、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、投資目的漁獲割当の産業発展への貢献を強調した。
シェスタコフはロシア漁業の近代化が進んでおり、これにより漁労、加工の生産性が向上し、安全性と適正な労働条件が確保され、関連産業の発展にも貢献していると報告した。
特に、漁船建造、水産複合施設建設等の付帯義務プロジェクトがある投資目的漁獲割当について、世界に類のないプログラムで業界の投資は大きな発展を経験していると語り、高次加工製品の生産量が12%から32.5%に増加して、国内と国外の双方の市場への製品供給の可能性を高めていると言及、これらの製品を50%まで増加させる計画であると加えた。
またシェスタコフは、国内市場は国産水産物で満たされており、余剰分を80カ国以上に輸出供給していると述べ、中国が50%を占める主要な買い手であり、アジア市場でロシア産水産物はその品質の高さが評価されていて、日本と韓国にも供給されていると語り、輸出額も増加していることが重要な成果だと加えた。
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